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蘭。（2/2 メッセージ受信・確認しております。）
■ポラリスの英雄歌【illust/80979654】
引き続きこちらの素敵企画に参加させて頂きます。よろしくお願いいたします。
「……この先何も起こりませんように」
※運命数に該当しております。
◇シュスラン・T・ジャスシップ（Shucelan T Juthsip）
年齢：20歳 性別：女性 身長：165cm
所属国：緋獣国 総ポイント：250pt 運命数：7
◇家族
父：スズカ・ジャスシップ【illust/85375657】(125pt)
「ね、私、お父さんくらい強くなれたかなぁ」
母：メラニー・テナーさん（故人）【illust/85229980】
「（胸元の石に触れながら）お母さん、今日も頑張るから力を貸してね」
妹：メイカ・テナーさん【illust/86103691】
「メイちゃん、このリボンに魔力込めてくれる？この前咄嗟に使っちゃって……」
◆種族
アヴルファ族【illust/83358275】
そらうお【illust/82987642】
有翼の人造人間【illust/82769646】
月下灯篭【illust/82971641】
／
石籠妖精【illust/83465404】
ラビットラミア【illust/83265038】
毒竜の血と浄化の魔力を持つ血筋【illust/82672908】
獣人種【illust/82952159】
◆所有スキル
「天駆千里」
最高速度90km/hで疾走出来る。ただし、最高速度を継続出来るのは5分程度で休養が必須。
回復までにかかる時間は使用した時間や距離によって変化する。
魔力で擬似的な「そら」を作って浮遊出来るため、空中や足場の悪い場所でも速度は変わらない。
「落翼」
傷を受けた箇所や身体の末端が羽となって零れ落ちていく体質。
零れ落ちた羽は氷のように冷たい。
「月下毒竜の灯」
他者の記憶に結び付く負の感情を毒素として取り込み、尻尾の灯篭に蓄積する。
灯篭の発光と共に毒素が放出される。
「石想籠」
石に自分もしくは他者の感情を映した魔力を込める力。
力の込められた石は感情に沿った色と輝きと持つようになる。
夜になるとほんのりと光り、気分を落ち着かせる作用がある。
■■■素敵なご縁を頂きました！■■■
緋獣国 オランジュ･M･バンクシア様（ラン君）【illust/85984686】
名前を呼ばれた気がした。
後ろを振り返り、店内を見渡すが家族はおろか知り合いもいない。
気のせいか……と、再び色とりどりのお菓子が並ぶショーケースに視線を戻す。
薄暗い雲に覆われた空は不安の象徴のようだった。いくら鍛練に励んでも、凶暴化した野生生物を追い払っても、心のざわめきは消えない。
唯一、家族と過ごしているときだけは平穏を感じられた。
手に取るお菓子は4個。お父さんとメイちゃんと自分。そして、お母さん。おみやげは必ず4人分買って帰るのだ。お母さんがいなくなった後もその習慣は変わらなかった。
名前を呼ばれた気がした。
以前このお店に寄ったときもそうだった。辺りを見回すと、再び「ラン」とはっきり聞こえた。
呼んだ方も呼ばれた方もカウンターの中にいる。店員さんだったんだ。
深い茶色の髪にオレンジ色の差し色がある男の子。年の頃はメイちゃんと同じくらいだろうか。
そんな印象と同じ響きの名前に親近感を抱く。
会計をしてくれた男の子から商品を受けとるとき、思わず話しかけた。
「ランさんっていうんですね。お名前呼ばれてるのが聞こえて。私シュスランなので、自分が呼ばれたのかなって驚いちゃいました。また来ますね」
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「ああ！この前はいきなりごめんなさい！逆にビックリさせちゃいましたよね。同じ名前に親近感を覚えて、思わず」
「実は最近お菓子作りを始めて。こんなふうに上手く出来たらいいなって」
「っ！？お菓子の作り方、教えてもらえるんですか！迷惑じゃないんです？嬉しい！ありがとうございます！よろしくお願いします」
「ラン君……この前教えてもらったお菓子お家でも作ってみたんだけど、なんかちがくなっちゃって……。なにがいけなかったのかなぁ……？」
「ラン君もお母さんが……？そっか……私も同じなんだ。とても気高い人だったんだね。ラン君のお母さんのおかげで大切な人を失わずにすんだ誰かがいるのだろうけど……うん、寂しいよね……」
「強くなりたいって思ったのは、お母さんがいなくなってからなの。
私も妹も小さかったからお父さんが一生懸命守りながら育ててくれた。
ラン君のお父さんもきっと一緒だよね。
そんな姿を見てたからかな、守られてるだけじゃダメだって、私も大切な人を守れるくらい強くなりたいって思ったんだ。
お父さんはお母さんを守れなかったって言ってたけど、お母さんがお父さんを守ったんだよ。
きっとこの世界はみんな大切な人を守り、大切な人に守られて出来てるんだって私は思う。
だから、私も強くなりたい。これだけは……誰にも譲れない想い」
「もし、もしだよ？ラン君の隣に私がずっといても良いって言ってくれるのなら……私の『天鱗』を受け取ってくれる？天鱗はね、曾祖母さんの種族にある人魚の鱗で、その……愛、す……る人に渡す習わしがあるんだって。私が渡したいと思ったのは、あなただけ」
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2020-12-14 15:21:33 +0000