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su-san◆ポラリスの英雄歌【illust/80979654】
「森の水底の人魚は、天上の月に恋をしたわ。でも、どんなに手を伸ばしても月はずっとすまし顔。
それを見ていた一番星が、人魚の傍に降りたのよ。わたしがあなたの唯一の光になりたいって」
◇名前：Milagros -ミラグロス-
年齢：20歳 性別：女 身長：162㎝(+3cmヒール)
所属国：菫華国 総ポイント：20pt 運命数：3
◇スキル：星移し…自らの輝き-生命力-を他人に移すスキル。
怪我の治りを早くするなどの効果がある。
生命力を移した者は一時的に変調をきたす(めまい、気だるさ等軽いもの)。
通常であれば軽い症状ですむが、希にスキル使用時に体内の星座が狂うと吐血することがある。
体内の星座が狂う原因は人によってさまざま。
「物語のつづき？実はちゃんとした結末ってないの。でも、私たちに人魚っぽいところはないでしょう？
きっとフラれちゃったのね！」
「森の外に出かけるのは好きよ、夜に出かけるの。だって昼は太陽がいるじゃない。
太陽の下じゃ、わたしの光は塗りつぶされて、誰からも見えなくなるわ」
「転んだの？どうか泣かないで、いま痛いのをとってあげごっふ」
「違うの、加減を間違えてしまって…はい、本当にごめんなさい…………」
◇《アステノルル》
暗闇でも明るく光る角、体のどこかに星を宿したような身体的特徴がある種族。
人魚に恋した一番星が、想いを伝えるために地上に降り立ったことが始まりだと伝えられている。
しかし、物語はそこで終わっており、一番星と人魚の娘がどうなったかは誰も知らない。
(ので、種族内で好き勝手に結末を描いた物語が存在する)
『太陽のしたでは、その眩しさで自身の存在が見えなくなる』と信じて、日があるうちは森の外に出ない者が多い。
もちろん迷信だが、日の光に慣れてない目が痛くなることは確実。
◇《アステノの森》 - 星宿る森 -
一歩踏み込めば、日の光が一切届かず、夜空が広がる広大な森。
大昔は、唯一切り開かれていた湖をのぞいては真っ暗闇な空間だったが、
星が人魚の元に降りたことで、星が宿ったと言われている。
森の深くには《アステノルル》以外の種族も住むコミュニティが点在している。
旅人向けにお店もある(お土産品、旅の装備、食料etc...)
年に何度かお祭りがあり、森の住人・旅人ともにとても賑わうらしい。
◆9/12 素敵なご縁に恵まれました
シュトルム -шторм- さん 【illust/84223029】
「まぁ、まぁ！白雨国の騎士さまじゃないかしら？この森でお会いできるなんて、思ってもいなかったわ！
よかったら私に案内させて下さいな。ご覧のとおり、わたしの光は星よりうんと明るいのよ」
「そう、近々ご家族が揃われるのね。 素敵！それじゃあ、お土産をいっぱい用意しなくちゃ。
あなたとご家族の好みを教えてちょうだい、私が選んであげる。
あなたの良い日が、さらに輝かしいものなりますように。一花といわず花束つきでプレゼントするわ！」
「シュトルムさん、あのね、白雨国でお祭りがあると伺ったの。よかったら、一緒にまわってくださらない？
あっ、お忙しいことは承知よ！ご都合がよければ、なのだけど............
シュトルムさんと同じ光景を見れたなら、それはどれほど素敵か、思い描いてしまうの。
私のわがままを、聞いてはいただけないかしら？」
「あなたを初めてお見かけしたとき、なんて月夜に冴える凛々しい方だろうと、目を奪われたの。
物語の王子様に焦がれるような、そんな気持ちかしら」
「この気持ちは、使命を全うするあなたへの『尊敬』だと思っていたわ。でも、ちがった。
あの時から、ずっと恋をしているの。あなたのかわいいところを一つ知るたびに
もっと、もっと好きになってしまったのよ」
「ずっと、お隣にいたいわ。あなたの光になりたいの」
私の輝きが終えるそのときまで。
「それとね...今のわたしは、あなたを照らす月にも嫉妬しそうでいるのよ。
ふふ、ヘンテコよね。自分でもそう思うわ。どうか笑ってちょうだい。
貴方が大好きよ、シュトルムさん」
◆
ねぇ、どこにいらっしゃるの？
二人が出会った神殿も、あなたに恋したあの森にも、あなたを見つけられない。
世界が氷で閉ざされたみたい。真っ暗で、肺も凍ってしまいそう。
抱き締めてほしい、優しく名前を呼んで。月より美しい、その瞳を映したい。
…でも、それが叶うとしたら、きっと、ずっと先のことなんだわ。
私の輝きが空に昇ったとき、また会いましょう。
空がどんなに広くても、あなたを見つけるから。
絶対よ、そう信じてるの。
私だけの愛。私たちの誇り高き騎士さま。
あなたに捧げた私のすべては永遠に、
ずっとずっと、あなただけに。
愛しているわ、シュトルムさん。
◇(最終更新日：10/24)
2020-09-10 09:05:18 +0000