※ぼやけてるのでクリックしてご覧ください
こちらの流れから樹海にログインします…
【illust/88017150】ぱっぱ団、ヘヴンへ向かう
【illust/88030087】【illust/88070588】その途中、那由多さんとノーリスさんに遭遇
【novel/14760786】青の樹海に向かう?
【novel/14688291】罠に掛けてしまったミンパクスさんに遭遇
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それから一行は少しばかり話しながら鬱蒼とした樹海を進んでいくと、光が差し込む明るい場所がぽつぽつとあるのを見つけた。
「樹海のど真ん中に光が差している…ここは一体…何か巨大な生物でも潜んでいるのか?」
ノーリスは極光銃剣を構え注意深く周囲を見渡す。
赤い傘のきのこ…いやテルモという名の商人だったか、ガサガサと木々をかき分けて進んでいくのが見えた。そのほかには誰もいない…ふわふわと宙を舞う魔蚕蛾を除いて。
「それモ……ワタクシたちの個体が葉を食べたのでス…これでも抑えた方なんですケド…」
申し訳なさそうに口を開いたのは、那由多だった。那由多…のなかの61自身食べ尽くすまいと気に掛けていたのだ。
こんなとき、どんな言葉を掛けたらいいか…沈黙が流れた。
那由多の脇には「山と和解せよ」の看板が。
意図不明なこの看板は、一体誰が設置したのか。
誰かを責めているかのようで、なんだか不気味である。
「我慢した…もっと食べたかった… お腹すいた…疲れた…」
ちび那由多がセリカを揺さぶり、おんぶをねだってぐずぐすし始めてしまった。
「あ、えっと、でも、食べなくちゃ生きていけなし、仕方のないことだと思うんだけど…」
ミンパクスが大丈夫!というふうに、ちび那由多たちをなだめた。
「…そ、そうだよー。ちび那由ちゃん。頑張って。ほら、行く先ではっぱ食べられるから……
…って、あれ?何か生えてきたよ?」
眩しい木漏れ日の差す先に、ニョキニョキと生えた草花がわっと現れた。
乏しい光を奪い合うように静かな競争を重ねてきた樹海の植物…
突然の来訪者によって樹海に光がもたらされた結果、われ先に光を浴びようと植物の種が芽吹き、新たな森が生まれようとしていた。
「…山とは、和解シタようですネ」
那由多は少し嬉しそうに笑った。
【オオカジジュカイヤナギ】
このような局所的な光環境下で、わっと生える薄黄色から薄緑色の木。成長が早い。高木類が優占する青の樹海ではなかなか見られないが、大規模な山火事で原野になったときに出現するとか。
はっぱ団の拠点で待っているロドニィへあの端末でillust/87907881報告しておくかな…
お借りしました!
那由多さん【illust/87767331】
ノーリスさん【illust/87948869】
ミンパクスさん【illust/87720207】
テルモさん【illust/87722069】
樹海の道標【illust/88125674】
ロドニィさん(お名前だけお借りしました)
【illust/87720847】
セリカ【illust/87724275】
口調はほとんど想像です。不都合ありましたらご連絡ください。
2021-03-02 04:27:38 +0000