【仁本物語弐】唯縒【第伍世代】

ごんた

◆仁本物語【弐】:【illust/52333018

アナタも、唯縒の王子様じゃなかった。いつも怒鳴りつけて、唯縒に汚い物を見るような目を向ける。
最初はね?そんなアナタも許してあげようと思っていたの。でも昨日、唯縒に物を投げてきたよね?
酷いじゃない。もう無理だわ、限界よ。凄く惹かれたその耳も、もう可愛いなんて思えないわ。
今まで撮り溜めた写真を、かつての王子様に投げつけて彼の足首に巻いていた糸を断ち切った。
「貴方は唯縒の王子様じゃないよ。もう唯縒は来ないから。よかったね。ばいばい」

自宅に戻り、真っ白な壁に手を添える。
「今度こそ、唯縒の王子様に会えますように」
涙が頬を伝う。……大丈夫、さっきの人ともう会えないのが寂しくて泣いてるんじゃないよ。

唯縒はね、唯縒が可哀想で泣いてるの。


◆名前:唯縒(いより)
□性別:女
□種族:半妖(妖狐・古籠火・古椿の霊・龍燈・狗賓・夜刀神・人間・猫又・片輪車・火車・以津真天・おとろし・一反木綿)
□年齢:16~18歳(外見年齡)
□身長:153㎝
□色: 桃髮/右:金瞳・左:茶瞳(炎が出ている時は両目とも赤)
□好きなもの:写真・おままごと・あやとり・鞠つき・鬼ごっこ・料理
□嫌いなもの:浮気
一人称:唯縒/二人称:貴方/王子様(仮)には『アナタ』
「ねえ。唯縒の靴、探してくれない?」
「見つけてくれてありがとう。アナタ、きっと唯縒の王子様ね」
「アナタをカメラに閉じ込めておけたらいいのにな。そうしたら、ずっと見てられるでしょ?」
「ああ、やっぱりアナタが唯縒の王子様。アナタの全部が欲しいの。全部全部、唯縒にちょうだい」

◆家族
父:いとさん【illust/54568272
「お父さんの写真、大好き。唯縒には撮れないなあ。唯縒が王子様を撮ると、全部怖がってるような顔ばっかりになっちゃうの。
何でかなあ?」
母:夜舞【illust/54533940
「お母さんは凄いね。唯縒なら、王子様を閉じ込めて唯縒だけを見る世界を作っちゃうのに」
兄:きぬさん【illust/55546915
「おきぬちゃん、おきぬちゃん。唯縒ね、おきぬちゃんのお話がだあいすきよ。おきぬちゃんのお話を読んでるとね、胸があったかくなるの。お父さんの足はお母さんのだけど、おきぬちゃんの足は、もうちょっとだけ唯縒のでいてね」

◆備考
いつも靴を片方失くしている。靴を探してくれと声をかけられた人は、一緒に探してあげても、断っても、自宅に戻ると家の
どこかに必ず唯縒の靴がある。唯縒はどこからともなく現れて、靴を見つけてくれた貴方が王子様だと言いはる。ストーカーの
ようにつきまとい、どこに行っても必ず追いかけてくる。唯縒に見初められると、足首にいつの間にか赤い糸が巻かれている。
唯縒は、王子様と居る時にカメラを持っていることはないはずなのに、唯縒の部屋には壁一面に王子様の写真が飾られている。
唯縒が王子様でないと判断した時は、その写真の束が送られてきて、二度と唯縒が現れなくなる。
嫉妬深く、王子様が自分以外の異性を視界に入れるだけでも嫌がる。嫉妬心が限界まで膨らむと、この世の全ての女を殺せば
自分しか女はいないと考えて殺戮に走りかねない。
王子様が見つかったら、監禁して自分以外の存在を王子様に干渉させない世界を作ろうと思っている。

♥アナタが唯縒の王子様
❇柳塘日鏡之引 鷹尾さんillust/55459682(呼び名:アナタ、王子様/稀に鷹尾さん)

お相手様へのキャプション詳細はこちら【novel/6471955

「アナタは唯縒の王子様でしょ?よそ見しちゃ駄目だよ?」
「あら可愛い。いいよ、ずっとは呼べないけど、今はお腹いっぱいにしちゃう。唯縒の旦那様、旦那様。可愛い可愛い旦那様」
「何で昨日、他の女を572回も視界に入れたの?その間も唯縒を見ればいいじゃない?ねえ、おかしいよね?王子様?
あはは、やだ、あやとりの糸が千切れちゃった。勿体無いなあ、あはははははは」
いっそアナタにもお灸を据えるべきかしら?と、彼の首に赤い糸を巻こうかと思っていたら、可愛いことを言うんだもの。
ずるいわよね?繋がないわけないじゃない?アナタの手は唯縒のためにあるんだもの。

アナタの言葉は、唯縒を狂わせる。甘い蜜のようで、もっともっとって欲しくなるの。
「やだ、ゾクゾクしてきちゃった。そうねえ、どちらがより堪えられるかも愛情かしら?受けて立つわよ、鷹尾さん」
「ふふ、抱っこして?王子様。唯縒がお願いしたら、すぐにこうして抱きしめてくれる?それならいいよ。……でもねえ、
死んでからもアナタを離してなんてあげないからね?極楽でも地獄でも、たとえ虚無の闇であろうと、唯縒はずーっと
ずーっとアナタと一緒なんだから」
本当はね?アナタのものだって周囲に伝えてもらえるの、唯縒は嫌いじゃないのよ。むしろ凄く嬉しいの。
すぐに素直に頷かないのは、アナタの反応を見たいからなんだよ。

どちらの命の火が燃え尽きる時がきても、唯縒はアナタを離さない。
心中?……あはは、どうかなあ?どうしたい?……ねえ、どうされたい?王子様。

ああ、今日も空が綺麗だね。アナタの隣で見ているからかなあ?


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Hiさん(二宮さん)、sanacaさん(幽禍さん)、うたのさん(いとさん)、
おめめ3㌘さん(柳塘日鏡之引 鷹尾さん)、素敵な御縁を有難うございました!
これからもずっと大好きです❇当家系は第伍世代で終了となりますが、アフターでは
今まで頂いたご縁や関係性を大切にしていきたいと思っております。
本当に有難うございました!

※キャプション随時更新

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2016-02-15 07:23:52 +0000