【幻ロボ3】開戦編【一章】

柳沢 遥
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軽い気持ちでお届け物を預かったら
敵本陣まで突っ込む事になった爺様です。

⚫本編
戦火の火蓋は切って落とされた。
北方、東方からの襲撃に王国は迎え撃つ形を取った。

陸に空に、そして水中まで怒号と断末魔が響き渡る。

宿六もまた、戦陣にて出撃の時を待っていたが、奇しくも以前に同じ船に乗り合わせた堕魅耶と再会する。

簡易な射出機能しか持たない穿孔の槍ですら、遥か上空の敵機を撃ち落とす力。
( 新しい槍は勿体無いので通常の槍を発射)

彼の力の一端を垣間見た宿六は感心するも、当の本人は小手先の技術だと吐露する。

大十島には他の勢力程の航空戦力が足りないのは事実。

新型機や個々の技量で対抗する者も要るが、戦とは質と量の総和が基本なのである。

それを覆すのは戦術、戦略、あるいは奇策か...

そんな事を考えていると、けたたましい音と共に偵察に出ていた穿孔が降ってきた。

何でも敵の爆発攻撃で吹き飛ばされて来たらしい。

いかに小型とは言え、機装兵をこうも吹き飛ばすなど背筋が寒くなるのを感じる宿六ではあるが、堕魅耶は妙案を思い付いたらしく、宿六が飯にと誘っても食事も取らず何やら準備に入った。

仕方なく、一人で食堂のある天幕へ入ると、そこには港町で出会った霧咲がいた。

戦場では直接戦う者の何倍もそれを支える者がいるのだ。

殺伐とした戦場に温かい飯があるだけで兵の士気は丸で違うのだ。

上手い料理に舌鼓を打っていると、霧咲から堕魅耶へ飯を届けて欲しいと頼まれた。

お安い御用だと安請け合いしたが、何故か陣内に堕魅耶がいない。

通りかかった霧山によると、なんと単身で敵陣へ飛び込んだらしい。

これでは宿六も敵陣へ突っ込まねば届けられない。

普通なら投げ出す所だが、今さら請け負った依頼反故にもできぬ。

よもや、軽い気持ちで受けた配達依頼が、敵の本丸への決死行になるとは思わなんだ爺様であった。

追記
実は堕魅耶さんは既に脱出成功していたと言うオチが着きました

⚫お借りした展開
穿孔が降ってきた理由
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制空権争い
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配達依頼
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敵陣突入
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⚫お借りした方々
堕魅耶さん
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&零吟愚霊武
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バーン・フォン・ロッソアクィラさん
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&フルスヴェルグ
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テジーさん&ハングリズリー
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イルファさん
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&人造竜ドレイケン
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尾無の吟華さん
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&禍津尾
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魔女ウガツさん
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霧咲さん
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霧山 蘇芳さん
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⚫お借りした機体
スシヘイ
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コロネット
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リラトラ
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徒軽
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※イメレスの上限により全員にイメレスできず申し訳ありません。

お借りした方々の行動や方針、交流を制限・強制する意図はございません。

口調や言動など不都合や誤り、誤字などがございましたら、お手数ですがコメントかpixivメッセージにてご指摘いただくか、パラレルスルーいただけますと幸いです。

⚫うちの爺様
宿六
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&穿孔
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⚫参加企画様
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#【幻ロボ3】#【大十島】#【北の嵐・東の刃】#幻ロボ3交流

2023-07-17 21:59:37 +0000