「君から望まれる、恵みの雨でありますように」
▽遣らずの雨【illust/52498220】
◆ ララヴィーテ
性別:男性 年齢:22歳 身長:179cm
一人称:俺 二人称:君、あんた
ポイント:200(強靭:10 知能:100 器用:30 機敏:10 幸運:50)
【前期】母:遣らずの雨 ロゼッタ(illust/53338013)
【前期絆】父:永世中立公国ヘルシュヴェティア ヴィヴァチェーレ(illust/53453361)
「あんたがどんな手で狂気の母さんを救ったのかは知らないけど、
俺は…あんたみたいには生きられないよ。父さん」
【今期】妹:永世中立公国ヘルシュヴェティア メヌエット(illust/53974294)
「エティ、あんたは優しすぎるよ。…優しすぎて、俺には眩しいくらいだ」
所属国・種族について(novel/5969304)
痛みを宝石に変え、傷を癒やし、不幸を食らう能力を母から継ぎ、遣らずの雨を受け継いだが、
先代がしてきたこともあり、その役目を全う出来ずにいる。
先々代から苦手としてきた氷の魔法は、父の結界の能力と掛け合わさって
氷の障壁を生み出すことが出来るようになり、『誰かを守れる力』として生まれ変わった。
しかし周囲からの嫌厭の念から『自身』を守るため無意識に発動させてしまうそれは、
拒絶を表す壁としてさらに人々と遣らずの雨との距離を広げる原因となっている。
本質が素直であるが故に、その現状に納得がいかずよく悪態をついている。
自身の名前が長く、女性的であることからフルネームを呼ばれることを嫌い、周囲には『ラヴィ』と名乗っている。
(母から『ララ』の愛称で呼ばれていたことの反抗でもある。)
右頭部にまるで氷のような水晶を持ち、星の民の象徴である光は右目から発光している。
◆素敵なご縁を頂きました…!(12/22)
天地繋ぐ救いの都スティリア フォレット・エレオスさん【illust/53906091】
「そうやって差し伸べられた手に、誰もが救われてるとでも?
…随分と傲慢で、身勝手なんだな」
差し伸べられたその手を、彼は皮肉混じりに振り払いました。
自分に向けられたそれは明らかな善意で、温かで、今まで彼が感じたことのない感情でした。
「(救いを、望んでるのか…俺は)」
あまりにも滑稽で、吐き気を覚えました。
それでも彼女の笑顔が、向けられた感情が忘れられずに、また無意識に彼女の元を訪ねました。
「あんた、いつもこんな風に呑気に過ごしてるのか。
いい御身分だな…は?味?…そうだな、悪くは…ない」
甘味に、溺れそうになって。
「聞き慣れた音だ。ラズワルディアにくれば、嫌でも、嫌というほど聞くことになる。
…そんなに聞きたいなら、その時は俺が案内してやるよ」
だから、彼は彼自身を抑制しました。
嫌というほど聞いてきた『音』に、耳を塞ぐのをやめました。
「これが、この国での俺だ。これが、今の”遣らずの雨”なんだ。
俺がどれだけ手を差し伸べても、救おうとしても、人は答えてくれない」
震える声で、
「…幻滅、した?」
吐き出した言葉に、答えは望んでいませんでした。
それでも歩み寄ろうとする彼女の手を、もう、振り払うことは出来ませんでした。
「誰に否定されてもいい。望まれなくてもいい。
君が望んでくれるなら…今度は俺が、君を守るよ」
「いつか俺が宝石になって砕け散るその日まで、フォレットの一番近くに」
そこに皮肉も、痛みも、ありませんでした。
これから君が生きていく長い時間も、寂しくないように、痛くないように。
…愛しているよ、フォレット。
それは、どうしようもなく優しくて壊れそうなほど繊細な雨でした。
◆メッセージの返信は即日から2、3日お時間を頂けたらと思います。
それ以上経っても返信がない場合は、メッセージが未着の可能性が御座いますので
お手数ですが、再度メッセージを送って頂けたらと思います。
企画元:千国大河(illust/50050950)
2015-12-08 09:57:24 +0000