【ハナムケ】イオリ【アフター】

ふーこ
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「ここは、花籠。かつてたくさんの花が咲いた、今は小さな箱庭だよ」

*朽ちゆく世界にハナムケを【illust/67637283
大変遅くなりましたが、分家新規でアフターへの参加です。

*イオリ(伊織)・アルシラ・ニコル・グラネテ/男性/25歳/181cm
 所属国:エステロント
 所有ポイント:30pt

*花と星との間に生まれたこども。
母から花や庭園の経営等たくさんの知識を、父から剣とヒトの“星”に干渉する術を学び、現在は母の跡を引き継ぎ花籠庭園の管理人代理兼用心棒を務めている。
家族や親族たちが一人、また一人と旅に出るなど庭園を去っていき、両親亡き後、溺愛していた妹までもがいなくなった。それでもいつかこの土地で生まれた花が羽根を休めに帰ってくるその日を待ちながら、最期の日まで庭園を愛して駆け回っていた母の遺志を継ぎ、いとこ達と共に庭園を切り盛りしている。
趣味は貯金と倹約、刺繍とレース編み。
双子の片割れが剣を振り回すのを好むのとは逆に、どちらかと言うと花の世話や研究をするなど知識面を追求することを好む。フィールドワークや父の伝手からの傭兵の仕事の際に困っている人を見つければ放っておけずに厄介事にでも首を突っ込んでしまい、報酬以上の仕事をしてしまった、と後で頭を抱えていることも多い。
また、呪い等の悪しきものに侵食されやすい体質であるためにか、呪術の扱いにも長け、悪しきものをわざと自分に憑かせ、父から学んだ緋星の術の一部を扱って祓うなど拝み屋に近い仕事をすることもある。
パッと見の印象が粗暴で口が悪く、沸点も低いために喧嘩と生傷が絶えない。が、人の良さと顔の広さ、人助けのためなら頼まれるとなかなか断らない性格のためか見知った相手からは非常に頼りにされている。
庭園の守り神とは割と仲が良く、仕事の合間に暇があれば祠の側で本を読んで聞かせている。

行方不明の妹のことを非常に案じており、いつか届くと信じて式を使い届くともしれない手紙を送り続けている。

*華籠【id=9872374】
*リトスウラ【id=68501250】
*毒花の一族【id=68763796】
*うたかたの怪物【id=69077857】
*流転の緋星【id=68541661】

*家族
父:辰【illust/71447369
「生きてる間に一回くらい親父に勝ちたかったよ。ああ、くそっ、勝ち逃げしやがって! ……もっと色んな話がしたかったよ、親父。教えて欲しいことだって、もっとたくさんあったのにさぁ。ばーか」
母:黒枝【illust/71803332】(80pt)【illust/77142228
「ずうっと追っかけてた背中、もう届かなくなっちまった。お袋、なあ、この場所はオレが大事に守るから、だから、……親父と二人で待っててくれよ。いつか、オレもそっちに行くから。それまでは、お袋の大事な庭、出来るだけ長く残していくから安心してくれ」
姉:流花【】
「馬鹿の相手で苦労してるみたいだがバチが当たったんだよばーか。……帰ってくる場所は、オレが守ってるから。そっちも好きに生きろ。死ぬなよ、馬鹿姉貴」
妹:花影【illust/75826921
「お袋を止められなかったのも、花影が出て行くのを止められなかったのも、兄ちゃんずっと後悔してるんだ。ごめんな。いつか帰って来れるようになったら、いつでも来てくれよ。お前の好きな花いっぱいにして待ってるから。怪我してないか、飯食ってるか、手紙届いてるか、いつも心配してんだからな」

*スキル
【華籠】“識っている”花ならどんなものでもたちどころに咲かせる魔法。また、時折鉱石の花を咲かせることがあり、その花はささやかな願いを叶える程度の強い魔力を持つ。漆黒の花が咲くと良いことがあるしらせらしい。
【わたつみの芯星】かつて水底で花たちを呼び、喰らっていた、淋しがりのまもりがみからの加護。
水を操る魔法を得意とする。敵意を持って扱えば猛毒を孕み、守りたいと願えば加護を与える。
守護の対価として命を落とした後には水へ還るが、強く拒否すれば別の道を選ぶことも出来る。彼女はもう、喰らい呪詛を撒くだけの厄神ではないのだ。
庭園を巣立った花々の標とでも言うように、彼の操る水の軌跡には星のような強い煌めきが宿り、守る者に星の欠片を花芯とした黒花を与える。
【一つ星の恋患い】“恋を知り、愛に至れた怪物だけが人の身を得られる”。そんな風に語られる怪物の血を僅かばかり引いている。身を焼く毒の痛みに耐え、陽の光のように強く輝く愛に至ったその人を、よく知っている。恋の痛みは、叶わぬものだった。鈍く残る痛みだけを抱えたまま、焦がれた“黒”が愛した土地の守り人としてひとり生き続けることを、彼は選んだ。
【黒曜の尾】鉱石のような尻尾。満天の夜空を閉じ込めたように輝くその黒色は、両親が至った愛の証。かつて母が拒み続けたその色は、今では何より大事な絆の色として、誇らしげに咲いている。

【猛毒の加護】(前記CS参照)
【星斬縫】【黒星視】(辰様CS参照)

「この庭、初恋の人がさ、ずっと大事にしていた場所なんだ。
姉貴も花影も親父もお袋もいなくなっちまったが、
オレくらいはずっと留まって、守っていきてぇんだ。
いつか、誰かが還ってきたときに。家がないのは、淋しいだろ」
「おう、何だ、どの仕事だ。拝み屋でも荒事でも困ってんなら助けてやるよ」
「うちの守り神サンはワガママでさぁ。ほっとくと機嫌損ねるし、すぐに祟るし。悪いモンだが、今はそこまで悪いモンじゃねぇんだ、次来るときは土産でも持ってきてくれ。旅の道中の加護くらいは分けてくれっからさ」


「叶わない恋慕ってのは、いつまで経ってもきっついモンだ。
 なあ、親父、お袋。先に死んじまったら、そりゃあ、勝てるワケねぇよなぁ」


*辰さん/にーよ様、最終期での大変素敵なご縁をありがとうございました!
*何か不備・問題等ありましたらご連絡いただけましたら幸いです。

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2020-09-30 07:09:18 +0000