「…貴方がガーデナーとして適任だと判断したのは俺だ、もし結果が伴わずともいい。
”期待”はしているが、な。」
>>✨流星雨とピルグリム【illust/106241074】
7/10…主催様確認
✿ーーー【race】ーーー
両親のURL参照
✿ーーー【Family】ーーー
父:アルジャンさん(霧)【illust/107683180】
「俺も、貴方のような素晴らしいガーデナーを見つけられるだろうか?」
母:チェリッシュ(光)【illust/108416276】
「いっそ初めの貴方のように、何も分からなければ辛くなかったのかもしれない。」
姉:メルキュールさん(霧)【illust/109487597】
「辛い、悲しい思いなんて理解できたって苦しいだけだ。だから、姉さんと俺、逆じゃなくて良かったと思っている。」
✿ーーー【🌸】ーーー
7/16:素敵なご縁を賜りました!
藍爪代表/ナスターチャ様(花)【illust/109493488】
「玻璃花とはいえ有毒植物の展示とは。収益が見込めるのかわからないな。
…!Non,そこの御客人。その花は山鳥兜。花粉にすら毒がある故触れてはいけない。」
「(毒についての詳細を?まさかユグ=ハルディンの機密漏洩か?)
私は当区の代表、ノヴァーリスと申します。当区の立ち入りに際して登録頂いた、貴方のデータベースを拝見しても?
…ふむ、《種族代表/藍爪》。お話頂いた通りですね。確認とはいえ失礼致しました。
毒について知りたいと仰っていましたが、成る程。…しかしこの場は相応しくない。
詳細は専用の室内で解説、紹介しようと思うが、それで宜しいでしょうか?」
_
「紹介する前に何ですが、俺へは畏まった口調でなくとも宜しいですよ。話しやすいようにして頂ければと存じます。
…では、俺も普段通りにさせて貰う。お気遣い感謝しよう。」
「(機密事項が漏れたわけではなさそうだ。)
Order…承った。当区は其方に協力しよう。当区からは、ターチャ殿の集落で採取できる植物の生態調査、
研究の許可を求める。如何だろうか。」
「…すまない。笑顔、について俺に求めるのは少し。
無論、この契約は双方にとって発展の見込める良い契約であることは認知している。
しかしながら、俺は"嬉しい"や"楽しい"という正の感情を理解していない。
それについては、相応しい誰かを師…ガーデナーとし、学ばないといけない。まあ、俺自身の話はそう必要ではないだろう?」
_
「毒は必ずしも、複数掛け合わせることで強まると言うわけではない。
鳥兜のアコニチンと、特定の海洋生物から採れるテトロドトキシンは拮抗作用を齎し、
其々の分量にもよるが効果が遅延することがわかっている。
また、大型魔物の中には植物毒の免疫を有している物もいる。仕留めるとなると、同種の症例を齎す毒を合わせ、
強力な毒を作る…というよりも、アナフィラキシーのように、相手の免疫を過敏反応させる毒を打ち込み
自身の免疫過剰反応で仕留める方が、迅速かつ的確ではないかと推測した。暴れる場合は、
青酸毒等、痙攣作用のある毒を追加すればいい。」
「ああ、研究の結果が貴区の役に立ったのなら何よりだ。まだ調べていることについても近々良い報告ができると推察している。
…ターチャ。前に、俺自身の話は特段重要ではないと言ったことを覚えているだろうか?
……ああ、先に言われてしまったな。
俺も、貴方と関わるうち、貴方自身喜怒哀楽に豊み、知識欲を刺激する人物…ガーデナーに相応しいと思っていた。
ガーデナーになる対価として用意できるのは、これまで秘匿にしていた、当区…ユグ=ハルディンの植物毒の《研究開示》。
どうだろう、対価としては相応だと思うが、此れで受け入れてくれるだろうか?」
_
「ターチャはよく笑う。今はなぜ笑っていた?
…ふむ、"愛しい"故に。愛しいにも親愛や恋慕、様々カテゴリーがあると聞いている。
それはどれも、心拍数が上がると聞く。恋慕であれば激しい上昇もあり得るとか。今のは”親愛”か。
それは光栄…喜ばしい…"嬉しい"。…心拍数の緩やかな上昇を認知した。成程。"これ"だな。理解した気がする。」
「其方も植物に富んでいる。製薬や薬効に対しての研究はしていないのか?
…確かに侵略せんとする外敵を排除することは肝要だ。しかしながら、内を守る為の医術、治療についても同様。
"攻守が揃って初めて城は堅牢となる"。それは国も同じだ。医術や製薬についての研究も推奨する。」
「"頭を冷やす"?それは、個人の感情に左右され正常な…
論理的な回答、政策を思考、想像できなくなった者に対して必要な行為だろう?故に、俺には不要だ。
ん?なんだ、タイコ、ノブエ女史。…『アフタヌーンティーをターチャと共に』?いいんじゃないか?
ターチャ、うまい茶が飲めるぞ。行ってくるといい。
…しかし、普段は実年齢相応なのに、先程はまるで子供のようだったな。ああも喚いて…ははは…!
これは愉快、ひいては"面白い"だな、成程。また一つ学んだようだ。」
(ーーー数時間後ーーー)
「ん?先程のターチャの思考は感情制御できていなかったのか?ならば整理がついてよかったな。」
「製薬については此方にも心得がある故、協力しよう。
それにしても、自らの行いを省みて、是正するのは非常にいいことだ。
…ふふ…いや、ターチャのその、素直になり切れないところが”面白い”なと。そう拗ねないでくれ。」
「俺達フィオレンテに使われている技術は日々進化している。間もなくターチャにも適応できるだろう。
いや、隠していたわけではないんだが…にしても、何故そこまでする?今のままでも充分強いのではないか?
_”愛”故、か。俺にはまだ明確に認識できていない感情だが、
ターチャが大事にしている感情というのは理解している。いつか、その全てをわかる日が来るだろうか。」
_
「これも巡り合わせなのか?興味深い。ターチャ、見てくれ。次期代表は『此れ』から生まれる。
そうだ、ターチャの遺伝子も少しくれないか。そうすればきっと、”感情”豊かな子に…”愛”を知る子になれるだろう。」
✿ーーー【group】ーーー
《ユグ=ハルディン(ygg=jardin)》
フルーレイル唯一にして随一の研究組織。表向きは植物研究や育成などの研究組織だが、
秘密裏に人体の肉体強化、寿命の延長などといった、人間の進化について研究している。
フルーレイル全体の統治も担っており、代表は必ず"フィオレンテ"と呼ばれる人工生物が務めている。
※ノヴァーリスは両親の実子の為、人工生物と言えるのかは定かではないが、
フィオレンテの性質を継ぐ為さして問題はない。
国の実質的な統治もノヴァーリスが請け負っている。
2023-07-09 17:35:50 +0000