企画:仁本物語弐【illust/52333018】
「あなたの幸福を書いてあげましょう」
◆きぬ/半妖(妖狐+古籠火+古椿の霊+龍燈+狗賓+夜刀神+人間+猫又+片輪車+火車+以津真天+おとろし+一反木綿)/♂/外見20歳くらい
右目と尾の先に炎を灯した猫又。
触れても熱くはないらしい。
“幸福なふたり”を愛する、しがない物書き。
何処かで聴いたような、誰かの物語。
例えば、いのち尽きるまでのあたたかく撫ぜる掌と、日の当たる縁側を手に入れた三毛猫のはなし。
例えば、人斬りの鬼を誑かした三味線弾きのはなし。
例えば、縁結びの社に押しかけた、恋に恋した娘のはなし。
例えば、ただひとりの王子様になりたがった、ちょいととぼけた写真屋のはなし。
どれもどれも、彼らの望んだ、しあわせなはなし。
著作はすべて赤い糸で綴じられている。
◆家族
父:いと【illust/54568272】
母:夜舞さん【illust/54533940】
「知ってるんですよ。
父さまも母さまも、お互いのことばかり、いっぱい、いっぱいに詰め込んだ
誰にも触れさせない箱をお持ちだってこと。
ふふ、かわいらしいですねぇ」
妹:唯縒さん【illust/55304854】
「泣かないで、唯縒。お前のおはなしを書いてあげよう。うんと幸福な物語にしよう。
ぼくのかわいいお姫さま。しあわせにおなり」
◆5ヶ月間ありがとうございました。
ご縁をいただきましたオトンヌさん、文鳥さん、ちょめたさん、ごんたさん
それから、此処まで見守っていただきました皆さまに感謝を。たのしかったです。らぶ。
2016-02-29 01:24:04 +0000