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9071こちら【illust/96568934】の企画様に参加させていただきます。
◇「やぁ、いらっしゃい。ゆっくり見ていってくれよ」
名前：柊 綃午（ひいらぎ しょうご）
種族：半妖（人間+天火+片輪車+小袖の手）
性別：男 年齢：27歳
身長：184cm 職業：古着屋
呉服屋の息子。両親は自分と妹が自立できる年齢の頃に共に燃えた。
現在は既存の着物を染め直したり仕立て直すいわゆるリメイクを行っている。
明るい好青年に見えるが心の底にはどす黒い感情が渦巻いている。
髪や輪車は感情によって炎を纏う。
自分の心を埋めてくれる相手がいたら、と思っているが口には出さない。
「どの着物も美しいだろう？袖を通されなくなってしまうのはもったいない。」
「忘れられるのは、置いていかれるのは悲しいだろう」
◇種族について
両親・ご先祖のCSをご参照くださいませ！
「この花にはたいそうな花言葉があるが、まあ俺らしいと言えばそうかもしれないな。」
◇愛する家族
お父様：柊 輪治様【illust/98919915】
母：細雪【illust/99074807】
「生涯愛し合える人がいるのはいいことですよ。両親は、その生涯が少し短すぎた。もっと親孝行したかったんですよ。孫も見せたら絶対かわいがってくれるだろうし」
「あの二人はお互いが大事だった、それだけ。解っているんだ。でもこの胸の憎しみは、寂しさはどうすればいい？」
妹様：柊 細治様【illust/99437032】
「細治、よく来たな、突然だから驚いたよ。そうだな、俺の自慢の妹は今日も美しい。もっとよく顔を見せておくれ」
「お前は俺に残された大事な家族だ。守らなくては」
◇素敵なご縁がありました！
安らぎと最期をくださる方：萼貝様【illust/99654785】
蝉が鳴いている。暑い日差しが照りつける。
海の水面は光を反射して光る。岩場の向こうに蜃気楼が揺れる。
蜃気楼…？
それは大きな人影だった。海へ華麗に飛び込み、波の青に混じって泳ぐ。
命。
綺麗だ。目が離せないほど。
浜へ上がってきた彼女は、萼貝といった。
「こんにちは。今日も暑いですね」
彼女は俺を見る。この容姿に興味を引かれているという。
「俺は、小袖の手という妖怪の血を引いているんだよ。これは髪が文様のような色になってるんだ。着物にもなれるよ」
「萼貝さんというんだね。あなたも半妖なんだね？」
彼女を引き留めておきたい、と散々海へ訪れて彼女と話をした。
仕事柄、話のネタはつきない。飽きさせない話術も持っていると自負している。
秋口になると、畑で豆殻を焼く香りがする。
火を見ると、両親のことを思い出す。墓参りの帰り、俺はふと彼女のいる海を訪れた。
潮騒と彼女の声は俺を優しく包んだ。だからだろうか、口が緩んだ。
「優しくないよ、俺は。」
はたと我に返る。どんな話の流れで言ったか思い出せない。
家族の話だったかもしれない。
明るい自分を見せていようと思ったのに
”いつか心から救われる時が くるといいな”
”おれも探すぞ 綃午の安寧を”
彼女の答えは、やはり優しい。
置いていかれた悲しみ、寂しさ、怒り、憎しみ。
妹にすら見せてこなかった、自身のどす黒い感情。
この人になら、打ち明けてもいいと思った。
閉じ込めたいのに自由な様子をずっと眺めていたい。
安らいでいるのに不安だ。
人間離れしているのに、彼女は一等人間らしい。
美しい、怖い。
「自由な君を愛している。それと同時に閉じ込めてしまいたいと思う。この矛盾だらけの、美しくない感情が人間らしいということなのかもしれない。君も人間らしくて、恐ろしくて綺麗だ。人間らしい君が好きだ」
これが愛だというのなら
汚れているのに
嗚呼、なんて美しい
ーーーーーー
萼貝は子供を身籠った。
俺の子だ。
共に燃え尽きる両親を思い出す。
父さん、母さん、俺も親になるよ。俺が生まれる時、きっと今の俺みたいな気分だったのかな。
俺も、萼貝と共に燃えるのだろうか、なんて筋違いのことを思う。
それもいい。でも俺の命はもっと別なことに使いたい。
「君と子供たちのためになることがしたい」
萼貝に食べられ、子供を産み育てる命になる。
そうすれば、萼貝とも子供たちとも永遠に一緒に居られる気がした。
頷いてくれた彼女に俺は触れる。
「ありがとう、願いを叶えてくれて。君は優しい人だ。」
「愛しているよ。子供たちのことだって、心から愛しているんだ。」
"おれをやさしいやつにしてくれてありがとう”
最期に聞こえたのは
優しく、美しい、愛しい人の声だった。
◇申請について婚姻関係について、種族や年齢問わず募集しております。どなたでもお気軽に！
お返事は即日～2日以内を心がけます。
キャプションやタグに変化がなければ、再度ご連絡いただけますと幸いです。
友人やその他の関係についても募集しております。
◇なにかございましたらご連絡くださいませ。
2022-06-30 15:34:07 +0000