【叛虐機換】化け猫と人類の最終決戦!!

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今回は、とある少年と少女が、敵精鋭部隊「猫組」の代表である「化け猫のヒナタ」と戦っている場面を描いてみました。以前の戦い(illust/106127077)で、彼は2度撃退されましたが、またしても機体を乗り換えて出現します。今回、彼と戦ったとある少年と少女は、機体の操縦訓練を行っている最中に敵襲を受けたため、そのまま緊急発進する羽目になりますが、ヒナタは彼らの活躍により、ついに完全に撃破されることとなります。
今回は、第3章後半における、人類と猫組との決戦なので、いつも以上に敵、味方共に大暴れさせてみました。
この作品は、Blender及び、RadeonProRenderを使用して制作しました。

今回のご出演は・・・
御衣黄・煌(illust/105324051)
アーコレード(illust/106336570)
Stealth Cat・輝(illust/105308995)
猫組の者や機体については、こちら(illust/104028515 & illust/104389512)をご確認ください。

[ヒナタ最終形態]
化け猫とされる彼も、その全てに理由があった。
突然変異が重なったことが原因で、彼の尾は1本多く、雄であるにも関わらず三毛猫となった。
幼き頃に捨てられたことが原因なのか、前足が弱かった彼は、猫であるにも関わらず、2足歩行しかできなかった。
彼の周りには、かつては他の猫も近寄らなかった。人間の言葉だけしか聞いたことがなかった彼は、人間の言葉しか理解できなかった。
そして、彼につけられた異名は「猫のような物体」だった。

ヒナタ「・・・エクステラ・カース!!」
突如として、フォルトゥーナの艦内に、明らかに人間では無い甲高い声が響き渡る。そして、エクステラに進軍していたフォルトゥーナがアガスティア(illust/105745757)に向かって針路を変えた。

ヒナタは、またしても復活した。彼が操縦している機体は、「Stealth Cat・輝 1号機」である。彼は、機体と一体化していることを逆手に取り、レーダーの電波を認識し、レーダーに探知されない僅かな隙間からフォルトゥーナに突入したのだ。しかも、この時、彼の接近を無意識に察知することが可能な聖女も、今回は油断していたのである。

彼は、フォルトゥーナを操り、アガスティアに正面衝突させようとしている。彼を倒さなければ、衝突の回避は不可能だ。

少年「・・・猫!?今度は僕の番だ!!御衣黄・煌、発進!!」
少女「私も行こう!!・・・アーコレード、発進!!」

今回が初登場の「アーコレード」という機体は、正式には、「AM-SG0390型リヴェルザイン」である。なお、この機体は、以前発生した猫組の大暴れ(illust/106036966)により物資が供給できず、その結果、想定されていた機能を完全には搭載することができなかった。ちなみに、この愛称は、御衣黄と同様に桜の品種名に由来する。

彼らは、突然出現したヒナタを迎撃するため、機体を緊急発進させた。
彼らには、秘策があった。彼らは、このような緊急事態に備えてVRゲーム「リヴェルクエスト(illust/99829003)」で、ヒナタと戦うステージを最高難易度で何度も攻略していたのである。

少年「いたぞ、ヒナタ!!」

ヒナタ「今度は子供!?」

少年「・・・サンフラワー(illust/105696523)、召喚!!」

その少年は、かつての戦いで鹵獲されたアグレッサー「サンフラワー」を召喚した。
(彼の機体は敵と同型機、よって、敵の技は、ほぼ全て使用可能であり、鹵獲したアグレッサーの召喚も可能なのだ!!)

少女「相手が猫なら・・・秘密兵器、ねこじゃらし!!」

ヒナタ「・・・何!?」

ヒナタは、「ねこパンチ」を放とうとするが・・・

少年「シールド・・・インパルス!!」

彼の能力により、ヒナタの攻撃は全て反射された。

ヒナタ「強い・・・!!私をここまで追い詰めるとは・・・!!」
ヒナタ「ここからが本番だ!!プログラム222(にゃん・にゃん・にゃん)、起動!!」

少年「・・・これは敵と同型機、ならば、僕も使えるはずだ。」
(実は、御衣黄・煌の操縦者は、操縦中に限り、その機体に搭載されている支援AIにより、子供でも大人と同じ知能、いや、人間すら上回るとされるヒナタ並みの知能を得られるのだ!!)

少年「敵が猫のような物体なら、僕も、猫に化けてやる!!」
少女「私の機体も、お兄ちゃんの機体と共通設計だから、確か使えるはず・・・!!」

2人「プログラム222(にゃん・にゃん・にゃん)、起動!!」

少年「これで決める!!ハイパーねこビーム!!」
少年「見たか、化け猫!!・・・これが、僕たち人類の力だ!!」

少女のねこじゃらしに反応して飛びついたヒナタは、少年が放ったハイパービームならぬ「ハイパーねこビーム」を真正面から受けてしまった。
・・・そして、その攻撃は、ヒナタの機体に搭載されたコアユニットを貫いた。

- THE CAT LIKE THING VANQUISHED -
(猫のような物体は、打倒された。)

これで終わりなのか・・・!?

ヒナタ「この程度で倒れるとでも思ったか!!」

彼は、最終手段である「コンティニューシステム」を使おうと、VR空間内の「操縦席」にある、緊急システムの起動スイッチに手を伸ばす。

しかし・・・

少女「ヒナタ、本当はあなたと遊びたい!!」

ヒナタ「私の願いは人類の滅亡・・・!!」
ヒナタ「いや、本当は・・・」

彼は、もはや動けなかった。以前の戦いで、聖女が発動した「エクステラ・グレイス」は、奇跡の完全成功だったのだ。そして、彼がとある少女の言葉に反応したことで、彼の精神に隙が発生し、エクステラ・グレイスの効果が時間差で発揮されたのだ。
彼が撃破されたことで、フォルトゥーナの針路は正常化し、ヒナタの作戦は全て阻止されることとなった。

その後・・・フォルトゥーナの操舵室に、彼らはヒナタを連れて入ってきた。

聖女(illust/99246201)「・・・ヒナタ!?猫警報!!猫警報だ!!」
少女「・・・私たちの友達だよ。」

この戦いは、人類の完全勝利となった。

さて、今回ヒナタを撃破した勇気ある者は、ロコとラニ(illust/99875544)であった。彼らはまだ訓練中であるにも関わらず、この作戦を成功させたのだ。

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2023-03-12 14:55:26 +0000