ポラリスの英雄歌【illust/80979654】に引き続き参加させて頂きます。
❃ダンテ・バンクシア(Dente)
♂/18歳/174cm 一人称:オレ/二人称:キミ
❃所属国:緋獣国
❃総ポイント:50pt 運命数:8
❃スキル:
【一往直前】困難を恐れることなく、ただひたすら前に進む精神力を持つ。
【花鈴の応】幼き日、妹と花畑を駆けたとき習得した能力。
一定範囲に居る生物の姿・気配を余すことなく捕らえることができる。
「帰る家がない子はついておいで!今日からオレがキミの家族だ!」
「血の繋がりも大事だけど、気持ちで繋がることはもっと大事だろ?」
❃父:シアさん【illust/82673252】
「父さんって凄いよな。剣が扱えて一つも鈴を鳴らさない。博識だし家族に優しいし。外に出てみると改めて尊敬できるっていうか…オレもいつか絶対に父さんみたいに格好良くて立派な男になってみせるよ!」
❃母:リオネ【illust/82673055】pt:20
「ただいま母さん!…わっ、ちょっと!帰ってくる度に頭を撫でるのはもう流石に…まぁいいか。今日は新しい”きょうだい”を紹介するよ!」
❃妹:アニちゃん【illust/83708742】
「いつも家のこと守ってくれてありがとな!しっかり者のアニーがいてくれるからオレは安心して孤児捜索ができるよ。でも無茶だけはするなよ?困ったことがあったら何でもオレに相談すること。約束な!」
行き場を無くした孤児を探すため各地を巡り、生家である孤児院に連れ帰る活動を積極的に行っている。
道行く先々で出会いお世話になった人などにお礼をする際は、ポーチに常備している実家名物の花を一輪手渡し感謝の意を忘れない。
贈る花にもこだわりがあり、色合いや花言葉を丁寧に選ぶ。
❃孤児院 -花野の家-❃
10年ほど前に園長の代替わりがあり現在は両親が孤児院を経営している。
孤児捜索範囲を国外に広げて以降、国外出身の子供達も多く暮らすようになった。
孤児院を卒業した子供達や町の団体から定期的に寄付金が贈られるようになり、経済的な余裕が生まれたことから施設を増設する案が出ている様子。
❃引継ぎ要素について
・花野の家【illust/82673055】
・月鈴の猫【illust/82673252】
❃婚姻申請について❃
(8/25)とても素敵なご縁をいただきました!
菫華国▷▷ ハレ・マリアさん【illust/83894053】
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孤児捜索で訪れた菫華国。
その日は澄み渡る青空だったのを良く覚えてる。
高らかな笑い声で賑わう町。歩いているだけで楽しくなるってもんだけど。
町の雰囲気とは真逆な、悲しげに俯く小さな子がとても目立っていたんだ。
どうやら親御さんと離れ離れになったらしい。
子供が泣いていたら放っておける訳がないよな!一先ず泣き止んでほしくて試行錯誤していた時…
ハレ。キミと出会ったんだ。
「わあキミ…凄いな!今のは魔法?この子もようやく笑ってくれたよ、ありがとう!」
ハレと名乗る女の子が魔法で”わたあめ”というものを作ると、さっきまで泣いていた子があっという間に泣き止んで一口頬張っただけで目を輝かせたんだ。
こんな凄い魔法、生まれて初めて見たよ。
だから、どうしてもきょうだい達にもそのお菓子を食べさせてやりたくなった。
きょうだいが幸せに笑ってくれるならオレは何だってしたい。
「ハレ、キミにお願いがあるんだ。どうしてもその”わたあめ”ってお菓子をオレのきょうだい達にも食べさせてやりたい。勿論お礼はする!キミにしかできないことなんだ、頼む!」
始めは驚いた様子だったけど、キミは快く承諾してくれたよな。
明るくて優しくて…青空がよく合う眩しい子だと思ったんだ。
菫華国から緋獣国への道中いろんな話をして。
歳も近くて良い友達が出来たってこの時は思ってた。
キミへの気持ちに変化があったのは…故郷でわたあめパーティーをした時だ。
きょうだい達と全力で遊んでくれて、わたあめもたくさん作ってくれて。
思った通り、ハレのわたあめは皆を笑顔にしてくれた。
そんな様子が見れれば十分だったのに、オレの腕を引いて「皆で食べたほうが美味しいから!」って眩しい笑顔で誘われたら食べない訳にはいかないよな。
生まれて初めて食べたわたあめの味は想像以上に甘くて美味しいはずなのに…
キミの太陽みたいな笑顔ばかりが気になって仕方なかったんだ。
楽しい時間は瞬く間に過ぎて、ハレを菫華国まで送った。
わたあめのお礼は花野の家特性の果物と花。
お菓子作りに使えるものがいいと思ったんだ。
あとそれとは別に、オレからハレへ想いを込めた花を。
今の気持ちを込めて『ダイヤモンドリリー』を渡した。
ハレと別れてから暫くして、オレ達は文通を始めることになった。
お互いの近況を知れるのは嬉しい。
だけどやっぱり、ハレに会いたい。
もっとキミと話たいし、笑顔が見たい。
切ない気持ちを抑えて、空を見上げる。
ハレと出会ったあの日のような、晴れ渡る青空… と、小さな人影。
「えっ……ハレ!?」
全速力で空を駆けてくるのは……見間違いなんかじゃない。
今一番会いたくて仕方がない大好きな子だ!
両腕を広げてハレを受け止める。
会いに来てくれたことが、同じ気持ちだったことがこんなにも嬉しいなんて!
膨らんだ想いは止まらない。もう我慢なんてしない!
オレの気持ちをキミにも知ってほしい。
「好きだよハレ。オレと付き合ってください!」
晴れやかな空を背に、この世で一番大切な女の子を抱きしめた。
2020-08-23 14:00:36 +0000