【ポラリス】夢樗【第2期】

甕下 星辰@鈍足&細々やる
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こちらの企画様【illust/80979654】に第2期【illust/83553834】より参加させていただきます。

夢樗(ユメオウチ) 
82歳(外見20代前半)/男/176cm
所属:青月国

所有ポイント 20pt
精神力:5 攻撃力:0 技巧:0
魔力:5 幸運:10
運命数【5】
種族スキル:紫煙香(シエンコウ)

青月国にてふわふわと根無し草のような生活を送る青年。
一つ所に長年留まるという事をせず、
旅中にて蓄えが尽きたら稼ぎ、周辺と当たり障りなくふれあい、
そして去ってゆく。
薬草の知識や剣技の技術に秀でた所があるようで、
ごく稀に乞われて助言などをしているようだが
自らの過去については何も語らない。
あやふやな在り方を好み、そこに何の悲劇も見出さない。
『煙』である自らを誇りもせず悲しみもせず、
そうして彼は旅を続けてゆく。

一人称:僕
二人称:きみ

「僕は煙、この世を楽しむ煙さ」
「世に確かな物は無し、なんて気楽でいいと思わない?」

「さあ、きみを僕で包んであげようかな」

種族名:煙世の民(えんせいのたみ) 
肉体が煙と幻で構成された種族。
寿命は500年程。
目元を隠しているのは眼球に当たる部位が無く、
眼窩から煙が漏れ出しているのを隠す為。
(容姿を嫌っているなどでは無く、隠さないと内部の煙などが流失してしまう)
義眼などを付ける事も出来るが、その場合かなり特殊な技法が必要となる。
他種族との混血的個体は眼球を持って生まれるものが多く
純血種と同じく眼窩のみ持って生まれた場合でも
義眼を作るのはずっと易しくなる)
身体が煙なので単純に物理的な危害を加えられる事が無いが、
その死体は形として残らず、煙となって消えるという。
(他種族との混血ではその限りではない)

種族スキル:紫煙香(シエンコウ)
異種族の者と交流・関係するとその者の持つ
ネガティブな精神を徐々に安定させ、
肯定的なものに変える効果あり。
関係性が深くなるほどに効果もさらに心地よく変わっていくとか。
(同種族同士ではこの効果はない)

9/13 素敵なご縁を頂きました
ピネ・マコさん【illust/83709550】(翠才国)

けむり草は根無し草、そんな言い回しで僕らは表されているらしい。
一つ所には留まらずに、何も結び付けられない。それはまさしくその通りだった。
だからあの時、翠才国に足を伸ばそうなどと思ったのも、単なる気まぐれだったんだ。
友とも言えぬような曖昧な間柄の人達と、これまた曖昧な言い回しで話す。
学びの地には叡智が植わる。誰かが育て、誰かが今なお追い求める、丈高く青々と枝を成すそれを内に入れる事に対し、何の感慨も熱も持たなかった。
―――お茶と論争、どちらが好み、といきなり声を掛けられた時には、不意を突かれた気がした。上背の高い女の髪の濃い色が、妙ににこやかに揺れていた。
顔見知りでも何でもない、けれども何だってかまわなかった。この唐突さは、好みだ。
論争は話題を変えて何日も続いた。ある日は出会った場所で、またある日には彼女が舞踏史を研究する魔導学園の中で。
根無し草として各所を渡り歩いた身だ、知識にはそれなりに自信があったんだけれどもなあ。
才媛である彼女のそれは僕の長年を追い抜かんばかりだった。かと思えば、急に追及の手を止め鎮火する。

『気まぐれな熱』。

彼女を表現するのにはそれがふさわしい言葉のように思えた。
お茶と論争、どっちも頼むよ。滞在して結構な月日が経って、そう答える事が多くなった。彼女の熱をもっと見たくて、彼女の内にあるものを、もっと知りたくて。

僕の中にも熱が灯ったみたいだ。

「マコ」

「僕に包まれてくれないかい?」

きみの知識と熱気と、僕の煙。
確かなものなど無いこの世の中で、確かに感じられるものが、出来たみたいだ。


何かありましたらメッセージよりご一報下さい。

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2020-09-12 08:39:13 +0000