きみの存在に恋をする。【illust/51591605】
こちらの企画へ参加させていただきます、よろしくお願いいたします。
「おせっかいならごめんだ」
キリル・レイニィ
7歳/132cm/氷の都レシス出身
雨や雪が降ると白に染まる不思議な髪の毛をもつ。
狩猟民族の出だが、気象学者を目指している。少々荒っぽいことも平気。
好きなものは天候の変化、苦手なものは対人関係あれそれ。
近寄ってくる人には「寄らば斬る」みたいなところがあるが
嫌いというよりは本人もどうしたらいいか困惑した結果。
■素敵なご縁をいただけました!(8/22)
“あんたの傘はいらないけど、今もこの先も、隣にいることが当たり前でありたいんだ”
アルノ・フェヴリエさん【illust/51996335】
一族の大人たちに同行し食肉や毛皮を売るためルナールに滞在していた際、偶然降り出した雨の中出会いました。(詳細はこちらの交流を参照ください→illust/52403720)
出会い頭にキツい言葉を投げつけてしまったのできっと嫌われたと思ったのに、突き放したり避けたりしないで向き合ってくれたアルノさんを珍しく思い、少し興味を持ちます。それからはルナールを訪れる度になんとなく顔を見に行くようになり、会う度にぽつぽつと、話をするようになりました。
お互いに何を考えているかわからなくてはじめは苛立ったり喧嘩をしたこともありましたが、だんだん人柄が見えてくるにつれて、キリルは己を恥じるようになります。曰く、『わたしはあんたを侮っていたようだ』と。
やわらかく優しく、気が弱いようでいて、でも決して曲がらないぶれない姿勢が、少しずつ、少しずつ見えるようになりました。
身体を鍛えるのは好まないと聞いた時、なんと情けない、軟弱なやつだと思いました。攻撃魔法はあまり気が進まないと言われた時も同様に呆れたものです。でも、そうではない。
(アルノ。そうか……わたしは、知らなかったぞ。やさしいというのは、強いことだな)
少し揺れる瞳で、どうしてそうまっすぐにこちらを見つめられるんだ?
この人の奥底にあるのは、決して弱さではないという確信がありました。
“あんたはなんて面白いんだろう。会う度に違う発見がある。”
感じたのは奥深く、芯にある強さでした。
「わたしは、自分の身がもどかしい。あんたに褒められるようなところは何一つないんだ。少なくとも、まだ。
…十三年。わたしを待てるか? アルノ・フェヴリエ」
(例えばこういうとき、もっとうまい言葉が出れば、とか)
わたしはこんなにも頼りなく不甲斐ない。
あんたはどうだ?指先も言葉も表情も全部、そんなに繊細にできているくせに、どうしたって根っこがしっかりと地に付いている。ほらみろ、どこも心配要らないじゃないか。
ならばわたしは、あんたの手を借りなくてもいいくらい強くなろう。
そんな心配そうな顔をさせるのはこれが最後だ。
俯くことなく、胸を張って隣に立てるようになりたい。
(今に見ていろ、わたしはあんたを待たせる十三年を、この埋まらない五年の空白を、決して無駄にはしないさ)
■おともだち!
同じレシスで生まれ育った、共通点の多い幼馴染み レオ・ダーミッシュさん【illust/52266885】
「……風、……やあ、あんたか、レオ。雪雲が見えるか。今年観測史上最大の大雪になるぞ」
「そうか、そんなふうにあんたは…いつでもあの子のところへ飛んでいけるんだな。……、…………」
同じ景色を見ようとそばへ寄ってくれる大切な友人 イヴジスタ・アイフラーさん【illust/52000468】
「あんたのおせっかいは、おためごかしじゃないだろう。己の意思で人を想い動く、自ずと人もついてくるだろうさ。わたしの父の言葉だよ」
「…あんたにしか言えないこともあるさ」
なにかございましたら、お手数ですがメッセージよりご連絡お願いいたします。
2015-08-14 15:15:04 +0000