【華縁】さらさ【四世代目】

ほしこ
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◆さらさ
 16歳(外見は12歳程度)/女性/145cmぐらい/半妖
 一人称:さらさ/二人称:あなた、きみ

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◆素敵なご縁を結んでいただきました!(7/16)
 🌸小此鬼洌さん【illust/99722772

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 「わたし」の目に映る「世界」は、霧がかったようで、ぼんやりとしていて、どこか色褪せていて。「そこ」に自分がいるという実感がとても薄いものでした。そんな中、姉や兄は「できること」や「やりたいこと」を見つけていて、自分もそうであろうと焦りばかりが募っていって。それが、「世界」と「わたし」とをますます引き離していって。
 もう、この「世界」には、わたしが「できること」も「やりたいこと」も見つからないんじゃないかって。そんな、諦めにも似た感情を拭い払ってくれたのは、生まれて初めて見た、絢爛で色鮮やかな「舞台の世界」でした。

 幕が降りてなお、刻まれた衝撃が全身を支配しており、どれくらい呆けてしまっていたでしょうか。はっと我に返り、思い立ち、舞台の裏側へと回り込むと、そこには人だかりと熱気の渦が溢れていました。舞台を演じていた人たちに一目会いたいと息巻いてはみたものの、小さな自分には背伸びしても飛び跳ねてもちらとしか伺い見ることはかなわなくて。
 そうして、自分には縁遠い世界だったのかと気を落としていたわたしに、ふと、声をかけてくださった人形いらっしゃったのでした。
「お芝居、すごくて。とってもきれいで。さらさ、こんなにどきどきしたの、ひさしぶりで」
 事情を問われ、思わず答えてしまったのは、興奮がそうさせたのもありますが、なにより、「この人なら聞いてくれる」という直感めいたものがあったからかもしれません。実際、つたなく紡がれる言葉を、その人は遮ることも急かすこともなく、ゆっくりと耳を傾けてくれました。そのうえで、よければ舞台裏を見てみないかと、お誘いをいただいたのです。それに対して、興奮冷めやらぬわたしは、二つ返事でお願いをしたのでした。

「…すごい…すごい!! お芝居って、見えるとこらにいる役者さんだけじゃなくて、
 見えないところでがんばってるひとたちもいるから、あんなにすてきになるんだ…」
「さらさも、お芝居のお仕事がしたい。でも、役者さんになるのは、むり、かも…」
「見えないところでかんばってるひとたちのお仕事…そっか、役者さんじゃなくても、
 お芝居のすてきな世界を伝えることはできるんだ…」
「ねぇ、あのね、さらさに、お芝居を助けるお仕事のこと、教えてほしい。
 弟子にしてください」
「…う…とつぜん、すぎる…それは、そう…でも、また、くるから。あきらめないから」
「弟子に、してくれるの…?…やったぁ…!!
 とうさまとかあさま、ねぇねとにぃににも、ほうこくしなきゃ…!!」

「ごめんなさい、盗み聞きするつもりはなくて、でも、とってもすてきなお唄だったから…
 ひみつ、にするの? …わかった。だれにもいわない。
 そのかわり、また、師匠のお唄、きかせて?」
 
「いつか、もしかしたら、師匠と離れ離れになっちゃうこともあるのかな…いやだな…」
「あっ、ちがう、その、そういうのじゃなくて、うぅ…」
「あの、ね。きいてほしいの。あのね…さらさ、師匠のことが、ずっとずっと前から…」

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◆家族
 父親:寒雷さん【illust/98920918
 「とうさま、ねぇ、かあさまと出逢ったときのお話きかせて?
  …どうしてそっぽむいちゃうの? とうさま、照れてる…?」
 母親:寧々【illust/98801445
 「とうさまと一緒にいるときのかあさま、とっても楽しそう。
  ずっとずっと、仲良しでいてね」
 姉:てんこさん【illust/99413631
 「ねぇねはすごいね。あっという間におとどけものしちゃう。
  さらさ? さらさはあんまり…雲に乗るの得意じゃないから…」
 兄:ひがみさん【illust/99413717
 「にぃに、おかえり。今度はどんな場所に行ってきたの?
  にぃにの旅のお話だいすき。にぃにもだいすき」

申請について
 種族を問わず、相性重視でご縁がございましたら!
 どのような出逢いや関係性をご希望なのか、
 具体的にご記載いただけますと、想像がしやすく助かります。
 ありがたくもメッセージを頂戴いたしましたら、
 2日以内の返信を心がけます。それ以上お待たせしている場合、
 不着の可能性がありますので、お手数ですがご再送ください。


◆華の由縁【illust/96568934】にお邪魔いたします。

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2022-06-30 15:03:55 +0000