【心知】ガラ・ガラド【第1期】

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こちら【illust/117465106】の企画に参加させていただきます!よろしくお願いします!

◇ガラ・ガラド(Gala・Galad)
所属:鋼鉄大陸
年齢:28歳 性別:女性 身長:163cm
鋼鉄大陸に拠点を置く郵便屋「Day.Mon.」(デイモン)の代表を務める獣人。
おっとりした女性で、家族やデイモンのみんなを大切にしている。
好きな食べ物は葉野菜。紙も食べるがお客様の手紙は大切に扱う。
妹がおり、よくお姉ちゃん風を吹かせている。
組織の衰退について少し思うところがあり、他との交流もやむなしか、と考えている。

◇家族
マーシャさん【illust/118688269
「おかえりマーシャ。無事に帰ってきてくれて安心したよ。」
「先代から受け継いだこの組織を守ることが、我々の暮らしを守るためになるんだよ。わかっておくれ・・・」

◇組織「郵便屋/暗殺屋Day.Mon.」
女性のみで構成された団体で、表向きは郵便屋、裏では暗殺を稼業にしている。
手紙に「月曜日の悪魔へ」と書くと依頼ができ、構成員が対象を抹消する。
証拠である手紙は食べて処理しているため、足が付かない。
秘密を守るために保守的な団体だった。現在はほぼ同種、親戚で形成されている。
他者と交わらなかったため、作中ではそれが災いして滅びの道を辿る。

◇組織の所属について
今期の条件は下記の通りです。条件が合うキャラクターであればご自由に所属していただけます!
所属に関して事前連絡は不要です。アットホームな職場でお仕事しましょう!
①山羊の獣人かつ女性であること
②鋼鉄大陸所属であること
タグは 「 【心知】Day.Mon. 」をご利用ください!
キャラクター作成には4ページ目の制服をご参照くださいませ!

◇連盟関係について
性別・年齢・所属などのくくりなく、どなたとでも喜んで!
シリアスからギャグまでなんでも大丈夫です!
展開などをメッセージでお聞かせいただければ嬉しいです。
(同性の配偶者との子世代を設ける方法がありませんので、お相手様にお任せする形になるかもしれません)


◇素敵なご縁がありました!
グレーヌ・デトワールさん(暴風大陸)【illust/118660849

「月曜日の悪魔」に手紙が届いた。対象は多額の金を持って暴風大陸に逃げた詐欺師らしい。
私たちのやることは変わらない。依頼をこなして金をもらい、秘密を腹にしまって。生きるために奪う。

草木も寝静まった深い夜に悪魔は心臓を一突きにした。
ただ、誤算だったのは目撃者がいたことだ。
窓から差す月明かりが、月曜日の悪魔の影を伸ばす。
目撃者は恐怖に目を見開いた。しかし、すぐに諦めたようにその瞳は諦めと、わずかな安堵をうつした。
それが私はひどく心細くて、放っておけなくなった。

「君、こいつみたいになりたくないならうちにきなよ。」
手を差し出した。
殺しの現場を目撃したこの子供・・・グレーヌという。グレーヌは戸惑った様子だった。
「生きていくために奪う。これも自然の摂理だと思うがね。君は違うの」
そう、かもしれないけどとか細い声がした。

私はデイモンにグレーヌを連れ帰った。
「仕事があることが君の立場を守ることにもなる。いつでも我々は手を下せるんだから、逃げようとは思わないように」と告げる。
グレーヌは「先祖の心臓」を探しているそうだ。心臓を持たないグレーヌたちは、他人から心臓をもらい受けなければいずれ化け物に変じてしまうらしい。
ぶつくさ文句をいいながらも配達の仕事をしてくれるグレーヌは良い子だ。私より年上だけどね。
暴風大陸を中心に配達をお願いすることにした。情報を得るには各地を巡るのが良いだろうし、グレーヌは地理にも詳しい。

いい拾いものをした、と思った。
ただ、なぜ情けをかけたのか自分でも分からなかった。
奪ってばかりの人生に嫌気がさしたのかもしれない。本当に気まぐれだったかもしれない。
この小さな拾いものが将来、私たちを変える一石だったと当時は知らなかったのだから。

グレーヌには時間がないようだ。
悲痛な叫び、助けてと願うグレーヌに、自分の胸も張り裂けそうだった。
怪物化の兆候が見える。

今日はグレーヌに付き合って、だそうだ。町に繰り出して、店を眺めて。
いつもよりご機嫌ななめなグレーヌが、それでも私に目を向けているのを喜ばしく思ってしまう。
「なんであの時、グレーヌを殺さなかったの?」
と聞かれて、逡巡してしまう。
私にも分からなかった…いや、考えるのを避けていたからかもしれない。

組織の長として未来を担うため、一人で立って戦ってきた。
肉親である妹にさえ、弱みを見せてはいけないと思っていた。
心細い、誰にも手を差し伸べられない子どものような自分が、心の内側にいた。
「……私と一緒だ、と思ったから」

私も、誰かに手を差し伸べられたかったのかもしれない。寂しかったのかもしれない。

「グレーヌがこれから生きていく要素になる心臓だよ。グレーヌが好きに選んでいいんだ」
グレーヌが心臓を選ぶ瞬間に私も立ち会った。
何かを奪って、奪われて生きていくのだ。
それは悲惨な運命かもしれない。奪うことは罪で、赦されざる行為かもしれない。

でもグレーヌ、私は君を赦そう。

私のことは、君が赦してくれる。

それで十分だ。

◇なにかございましたらご連絡ください。

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2024-05-09 12:43:02 +0000