【七つの国】ムーラン・レイ【第6期】

こゆず
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七つの国第6期に5人目お邪魔いたします!

「私も心の思うが儘、愛したい……けれど、この掌で触れることは許されないのですね」

◆ムーラン・レイ
一人称・私(わたくし)、二人称貴方、~さま、~さん、呼び捨てなど
やや悲愴な表情とは裏腹に穏やかで囁くように話します。

父:ムーヤオ・レイ【illust/37726282
「私も樹の声を聞いてみとうございましたわ。
 父様の選択を、私は尊重いたします。例えそれが物集女から外れているのだとしても」

母:式 七生さん【illust/37860161
「母様の出された答えごと、私は母様を愛しておりますわ……だって、母様はずっと私の中で生きてゆかれるのでしょう?
 私の命がある限り」

双子の片割れ:ユーラン・レイさん【illust/38639763
「ユゥが、その道を選ぶのなら私には止める権利なんかないけれど……
 でも私はそんな貴方が愛おしい、そして羨ましい……」


狐狼族の母と物集女の父の間に生まれた娘。
母との出会いの果てに「たとえ愛していようとも、生死を左右する権利は己には無い」と物集女の摂理に反する選択をした父に育てられた。
そのため、千年という有り余る魂を持ちながらも、愛する者が死に瀕しようと、その魂を分け与えることはせず、愛する者の生死ごと愛そうとする。

また母が持っていた呪いの体質が受け継がれており、触ったものから愛する者への想いと記憶を奪ってしまうため、極力他者を遠ざけながら生きてきた。本当は思うが儘他者を愛したいという物集女の欲求を持ちながら、呪い故に他者に触れることが出来ず、己の宿業に葛藤しながら、自分の余りある魂を糧に陰陽道を駆使して戦っている。
いつも困ったように薄く笑っているか、眉をひそめて静かに泣いているかどちらか。琥珀の涙の名残なのか、呪いの影響以外で流した涙は琥珀になるが治癒能力も味もない。

他者から命を奪うことをやめ、静かに余生を送る母と、それを傍らで見守る父の元を離れ、愛する者を護る為の戦いに身を投じた。
双子の片割れがまるで死に急ぐかのように戦場を駆けることに心を痛めながらも、
自分にはないその強さと勢いに憧憬の念を抱いている。

魂の器は薬玉を模した鳥籠。白い花の形で魂を収めている。
名前は木蓮(ムーラン)、涙(レイ)呼び名は違えど、双子の片割れと共に。

◆スキル

魂魄付与:物や人に自分の霊を分け与える。物に与えれば命を持ち、人に与えれば致命傷すら回復させる。
     死者蘇生は魂の全てを費やせば不可能ではない。
     物に魂を入れた場合、生まれた人格によっては物集女とそりが合わず出て行ってしまうこともある。【おばより転記】

陰陽道:自己の生命力を源に、陰陽術を駆使。札による回復を主とする。

涙の樹晶:琥珀である掌で相手に触れると、対象が大切な者、愛する者へ抱いている想いや記憶を
     吸い取ってしまう呪い。
     吸い取ったものは涙となって頬を伝い落ち、様々な色や形の結晶となる。
     魂魄付与の影響を受けており、涙として零れ落ちた時点で己の魂を分け与えているため、
     結晶を植えるとそこから木の芽が芽吹く。奪った記憶が本人の元に戻ることはない。

狐狼族については曽祖父【illust/36397027】、物集女については祖父【illust/37200265】をご参照ください。

◆素敵な旦那様に出会えました……!
白の国の華鯨さん【illust/38556694
「私は物集女ですもの、みいんな愛おしいんです……私もまた、欲張りですね。
 でも華鯨さまは他とはまた違う、愛しさの様な気がしますわ。」
「私が触れられないからって華鯨さまばかり私に触っていらっしゃいませんか……ずるい」
「本当に楽のことばかりですのね……お気に召したのなら、幾らでも奏でてくださいませ。
 華鯨さまの琵琶を隣で聞くのが、私は好きでございます」


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2013-09-20 14:40:04 +0000