【夢現ノ陣】六条竜洞【西軍】

央羽しず。

◆闘乱祭―夢現ノ陣―【illust/82137647

「うーん特殊な状況下での実験になると現実に反映するのは難しいかもしれないけど……ふふっでもせっかくだし、『サンプル』は多いに越したことはないよね!」
「あはっいいねいいね!夢で潜在意識が出やすいせいかな?心剣の調子がすごくいい、君の傷が俺にもよぉく見えるよ」

◆六条 竜洞(ろくじょう りゅうどう) 【西軍】2年(16歳) 
 一人称:俺/二人称:君 身長174㎝ 12月3日生

∟2019冬【illust/78220561
∟生まれてから5歳までとある教会に併設された保護施設で育ち、その後研究職の夫婦に引き取られ愛された少年。周りの変化などお構いなしに変わらぬ様子だが、闘乱祭中は夢の中という自覚もあり好奇心と研究心が昂って上機嫌な様子。一年次より積極的に動き、今しか取れない研究サンプルを収集している。

◆心剣―壊苦乱廻(かいくらんえ)
∟非常時顕現タイプの双刃の心剣。ブーメランとしても使える。(詳細前回CS参照)
※夢という特殊な状況下との相性が良く、現在は対象が見る幻覚を僅かに覗き見れるようになっている。

◆関係者(?)
◇観察対象/CASE.1
◆黒桐伊吹くん【illust/85187507】呼び方:黒桐君
 初めて君を見た時の直感通り──だけど期待以上に芽吹いたその闇が、愛おしくってたまらない。ああ、もっともっと、よく見せて!

「あはっやだなぁもう黒桐君ってば!……あんまり見くびらないでね?俺が興味を持ったのは『黒桐伊吹』という『人間』そしてその『心』だ。陣営程度で消える程俺の興味は軽くないし、むしろ今までより近くで君の観察が出来るんだ。俺にとっては喜ばしいことこの上ないね!」
「……あはっ…はは!ほんと君って可愛いね最高だよ!!いじけて、燻って、爆発して、それでもまだその底にはマグマみたいにぐつぐつ色んなものが煮えたぎってるようで……ふふ、黒桐君のそういうところ、俺だぁいすき」
「ねえ、一緒にいようか?突き落としてハイおしまい、だなんて勿体ないし面白くない。どうせなら堕ちるとこまで堕ちるほうが最高に楽しい。……どうなったって、俺はずーっと、君を見てるよ」
(もっともっと、落ちて、堕ちて。咎落ちしたら、それこそ誰にも渡したくないなぁ)
「………ふふ、うん、いいよ。俺気は長い方だから待っててあげるよ、いくらでも。だから忘れないでね──伊吹」

◇観察対象/CASE.2
◆四十九院暁くん【illust/84826421】呼び方:四十九院君
 見える変化、見えにくい変化、緩やかでいてけれど確実に色味を変えていく君は面白くて、だけど最近ちょっと『つまらない』──まあ、興味はまだまだ尽きないけどね!

「あっ四十九院君み~っけ!ねえねえ心剣形状変化したんでしょ?もっとよく見せて?効果に変化はあった?使い心地は?あっせっかくだから試し切りしてもいいよ?やられてあんまり気持ちいいものではないけど普通に面白いし君の変化を知る為なら喜んで実験体になるよ!」
「そうだ!せっかくだし俺の『理想としない死に方』教えようか?君の心剣で俺が見るのはね『沢山の人に愛され、看取られる死に様』なんだ!ふふっどう?どう思う?」
「猫?あはっそんなの初めて言われたなぁ……別に好きでも嫌いでもないけど、あれとは違うよ。ああいうのは愛されたことを受け入れてるから一人で死ぬんだもの。俺とは全然違う」
「あははっそう言われて俺が素直に黙らないのわかってて言ってない?俺気が散って怒る君の表情もっとよく見せて欲しいなぁ!」

◆◆◆

◇検証結果《TYPE.A》再検証実施/CASE.3
◆猪八重萩玄さん【illust/85230216】呼び方:猪八重先輩
 しばらく見ない間に随分と元気になったらしい、付き物が落ちたような清々しい表情が俺の神経を逆撫でする──なんて、貴方はきっと気づかないでしょうね

「あはっなーんだ、先輩元気になっちゃったんですか?残念だなぁ、前のほうがずっと俺好みだったのに!」
「本当のチカラ?ああ……ふふっ調子のいい人だなぁ。まあいいですよ、先輩方の『快気祝い』に一戦お相手しましょう。ちゃーんと見せてくださいね?先輩の実力」

──勝ち負けなんて、別にどうでもいい。こんなの玩具がひとつ壊れたのと変わりない。それならお望み通り付き合って、遊んで、それで『笑って』『さよなら』です──
 
◆◆◆

◇実験対象《状態未明》/CASE.4
◆黒桐未海さん【illust/85187678】呼び方:未海ちゃん
 好意らしき視線、裏に渦巻く黒いもの、忌避と興味の両刃の予感、君は一等可笑しな子──これは俺が直接手を出さないと面白いものは見られない、かな。

「あはっ未海ちゃんってほんと物好きだねぇ。んーそうだな………君が今よりもう少し面白いところ見せてくれるなら、いくらでも見てあげるけど?」
「……ふうん、そう。でも俺、捧げられるのって実はそんなに好きじゃないんだ。だからそういうのは『いらない』」
「別にそのままの未海ちゃんでいいよ。俺綺麗に作られた何かより、君の心の奥底のほうが興味あるからね」
(どうせ透けて見えてるんだからさっさと見せてくれたらいいのに……ま、こういう狡さが面白くもあるけど)

「……ふふっあははっ……はー……ちょっと、思ってたより潔くて……ふふっいいね、それくらいのほうがいっそ面白いよ。まあどうなるかはわからないけど、君が暴れてくれるうちは付き合ってあげる」

◆◆◆

 
『みんな』の『すき』が『きらい』で
『みんな』の『きらい』が『すき』

幼い頃からそうでした

『笑顔』は『気持ち悪く』
『泣き顔』や『怒った顔』は『心地良くて』
『苦しむ心』が『愛おしい』

それが俺にとっての『普通』で 『不変の解』です

『かなしい』などとは思いません

『六条竜洞』というのは そういう人間なのです


 
 
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◆CVタグありがとうございます!!

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2020-10-21 09:06:24 +0000