【心知】スーフル・デトワール【第2期】


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◆こちら【illust/117465106】に2家系目も引き続き参加させて頂きます。2期でもよろしくお願いいたします!
(9/21)メッセージ拝読しました。ありがとうございました!恐れ入りますがお返事は控えさせて頂きます。

◆スーフル・ガラド・デトワール 無性/25歳(見た目10歳)/鋼鉄大陸
Day.Mon.【illust/120325962】所属の配達員/暗殺者。幼い見た目を盾にした、あざとい言動が目立つ。公私共に各地を飛び回っている。一見すると少女に見えるが、女性の多い組織の中でも中性であることは隠していない。
素敵な人を見つけると『だいすきリスト』に追加していく。これはいつか"一緒になる"かもしれない人のリストでありつつ、沢山のだいすきな子達や組織の仲間達のため、この世界をより良くしようというモチベーションに繋げている。

◆関係者
父:グレーヌ・デトワール【前期:illust/118660849】【今期:illust/120592096
「グレーヌおかえりなさーい!…ガラじゃないからって拗ねないでよぉ。可愛いスーフルじゃ不満ですかー?」
母:ガラ・ガラドさん【illust/118580608
「ガラは優しいから好きー!怒ると誰よりも怖いけど、そんなところもカッコイイから好きー!」
上の子:グリーム・ガラド・デトワールさん【illust/120325962
「このリボン可愛いでしょ?今日通りががったお店で売ってたんだー。グリームにお土産!」
「黒いとこ、痛くない?大丈夫?……そっか。はい!じゃあ本日のスーフルの仕事っぷりを、褒めて褒めて〜代表!」
下の子達(モブ)
「スーフルには可愛いきょうだいがたくさんいるんだよ。大好きなみんながもっともっと生きやすいように、スーフル、頑張っちゃうよー!」

◆種族:以下参照ください
心臓を失くしたエレメンタル【illust/118660849
…胸には穴が空いている。『先祖の心臓』を見つけ出すのが種族の悲願。心臓を手に入れずにいると、成体になる頃自我を失いモンスターに成り果てる。父は人間男性の心臓を手に入れて生き長らえた。
山羊の獣人【illust/118580608
…山や崖もすいすい進める健脚をもつ。スーフルの場合、紙はおやつ感覚。

◆素敵なご縁を頂きました!よろしくお願いいたします。
蕾・アカツキさん【illust/120626445所属:純水大陸
赤い夕焼けを映す湖の近く、可愛らしいコテージのようなお家。玄関先に置かれた郵便受けに目をやると、溢れるほど溜まった郵便物がその口から飛び出している。長らく家主が戻っていない証拠だ。

「おーい!誰かいませんかー!君に素敵なお手紙ですよー!」

シーン、と返事が返ってきただけで、やっぱりどうにもならなさそうだった。
諦めかけた時、誰かの足音が聞こえた。振り返るとそこには真っ赤な髪を靡かせた青年がいて、スーフルのことを不思議そうに見つめていた。

「——こんにちは!郵便屋Day.Mon.です!君この辺りに住んでる人?ちょっと質問いいかなー?」

にっこり笑顔で話しかけると、青年は快くスーフルの質問に答えてくれた。やっぱりあのお家はとある冒険者の別荘として建てられて、そしてもう随分前から空き家になっているのだそうだ。この辺りはそんな空き家がたくさんあって、と語る彼は少し憂鬱そうに眉を下げている。

「ふーん……冒険が楽しすぎて帰って来れなくなっちゃったのかもね!ほら、世界には素敵な場所ってたくさんあるしさ!」
「きみ、この国のこと詳しい?スーフル、いつも色んな国を回ってるんだ!この国のことも興味あるなー」

そう言ってみると、青年は礼儀正しく蕾と名乗り……『国を治めている』って言った!?うっそー!そんな偶然ある?っていうかそれが事実なら、初対面で身元もわからないスーフルに教えていいわけ?ちょっと信じられない部分もあるけど、とりあえずこの縁は繋いでおいた方がよさそうだ。

「よろしくね、蕾!スーフルは郵便屋さんのスーフルだよ。仲良くしようねー!」

**
「——ご利用ありがとうございます!んふふ〜、思ってたより早くの再会だね。スーフル嬉しいなー!」

スーフルの言葉に蕾もちょっと嬉しそうに笑った。もうすぐ配達を頼みたい手紙の準備が済むはずだから、それまでお茶でも飲んで待っていてとソファに座らされた。
紅茶を飲みながら、蕾は手紙の送り先の国のことを聞いてきた。何度か行ったことのある国だったのでスーフルの回答は澱みない。蕾はそれを聞く度、なるほど、とか、やっぱり、とか呟いて、興味深そうに目を輝かせている。
蕾はこの黄昏の国リコフォスの国主であり、つまりまさに彼こそが、この国の『太陽』なのだという。彼がこの国を出ると赤い『太陽』が昇らず国民が大変な思いをするから、無闇に外出できないんだと。

それでやっと合点がいった。忙しいだろうにこんな風に時間を取っているのは、それだけ外に興味があるからかな。
ふーん。可愛いとこあるじゃん。

「蕾って本当に、外の世界のことだいすきなんだね」

スーフルが訪れる度に、色んな国の話をする度に、本当に楽しそうに話を聞くものだから。本で読んだと言って結構ディープな話まで聞いてくるんだけど、スーフルそこまで知らないってなったりする。純粋にその国のことを知りたいんだろうなって思うし、スーフルとは視点が違うんだって気付かされる。

「君ってすごく真面目だね。頼りになる代表様だ!」
「——決めた!君もスーフルの『だいすきリスト』に入れとくね。いつかスーフルと『一緒になって』ね♡」

蕾はとても驚いた顔をして、それからすごく真面目な調子で「そんなこと軽々しく決められるものでは……」というようなことを言い出した。

「あはははは!なにそれ、可笑しいの!でも君のそーゆーとこ、ますますだいすきー!」

スーフルが笑いながら言った言葉も、首を傾げて受け取られた。本当に真面目ちゃんだよね、君は!

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蕾・アカツキ。真面目で優秀な魔法使い。
純水大陸、リコフォスにいつでもいるから……心臓はいつでもそこにあるだろう。とっても都合がいい。
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全文→【novel/22441228


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2024-07-13 13:57:21 +0000