◆ ミル祝 【illust/100314341】
★2023/04/08 キャプションを更新いたしました!
名前: ソアーヴェ
年齢: 19歳
性別: 女性
祝福: 白の祝福(50pt)
前期キャラ: タデウス【illust/103266517】
「タデウスお父さんはいつだって笑顔を絶やしません。誰にでも別け隔てなく、そんな彼に憧れています」
前期お相手: テネロ様【illust/102517575】
「テネロお父さんの目は、いつだってキラキラしています。特に、家族を見る時の目が、一番綺麗なんです」
今期姉妹: キャロル様【illust/104694481】
「キャロルは人よりも先に一歩動ける子です。それって、とても大切だけれど、とても怖いことでもあります。彼女の勇気は、きっと色々な人を救っているはずです。」
◆ 祝福の開花のお相手 ◆
❀ シュタールフォルクの元帥 ❀
マチルダ・フォン・グナイゼナウ様 【illust/104361641】
「あのっ!!こ、今度、花祭りにっ行きませんか!?
すみません、突然のお誘いで!前にお見かけしてずっと気になっていて!!
変な意味では決してなくって!ただ、その……。
なんと言っていいのか、あなたが……あまりに……。
っ……嫌だったらすみません!!えい!!
(抱きしめる)すみません!!」
「え…あ、そうです。ソアーヴェといいます。その、名前……!知っていてくださったんだ……。
この前は突然抱きしめてしまって、本当に申し訳ありませんでした……!
え……あなたになぜ関わるのか?
気になったから、というのは漠然としていますよねっ!?
……ええと、失礼を承知で、お伝え、しますが……
私、看護師でも、患者さんの体より心を診ることが得意なんです。まだほんの見習いなのですが。
そ、それで、ですね。あの日、私はここであなたを初めてお見かけして。
……何か大切だけれど、だからこそとても重たいものを常に背負ってらっしゃる方なんだろうなって、なんとなく思ったんです。本当に勘みたいなものですが……。
それがどんなものかはわからないけれど、あなたが背負っておられるものの重さに、打ちひしがれてしまうことはないのだろうか、とふと心配になって……それで。いてもたってもいられずに。
あっ、そうですよね。こうしてお話していてもとても立派なお方だということはわかります。
私のような未熟者が心配だなんて、本当に恐れ多いことで。
ただ、それでも、私の本能が、なぜだかあなたを無視できなかった。
……理解不能ですよね!良いんです!ただその……。
もし、今の話を聞いてご不快にさせていなければまた、会ってもらえませんか。
今のお話を聞いて、私、とても素敵な方だと思ったんです!!?大声だしてすみません!」
「えっ!?げ、げんすい様って元帥様のことですか!?
偉い方だとは思っていたのですがっ…!!
すみません。妙に納得してしまって。
驚きはしましたけれど、それ以上に。
あなたに愛してもらえるこの国の人たちは幸せですね。ふと、そう思いました。
あなたといると、楽しい。
お会いするたび、私の知らないあなたの表情を、姿を見られるのがすごく楽しいです。嬉しいです。
だから、毎日あなたの顔をみられるこの国の人達が羨ましい。
あなたに愛してもらえるこの美しい桜が、羨ましい。
……あの。よかったら。来年も、一緒に行きましょう。花祭り。
お祭り以外もお話したいので、お手紙も。
いやだと仰ってもお送りします」
「私、頭も良くないし、戦えるわけではないし、あなたにとっては利益のある人間でないのは明らかなんです!
ただ、あなたとお話していて思うんです。
あなたが大切に思うシュタールフォルクは、あなたと国民たちの手によって守られるでしょう。
……じゃあ、あなたのことは誰が守るの?あなたが苦しい時、その苦しみを一人で全て背負わなければいけないの?
あなたが守る国の人達は苦しい時、あなたに、周りの愛する人たちに助けてもらえるんです。
でももし何かあった時、責任を取るのはトップであるあなたじゃないですか。
あなただって、その時は苦しんでいるはずなのに。
そう思うと私は……努力したいと強く願っていました。
あなたの抱える苦しみを和らげられるような、支えていけるような人間になりたいと。
私があなたを愛し、守る存在になります。
私は剣を取って戦えない。でも、あなたを守る方法はそれだけじゃないはず。あなただって、守られるべきなんです。
じゃないと私が納得できない……!」
「これを、私に?
あなたの“リボン”を、私に?
ごめんなさい。こんなところで泣いてしまったら、きっと困らせてしまうのはわかっているのに。
私の気持ちがあなたにちゃんと届いていることだけでも嬉しいことなのに。名前を呼んでくださることだけでも嬉しいのに。
優しさを教えるなんて、そんなこと。あなたはすでに優しい方じゃないですか。教えることなんてない……。
それはまだほんの小さな種のようなものかもしれません。
けれど私、そういう小さなものに気づくのは得意ですから。
そうですね、こ、これからは。その種を少しずつ大きくしていきましょう。一緒に。
だって私は、マチルダさんの……ステディだもの。」
「ふふ。見てください。頂いたネクタイ、今日もばっちり身につけていますよ。だって私はあなたのステディだもの。
もう、例えあなたが嫌だといっても離れませんよ。
いつだってお仕事の邪魔になるようなことはしないように気をつけますけど……。
でも、どうかできるだけ一緒にいてください。
……あなた過去の傷。私がそれを癒やすことの出来る人間であればよかったのに。けれど、安心してください。
私は、最期まであなたの側にいる。いさせてください。
そうですね、ミニーには止められるかもしれません。
寂しい思いをさせてしまうかもしれない。
それだけが心残りです。ですから、代わりに可愛いクマさんを贈るつもりです。私とあなたの服を使って。
ですから……。私はあなたを最期まで一人にはさせてあげません。だって、あの時決めたんですから。」
ふと、お手伝いの先で見かけた気高く美しい人。
偉そうな人がたくさん側にいて。いつも真面目な顔をして。
多分あの人は、とても立派な人なのだろう。
同じ人間なのに、小さな私とはこんなにも違う。本当に?
こんな強い気持ちが私の中にあるなんて知らなかった。
美しい、薄ピンク色の花が咲く季節に、あなたが佇むのを見て。
私があなたの“ステディ”なら。
その花の下で、その美しさを、わけあえるのに。
そんなお相手。
2023-01-25 15:58:20 +0000