【ポラリス】霜【第5期】

ほしこ
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◇名前:霜(そう)
◇年齢:18歳 ◇性別:女性
◇身長:人型疑似体150㎝、瑞獣200cm、ソラノツカイ5m、ウサギ20cm
◇所属国:白雨国 ◇総ポイント:125pt ◇運命数:0

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◆素敵なご縁をいただきました!(2/21)
 青月国/五井狩柊花さん【illust/87119005

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 出逢いは鈍色の空の下。少しでも「外」の世界に慣れようと、小さなうさぎの姿で出かけたその先。「影」は相手が小さな獣であっても容赦がなく、その牙を、爪を振るってきた。茂みに逃げ込み隠れ込み、息を殺して潜んでいると、誰かの気配、青い炎。何事かと茂みの向こう側を見やると、凛と澄んだ瞳と目が合った。
 どうやら相手はこちらを小さな獣だと思っていたようで、けれど、小さな獣であっても助けるべしとした、そんな優しい心の持ち主なのだと感じた。
 礼を述べるべく人のかたちを映し出すと、驚いたようにまばたきし、いずれにせよ無事で良かったと笑いかけてくれたのだ。
「…あのね、うち…こんなんやから…外が怖くて…
 でも、お父ちゃんはみんなの役に立つために頑張ってて…
 そんな風になれたらええなって…
 ちょっとでも、平気になれるようにって…でも、うまくいかんくて…
 その…ありがとう、ございます…」

 家族以外の人の前では上手く話せなくて苦手だったけれど、彼はたどたどしい語り口の話でも、遮ることなくゆっくりと耳を傾けてくれた。
 …この人になら。そんな安心感を与えてくれる人だった。

「人、に? そ、そう、やね…うん。まずは、少しずつ、やね…
 うん、柊花さんは…平気…ふしぎ…」

 それからというもの、彼に付き添われる形で、あちこちへと足を運ぶようになった。怖いこと、恐いものだらけの世界だったけれど、彼が隣にいてくれるだけで、前を向いて歩くことができた。
 それは、彼の仕事がない日に限られることで、けれど、それも、戦いが激しくなる中でどんどんと頻度が減ってしまって。
 会えなくなる日をこんなにも心細く思うなんて、こんなにも不安になるなんて。「祈る」理由がいつしか、どこか知らない空の下で戦う彼の無事を願うそれに変わっていって。

「柊花さん、こ、これ…うちの、星屑のかけらで作ったお守り…
 何か特別な力があればよかったんやけど…何もなくて…
 でも、柊花さんに持っててほしいなって思って…」

 会えないことを恨めしく思ったりはしない。今日もあの人は、小さくて弱い、自分みたいな誰かのために戦って、たくさんの人を救っているのだ。むしろ誇らしく思うくらい。
 でも、それでも、不安は募る。もしも彼に何かあったら。もしももう会えなくなってしまうようなことがあったら。
 後悔したくなかった。
 胸の内に芽生えたこの想いを、伝えなければ、そう思った。

「…あのね。うち、柊花さんのことが…その…す、好きなんよ」

 彼は驚くこともなく、知ってたよと微笑んだ。顔が熱くなって、溶けてしまうかと思った。そんなこちらの心の内も見透かされてしまっているのだろう。
 けれど、彼は誠実だった。謝罪をした彼の口から飛び出したのは、思ってもいなかった言葉だった。

「…うん。うん…!
 …うちを、あなたの乙女にしてください…!」

 初めて握ったその手は、とても、とてもあたたかかった。

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◆家族
 父親:晴【illust/85836912】(前期pt:50)
 「お父ちゃんはすごいね。こんな暗い空、怖い世界でも、
  『誰かのために』っていっつも頑張ってるんやもん…」
 母親:ハルカ(玻華)・リバノチカさん【illust/85738713
 「お母ちゃんにもっとぎゅっとしてもらいたかったな…
  冷たくなっても、お母ちゃんの手、大好きやったんよ」
 双子の片割れ:テンカ(天華)くん【illust/86942472
 「テンカは明るくて元気いっぱいで、えぇなぁ…うちの自慢なんよ」
 「うちにも力が…せやろか…? テンカがそう言うてくれるんなら…」

◆種族
 彩雲ノ獣/ソラノツカイ【novel/13426945
 星の子【illust/83316109】/ユニ族【illust/82857052】/シウ・ミウ族【illust/82716136】
 イゾルフ族【illust/83026834】/クィルッシュの民【illust/82907047】
 エルルテスの燈火【illust/82673933】/狐龍【illust/82703807】
 石像【illust/82731940】/スペアクルス【illust/82674202】
 渓谷の金魚【illust/83078145】/綿毛竜【illust/82675193】

◆スキル
【天駆け】
 雲から雲へ、天高くを自由に駆け回る。
 駆けた後の雲は七色に輝き、星屑を含んでいる。
 星屑は氷を内包しており、一部が透き通りきらきらしている。
 人々の「祈り」や「願い」といった力が足りないため、
 長時間駆けることはまだできない。

【エスカフラージュ】
 雲や水蒸気に任意のものを投影する。
 水蒸気に「ひと」のすがたを。曇り空に青空と星空を。

【風花(かざはな)のギフト】
 癒しの力を持つ冷気を纏い、氷雪をうみだし操る。

◆既知関係も募集中です。お気軽にご相談ください。

◆ここまでご縁を結んでくださった皆様に、心からの感謝を!
 ✧アトラッタさん/ととペロさま
 ✧ハルカさん/よつみさま

◆ポラリスの英雄歌【illust/80979654】にお邪魔させていただきます。
 不備等ございましたら恐れ入りますがご一報ください。

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2021-01-07 15:00:18 +0000