企画元:黎明航路【illust/100438853】
「ねえ、その話、私にも聞かせてくださる?」
「命は長くとも、機会は待ってくれるかわからないでしょう!」
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◇ラント=ラクリ・エンドシーカー(鳦月/ツバツキ)
▶灰の国/女性/18歳
▶母譲りの髪は、水気を帯びると父似の色に変わる。
父:ヴェーン【illust/104943050】
「あちこち行くようになって、傷だらけになって気付いたけど。実は小さい頃、怪我をした記憶があまりないの。転びそうになったらすぐ受け止めてくれたりとか、崩れた本から避けてくれたりとか。いつも全然、何も言ってくれないけど。……回りくどいんだよね」
母:ウェンディさん【illust/104784280】
「心配かけてたら悪いなって、思ってはいるのだけどね。知ってるでしょ? 私、まだくたばってやるつもり、ちっともないんだから」
「さて……無沙汰してたから、母さんと本気でお喋りしたいな、って。ええ。そうこなくちゃね。
……こほん。さぁさ、本日の議題は――」
姉:メイさん【illust/106523121】
「小さい頃、本を読むくらいしかできなくて。ひいおばあちゃんの蔵書をぜーんぶ読み尽くしちゃったら、姉さん、あれやこれや持ってきてくれたよね。……ふふ、懐かしいなぁ」
「自慢の姉さん、だ・け・れ・ど! もう、それ! 一体誰に似ちゃったかなあ。はぁ……」
「――かっこいいメイが好きね。憧れ。でも、お姫様な彼女でもいてほしいのよ。むかーし話してくれたみたいなね。考えるたび、強くならなきゃなって思うわ。もう、泣き虫ランディじゃあないんですから」
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地理学者の端くれ。とある呪いに手を焼きつつ、時に護衛を雇いながら各地を行く。
物言いが鋭く毅然としているが、一度話し出せばよく表情が変わり、そしてなかなか話も止まらない。
こぐまの「バルカ」を伴うだけだが、楔の魔術に、釣り合わぬような怪力、そして魚影のような尾――を総動員し、誰に似たか”心無い客”は自力であしらってしまう。
呪いのせいで周囲の大半と同じように過ごせない境遇に、嫉妬したことも、泣き啜ったこともあったようだが――あるとき「吹っ切れて今の性格になった」と当人は語る。
幼い頃の経験から本に馴染み深く、様々な物語を好んでいる。
◇受け継いだ種族
朱鷺鬼:illust/102124572/ロドロノ族:illust/102058838
アジノス・ラクリ:illust/101645942/とある花の妖精:illust/101810184
エデルジュルーメ:illust/101596932/果ての探究者:illust/101813390
呪いの詳細については、父のCSをご参照ください。
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素敵なご縁をいただきました
◇婚姻:空の国/マズナブさん【illust/106618012】
(それはそれは、とてもかわいい憎まれ口だったわ)
見事な曇天だった。ええ、とても“旅立ちにはもってこい“の。
君はそんなつもりじゃなかったのにね。
しわくちゃの顔に告げた。指切りはできる? と。
嗚呼、今にも雨が降り出しそうだった。
「大きくなったら、迎えに来てね」
雲より咲いた白花が、ひらり散って大地に降り注ぐ。ひとびとはそれを雪と呼んだ。
浮き島から成る空の国。群島の下には大海が広がる。オーロラ海といわれ、そこにも四つ国が浮かぶのだという。うち一国は、空より注ぐ花びらにまみれてできた国なのだそう。
――山峰高く、騎士の声高き灰の地。雪に塗りたくられた大地が、この空の下にあるの。
いつだか披露してみせた語り口が脳裏によみがえる。過日の私の台詞の背後、きらきらはしゃぐ君の声が聞こえていた。
ね。マズナブ。……あっち。君になら、見えるのかもね?
(⁻編集中⁻)
4/13・申請関係のメッセージについて、ご確認ありがとうございました!
レスポンスはご無理ない形にしていただけると幸いです。
・都合により4月中は諸々の確認頻度が遅くなるかと思います。
1週間経って反応がない場合、お手数ですが再送をいただけると助かります。
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各期ご縁をいただきました、
・アチェロさん/hrtさん
・メロリアさん/アヤカワさん
・ウェンディさん/clown_rさん
とても素敵なご縁と楽しいお話を賜りましたこと、本当にありがとうございました!
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アフターはご縁を頂いた際は参加したいなと考えていますが、
しばらくはキャプション編集等を優先したいと思っておりますので、投稿時期はかなり遅くなるかと思っています。
お相手方の参加の有無などは問いませんので、お互い無理のない範囲で、楽しく自由にできると嬉しく思います。
遅れ馳せながら、最終期もどうぞよろしくお願いいたします。
2023-03-25 16:49:02 +0000