こちら【novel/22269509】の小説の誘導絵です。
以下、小説キャプションと同文
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——。もう、わからない。
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引き続き三章を行動中の薬師さんです。昔の話はこれにて一段落です。
ウツロから逃げつつ目当ての花を回収がてら出口を探していたら迷宮そのものがひしめき始めた矢先にこちら【illust/118941220】と合流したようです。
以前会った時とは雰囲気の違う相手に困惑しながらも、ある言伝を伝えた後に、被弾したバレットさんの手当てのために安全地帯を探しつつ脱出を目指す具合になります。
キャラクターの言動や解釈等、不都合ありましたらパラレルスルーでどうぞ。
・お借りしました
飛沫の騎士団所属
正気に降り切れた バレットさん【illust/115867266】
※バレットさんの負傷に対して治療の展開等はご遠慮願います。またお借りした方の反応や展開等は親御さんに直接ご確認頂きました。この場を借りて感謝申し上げます。
残した者は亡く ヘデラさんとチュチュさん【illust/117292455】
塗り潰された色は濃い アパタイト/ap|e|tite【illust/115767970】
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鳶色のアパタイト
藍喰いに染まる前の有る薬師の名前、あるいは生来の姿。
薄汚れた鳶色の宝石を持つ、臆病な性格で考え事が多い性分だった。
小さな薬草園を管理する隠遁した人間の医者に拾われ、師事し、彼女が亡くなる際に独り立ちのお墨付きを得て住処を相続していた。
各地を放浪しつつ様々な薬草の研究と並行して、立ち寄った村落で往診や調薬を引き受けながら細々と生活していた。
もっとも、まだ若く経験が浅い事もあり、それ以上に自分の力不足を痛感するたびに隠れて泣いてしまう癖があった。
また、拾われる以前の記憶から飢餓感に非常に弱く、空腹を紛らわせるためにちゃんとした食事よりも手っ取り早く路傍の石ころで誤魔化してしまう悪癖もあった。
基本的に生計を立てるための対価を求めるよりも、関わった傷病者が回復する事を第一とし、己の事よりも患者へ優先的に心を砕ける優しい性根の持ち主だった。
現在、その生来の優しさや臆病さ、そして罪悪感は藍色に塗り潰されて見る影もない。
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※支援先は前回と変わらず皇国側になります
・問題等ございましたらご連絡ください
2024-05-30 15:27:45 +0000