【ピルグリム】Nastasja【第3周期】

はにがた
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これなるは我らが領域。

繍球花の森を越えよ。
附子の隧道を潜れ。

然らばまみえようーー蠱毒の巣窟に。

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流星雨とピルグリム【illust/106241074

名:ナスターチャ・スエン/孫沙翠
属:花の世界
性:中性(雌雄同体)

❁⃘*.゚関係
前期:ナスターチャ【illust/109493488】※続投
前期共存相手:ノヴァーリスさん【illust/109783414】光の世界
「賢いおことはこの30年で、感情をよく理解した。笑い、慈しみ…それもおことの美しさじゃの。さりとて、たゆまず''愛''を学ぶが良い。学びは限りないものじゃ、そうであろ?」
「許してたもれ。いつまで経っても、おことはターチャの愛いノヴァじゃ。じゃからその…ほっぺつんつんくらいは愛嬌じゃろ?の?の?ホホホ!」
前期共存相手今期:碧瞳さん【illust/111430992
「ビィ~来たか!おことまぁた仕事をノヴァに任せてきたのではあるまいな?⋯ホホ!誰に似たのかのぅ。さぁ、旅の疲れを癒してたもれ⋯とはいえ今宵は寝かさぬぞぉ~あちらの話もたっぷり聞かせてもらうぞ!」
「もちろんじゃ!ターチャも昔はそちらの世界ではちょっとした<いんふるえんさー>じゃったからの!<おそろこーで>ではよく<ばずって>いたものじゃ!
⋯何?ばずるは死語⋯じゃと⋯?」

❁⃘*.゚共存
0916 素敵なご縁に恵まれましたꕤ୭*
霧の世界:ヒドラ派頭首 シュランゲさん【illust/111529838
「ホホ!霧のご要人も羽振りが良い!豊穣祭のおかげで護衛の仕事がうなぎ登りではないか!次は投資でもするかの?」
「ん?ターチャに用があるとな?あの要人から聞いたの。普段雇っておる霧の傭兵たちのことじゃろ。ヒドラ派といったか。客を取られて文句でも言いに来たか?よし、ちょっくら冷やかしてやるかの」

「頭首自らとは大した度胸よ。ターチャはターチャじゃ。ここの首長をしていての。して要件は何かえ?」
「爺を捕まえて可愛いと。ホホ、そうかそうか。ターチャも可愛いものや美しいものが好きでな。おことは…そっ首を壁に飾りたいのう。その面を取ってもっと顔を見せてたもれ」



「……ということで、こちらとしては譲るつもりもないし客層も広げねばならぬ。霧のご要人は不景気かと思えば単価も高いしの。別に困らんのであろ?」
「おおそれはな、黒い森の果実を搾った糖蜜酒じゃ。近々売り出そうと思っての。どうじゃ一献…うむ、良い飲みっぷりじゃ。舌や手足に痺れはあるか?吐き気は?我ら秘蔵の毒でな、あと数秒もすれば死ぬるはずじゃが…おや、帰るのかえ?」

「?おかしいのう、死なぬのか。ふむ、面白い。じゃが交渉は決裂じゃな」
「リムー!リムはおるか!急ぎ若衆の精鋭を集めてたもれ。斥候が塒をつきとめておるはず…霧の世界へカチコミじゃ!」



「話の半ばで席を立つとは舐められたものよ。…ホホ、無駄な争いと思うかえ?ちょうどシマを広げようと思っていたところじゃ。おことらがどうでも良いと思うても、こちらはそうも言うてはおれぬ。ターチャたちは強くなり続けねばならぬでな」
「!どうした若衆たち…一体何が…この我らが毒を受けたか…不甲斐なし」
「小僧…ふん、食えぬヤツよ。よかろう、ではこうしよう。こちらもおことの解毒をする。蓋しこのままでは引き下がれぬ。いっそ戦いにてケリをつけぬか?せっかくならパーッと武闘祭でも開いてお互いガッポリ儲けるのもよいな!祭で出た収益はショバ代差っ引いて公平にじゃぞ?」



「3本勝負じゃ。我ら藍爪の精鋭2柱とターチャで相手をしよう。よしよし、観光客も続々来よるわ。入れ食いじゃの~♡…コホン、では先鋒は前へ出よ!」

「小僧がターチャ相手にここまでやるとは…いやしかし、気に入った!此度はひとまず停戦じゃ。これよりおことらと我らの武と知恵、互いに益をなそうぞ!」



「改めて我が藍爪へようこそ、シュランゲ殿。今度は盛らぬから安心せい!ホホホ!」
「書を好むか。ターチャは賢い者も好きじゃ。なればここの書は好きに読むがよい」

「おこと、うちの若いもんに馴れ馴れしくしすぎじゃぞ!誑かすのはやめ…ハァ~ン?!妬いとるわけないじゃろがい!」
「ここには何もないぞ…何もないったら!あ!マダラヤドクちゃん出てきちゃダメぢゃ!タベルナーッ!」

「なーんか気に食わんと思ったら、おこと若い頃のターチャそっくりじゃ!長老どもの気持ちが今にしてわかるとは…別に嫌ってはおらぬ。特におことの首から上は好きじゃぞ?それからその愛執…誰かを求めてやまぬというのも、愛じゃな」

「シュラよ、我が一族の子がな…そうじゃあの子じゃ!それからアレとアレとアレ(中略)も!皆まだ世間知らずで若いのじゃ、弄ぶでない…そのつもりがなくとも、おことの言葉は呪じゃ。ゆめ忘れるでないぞ」

「悪霊が珍しいか。この世界ではな、魂が現世に残ることもあるのじゃ。生そのものや生者への未練…恨みに恋しさ、理由は様々よ。書庫には志怪小説も多くあるぞ。読んでみるか?」
「羅は網、世の序列…さしずめ蛇の鱗か。美しき名じゃ。ま、心に留めておこう」



「……ターチャにこの毒は効かぬ。誰にやれと言われた?シュラが?あれが言うわけなかろう…おことらが自らやったのじゃな。蛇に憑かれたか…痴れ者が!!」

「やってくれたのう…おことのおかげで我が一族、随分心を乱されたわ。何故このような……否、知れたこと。おことの望みはただ1つ。そうであろう…」
「ターチャは…ターチャとおことはいつでも離れることは出来たのじゃ。それをしなかったのは…ターチャが………」
「…もう何も言うまい。ターチャは長として、塒に招いた蛇を潰すのみ!」



「所詮あの時の一戦は…おことの遊びであったか…腕なり脚なり、好きにせい…これでターチャはおことの…」

「なんじゃ、外が騒がし…
!…混乱に乗じて…魔物が砦を破ってくるとは…!動けるものは応戦せよ!…もう城まで……しまっ……?!」

「シュラ…シュラ!馬鹿者!…おことが、おことがターチャを狩るのではなかったか!」
「ああ、血が止まらぬ…毒が回る…違う、ターチャは、こんなことを望んでは…」
「…だ、駄目じゃ、出来ぬ…ターチャには…ターチャは…」
「ターチャは…愛する者を護ると、そう誓ったはずなのに…何故…」

「…これがおことの愛なら…ターチャは…愛に報いるのみ…

…紫羅、共に地獄へ行こう」

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2023-08-31 15:03:03 +0000