大雪原を進む3人の前に、なんだかでっかくてすっごい敵が現れた!!
人型のモンスターも多数随伴している。
リーファは即座にソレらを極めて危険な敵と判断し、術式「ディスインテグレート」を発動させようとするが、その動きにオーガとメイが反応した。
オーガ「!!!!」
メイ「ダメですリーファちゃん!!」
そこにメイが勢いよく飛び着いて来た。
リーファ「をフ」
ちょっと勢いがつきすぎていたのでそのままふっとび、20mほど雪原を転がる二人。
幸いにモンスター集団から隠れることができた。
リーファ「危機的状況、必要な、先制攻撃!」
メイ「ダメだよ!リーファちゃんは女の子なんだから、もっと自分の体を大切にして!!」
オーガ(コクコクコク)
リーファは何を言われているのかよくわからなかったけれど、二人が必死に訴えているのは理解できた。
自分が「ディスインテグレート」の術式を使うと、致命的な事態が発生するらしい。具体的な事ははぐらかされてしまった。
リーファ「提案、限定解放。さきっちょだけ。」
再び術式を発動させるリーファ。
メイ&オーガ「!?」
メイとオーガが一瞬身を固くするが、リーファに特に変化はないようだった。
いつもの、崩れ落ちるように倒れる、ということはなかった。
敵集団の方を見ると、移動速度が明らかに低下している。何体か転倒しているのもいるようだ。
これなら逃げるのも容易だろう。
3人は謎の巨大生物集団から距離をとった。
オーガ「何をした?」
リーファ「さきっちょだけ。」
片言で伝わりにくかったが、『ディスインテグレート』を限定解放し、小さいほうの敵の足親指を消し去ったらしい。想像するとなかなかにえげつない行為にメイは身を震わせる。
メイ「そ、それでも記憶は失われる・・・んだよね・・・?」
こくりと頷くリーファ。
リーファ「団長の、今日のぱんつの情報、ロスト。低優先順位。選択可能。」
メイ&オーガ「それは忘れちゃダメだよ!!」
予想しなかった食いつきにびっくり顔のリーファ。
リーファ「じゃあ、二人のぱんつは、ずっと覚えておく、ね。」
メイ&オーガ「それは忘れていいから!!」
二人の声が雪原に響いた。
もうよくわからない、と困った顔になるリーファ。
山頂はもうすぐだ。
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リーファはボスクラスの敵を発見すると、迷いなく術式を使おうとしてしまいます。
パーティの子たちが優しい子たちで助かった一幕でした。
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<キャスト>
リーファ:illust/87851378
オーガ:illust/88621896
メイ:illust/87900938
ルイン団長(キャプション):illust/87720142
異界の神:illust/88897240
COTTON SHEEP:illust/88775820
2021-04-08 01:30:01 +0000