【ポラリス】水雨桔梗【第4期】

黒瀬
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「あらあら…怖い夢を見てしまったの?大丈夫、先生がついてるわ」

企画元様【illust/80979654
第4期【illust/85553562


水雨 桔梗/キキョウ・ダイジョウジイン・エインズワース(ミサメ キキョウ/Kikyo Ainsworth)
年齢:25歳 性別:女 身長:177㎝(角は15cm程度)
所属国:青月国 
総ポイント:20pt【精神:10/攻撃:0/技巧:0/魔力:5/幸運:5】分家/新規家系
運命数:0

国の中でも市街地の外、あまり人が寄り付かないところに調薬の工房を構える鹿の一族。
一族の多くは皆のんびりとしており、性格も穏やかで心優しい者がほとんど。
一族の人間は全員、自分の魔力を込めた宝石を調薬魔法の媒体としている。
国を出た一族の末裔はどこかの山奥にある里で生活をしているらしい。数年前に留学から里へ帰ってきた女性は、留学中にとある『先生』と出会い、今は亡き彼の人のことを知ったのだとか。

✾ skill
【M-SalvationMedic,Mentor,,,Memory
従属の精神は人を癒すだけではない。教育として知識を分け合うことも、ひとつの奉仕の精神の形である。…そう、とある『先生』に教わった。
【薬喰鯨】
その身に宿す鯨は、魔力よりも薬草が好みらしい。薬草探しには良い相棒である。
【鹿族の想い出】
母から教わったこと。そして学園で学んだこと。どちらもとても大切で、かけがえのないもの。…話に聞いた彼の人のように、『調薬』はそんなに得意にはなれなかったけれど。

調薬の鹿族【illust/82672877
 ∟泡傘鯨/アンジェロフィンチ/夢魘喰い
 ∟水雨の忍び/香華鬼/アツユ/クルジャ

✾Family✾
父:水雨 志青さん【illust/84805683
「お父様、おはようございます。…え?体調?やだわ、もう小さい頃とは違うんだから…ええ、今日もとっても元気よ」
母:フェンネル・エインズワース【illust/84717467】(故)pt総計:50
「この前お母様の書斎をお掃除してたら、本の間に写真を見つけたの。この小さい子はお母様?じゃあこっちはお爺様とお婆様かしら…ふふ、とっても幸せそう。きっと、仲良しの家族だったのね」
兄:水雨 竜胆【illust/85698305
「はい、昨日採ってきた薬草。予備が無いって言ってたでしょう?蔵の方にもいくつか置いてるから、使ってね」
「お兄様ったらまた大きい声出して…子供たちが怖がっちゃう。ほら、明灯ちゃんみたいに笑顔、笑顔」
妹:水雨 明灯さん【illust/85698683
「戦場の天使?あらあ…可愛らしい明灯ちゃんにぴったりだと思うわ、とっても素敵ね~」
「明灯ちゃん、今日もお勤めご苦労様。当主のお勉強疲れたでしょう?ごはん出来てるから、手を洗ってらっしゃいな」

+.✾♡素敵なご縁をいただきました(12/09)
 ヨハネ・シファル・ペテリアス・ガーイウス・ノエ・ル・フェイさん【illust/85924889

相棒の鯨を連れた日課の薬草採取、通いなれた森の中。そして、その木々の隙間から見えた森に似つかわしくない風貌の『彼』の姿に、見て見ぬふりをすることは出来なかった。

「ねえ、そこのあなた。大丈夫?怪我を…しているわけではないのね。でも、お洋服が汚れてしまってるわ。迷った?それならうちにいらっしゃいな、里からの道の方が分かりやすいと思うから」

この辺りは獣だって出る。水雨の里も近いから、忍びの罠だって無いわけではない。足元に気を付けるように彼に言うと、こくりと頷き自分の後ろを付いてくる。その素直な姿を見て、なんだか里にいる幼子たちのようで可愛らしいなと思ったのは内緒だ。

「ヨハネさん…ううん、ヨハネくんっていうのね。海から来たの?そういえば私、海は行ったことが無いわねえ。湖や池ならたくさんあるのだけれど」

道中、道端に生えている薬草を見てあれは何、と言葉が飛んできた。どうやら彼は海からやってきて、陸のものはどれも物珍しいらしい。あれは傷薬になる薬草、あれは腹痛を治す薬草、そういう話をする度に、彼は静かながらにも、これまた幼子のように目を輝かせた。
そして海を見たことが言うと、次に会うときは海の植物を持ってくる、と。
次があるのかと少し驚いたが、未だ見ぬ逢瀬と新しい知識に心が躍るのだ。その感情に呼応するかのように、手のひらサイズの鯨もゆるりと尻尾を揺らした。

「何も知らない?いいえ、ヨハネくんはもうたくさんのことを知ってるわ。だって、私の知らない海のお話をたくさんしてくれたんだもの」
「これからも?勿論よ。ずっとずっと、こうやっていろんなことをお話しましょう」


何も知らないという彼の事。家族のことを知らない彼の事。実は血も吸うという彼の事。
驚いたこともあった、だけれど彼のことを知れるのが何よりの喜びで、彼の知らないことを与えてあげられることが何より嬉しいのだ。

陸のことを知らない、海のことを知らない。
両親のことを知らない、母の最期を知らない。
知らないことは、お互い様で、私たちはそういうところが『一緒』。

だからこそ、愛しいあなた――――一緒に、たくさんのことを知っていきましょう?

+.✾.+

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2020-12-06 09:10:59 +0000