東京臨海高速鉄道70-100形:
「ななまんひゃくがた」と読む。)開業以来約30年間にわたり走り続けてきた70-000形(illust/63541325)の製造から約30年が経過し、老朽化が進んでいることから、本形式が導入されることになった。
これからの東京臨海副都心における輸送を担う車両であり、安全・安定・安心輸送とお客様のニーズに沿ったサービス向上を目指す。
本車両は、総合車両製作所(J-TREC)で製造される。車体はsustina S24シリーズだが、E235系(illust/71213435)より更に凹凸の少ない車体となっている。走行機器構成はE233系(illust/41973505)に準拠しており、この構成は相鉄12000系(illust/71304989)と同様である。
外観デザインは、70-000 形の丸みのある面影を継承しながら、海や波のおおらかさを取り入れ、前面上部のひさし形状が横方向への広がりを強調している。前面のカラーリングは、70-000 形の色彩を継承しつつ、臨海副都心を訪れる皆様に、より親しみ
を感じていただけるよう「優しい微笑み」をイメージした。
側面のカラーリングは、ホームドアの高さを考慮して車両腰部から上部にかけて配置し、エメラルドブルーのグラデーションで東京湾ウォーターフロントの水辺の空間を表現している。
内装は、木目柄の妻部化粧板など 70-000 形の面影を残しながら、ホワイトを基調にグレーやネイビーでまとめて、臨海副都心の洗練された都市景観をイメージしている。座席は、グレーとブルーを基調としたブロック柄とし、都会的でクールな雰囲気を表現。また、優先席はピンクを基調とした色とし、落ち着いた印象を持たせている。
2024年11月20日に1本目の編成となるZ11編成が東京総合車両センターへ甲種輸送され、今後は試運転などを
行う予定。
2025年度下期に営業運転を開始し、2027年度上期中に全8編成80両が導入される予定となっている。
2024-12-08 14:23:54 +0000