【ただ一つの】李桃【第6期】

星菜@企画お休み中
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『ご先祖様を散らせた災厄…百花の長の血を継ぐ者として、負ける訳にはいかないわ。李桃、参ります』

★ただ一つの【illust/44307098

★親・きょうだい(※『』の中は全て龍語。同族以外にはグルル…と鳴き声のように聞こえています)
『大丈夫よ、とと様。ご心配なさらず、一族の事は私に任せて…とと様は、1秒でも長くかか様との時間を過ごしてね』
父:珠藤【illust/49584575

<奥方様、李桃がまた奥方様の笛が聞きたいと…>『かか様の笛、とっても綺麗で…私もかか様みたいに、もっと上手に吹けるようになりたいの。…また、教えてくれる?』
母:リーランさん【illust/49602589

『…あら、また転んだの?擦り傷が…それに痣も出来てるじゃない。足下や周囲には気をつけなきゃ駄目よって、いつも…全く、困ったルリちゃん。……冗談よ、そんなに怒らないでリューイ。ほら、こっちに来て消毒しましょう?』
『心配しなくても、大丈夫よ。貴方は十分頑張っているし、立派にやれているわ。努力は嘘をつかないものよ、とと様も言っていたでしょう?姉様の言葉を信じなさい、ね?』
弟:リューイ君【illust/50193663

★禍津陽宮・纏・李桃/零檀・李桃丸(マガツヒノミヤ・チャン・リータオ/レイダン・リトウマル) 真名:プラナス
年齢:21歳/身長:166cm/一人称:私/二人称:貴方、呼び捨て 等

※真名を知るのは家族だけで、次にこの名を明かすのは生涯を共にする人のみ。

種族とスキルについてはこちら【novel/4834912】をご参照ください。

★ステータス
Main・戦力:460/Sub ・生命力:125/Sub ・運:145
(父:370pt + 母:340pt + 10pt +ボーナス10pt = 計:730pt) ※母が水の部隊であったため、ボーナスポイントを使用しています。

★作品ID:50116966

★(5/11)ご縁に感謝。素敵な旦那様と巡り会えました!
戦場で出会った運命の奏者:火の部隊トウガ(燈雅)さん【illust/50174611

耳に届く猛き頼もしい声と、式神の視界越しに見た力強く先陣を駆け抜ける姿。そして奏でる美しい音色に惹かれたのが始まりでした。

(あの人…さっき、頼もしい言葉で先陣を切ってた人?とっても、綺麗な音色…心が、癒されるみたい)
<李桃、そんなに見つめていると…あ、ほら…お気づきになられたみたいでしてよ?>
<ああ…そこなる殿方、じっと見つめてしまって申し訳ありません。あまりに美しい音色でありましたもので…>
『よければ、もう一度聞きたいのだけれど…あ、その前に自己紹介かしら。名前も名乗らないで、失礼だったわ』

<生まれつきカンは優れている方でございますし、私と視界を共有する術があります故見えずともちゃんと戦えますのよ…それに、これでも百花の長でございますから。言葉に関しては、代弁や幻聴を使わねばならぬ分少々もどかしくはあるようですけれど>
『トウガ様のお父上も、同じ…本当、私も親近感を覚えるわ。なんだか、不思議ね』

<お気になさらず、トウガ様。そんな貴方様の演奏、李桃は気に入っておりますのよ。演奏だって、一緒に奏でられるのをいつもとても楽しみに…>
『白宵…っ!あんまりぺらぺらバラしちゃ駄目よ、恥ずかしいから…嘘じゃないのは本当だけれど。演奏も、喜んでお受けするわ。私も、貴方と合わせて恥ずかしくないようもっと練習しないと…笛だけじゃなく舞も、ね』

<大丈夫で御座います、トウガ様。気を悪くするだなんて、そんな…>
『むしろ、とっても嬉しい…なんて。守られるような女じゃないっていうのは、自分でもわかっているけれど…(勝手に身体が動くくらいには、貴方にとって私は…)』

(貴方の声を、その姿を見ると心がどうしようもなく騒ぐ。貴方が奏でる音に、こんなにも魅了されている。…応えたい。トウガの言葉に、心に…私自身の言葉で…)

その時、自分の中で何かが解かれてゆくような感覚がした。
「——貴方が望むなら、いくらでも舞うわ。これからだって、ずっと…貴方が、私の為に曲を奏でてくれるなら…」
式神越しではなく自分自身の瞳に映る姿と、零れた声。それが、その感覚が何だったのかを示していた。
「…トウガが、見える…私、話せてる…」
——呪いが、解かれた。
視界に映る緋色が、愛しい姿が何よりの証拠。
私の<還る場所>は…この人だ、と。

彼が想いを乗せて奏でてくれた曲が、心の奥まで響き渡る。
その曲に自然と身体は動いて…想いに応えるように、彼の為だけに舞った。
それはまるで、一つの誓いの儀式のようだった。


「トウガ…貴方に、受け取って欲しい名前があるの。私の、生涯を共にすると決めた人にだけ教える名前——<プラナス>。どうか、この名を忘れないで。私の<還る場所>である貴方に、この名を以て誓うわ。何があっても貴方の声がする所…その演奏が響く所に、貴方の所に必ず還ると。だから、どうかこの先もずっと…私と共に、生きて——」

「貴方の歩んで来た道は確かに繋がってる。貴方の奏でる音だって、ちゃんと皆の心に届いてる。…そんな貴方を、私は尊敬しているし誇りに思うの。貴方が戦場を駆け抜ける事がなくなっても、ずっとずっと変わらないわ。その気持ちも、この想いも…——愛してる、アレルト」


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2015-04-30 15:00:14 +0000