◆前政権下で行われていた研究を引き継ぐ形で、自由統一政権が実用化したAV機関
(Atrium Ventriculus Generator)駆動システムにより動くMA-0-99は、人類初の
「マシンアーマー」である。
◆政治的混乱にあった近隣諸国を経済、外交、軍事など、様々な手法で併合していった
自由統一政権であったが、MA-0-99が、はじめてその姿を現したのは「イカ動乱」での
旧軍閥勢力掃討戦においてであった。当時、ファティマ国際聯盟の調査団は、自由統一政権の
侵略行為を糾弾しつつも、新兵器「マシンアーマー」については「巨大なブリキのオモチャ」
として、その戦闘能力を疑問視している。
◆事実、99式の機動力は速度、走破性ともに前線の期待に応えるものではなく、
実戦投入された18両の99式は、街道封鎖などで監視砲台として運用するのが限界だった。
◆だが戦略上、化石燃料からの脱却を図りたい自由統一政権国防評議会は、その後も
AV機関駆動システムの研究開発を推進。翌年には機動力強化に特化し、汎用陸戦兵器
「ダット【illust/868784】」のベースとなるMA-0-0「零式」【illust/2761186】をロールアウト。「零式」開発で得た技術をもとに
「99式」の大幅な改良にも乗り出し、「99式」は「バゴーンillust/2917345」「ズバーン」「ドゴーンillust/3277330」
などの、主力マシンアーマーへと発展していく。
2009-01-10 07:56:40 +0000