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与式恋をするなら異世界で！ illust/78513489
引き続きローズピンククラウドにお邪魔します。
主催様確認済
ブクマ・コメントなど嬉しいです！ありがとうございます。
うまくお返しできなくてすみませんが、せめて感謝の気持ちをここにてお伝えします。
❖ウィカ wicker 58歳 15.3cm
一人称 僕 僕たち
二人称 君 呼び捨てなど
泣き虫で無礼で図太い妖精
1期からの続投です、詳細は前期CSもご参照くださいillust/80206721
「大人になったからね ちょっとくらいひとりでも平気なんだ
ふふん えらいでしょ えらいって 言って！言えー！」
「えーそれ 僕にくれないの？どーして？」
❖素敵なご縁をいただきました
デュークさん【illust/81187304】
あなたの手を、自分の手で引きたいと 思った人
「ねえ そこの潮騒 てつだって！！」
「僕迷子なの。そしたら綺麗な音がいたから。きみがいいなって。」
「あとね〜貝殻の宝物入れを拾いに来たの。なにがいいかな」
あざやかな音だった。
風がそよぐのとも違う、耳の奥のどこかが引っ張られて、すうっとどこかに連れて行ってもらえるような。
その潮騒は水分を含んだ髪をゆらしながら、目を合わせてくれた。
「今日はフラれちゃったんだ。ちぇっ デートだから僕はダメだって。
だから ね！！！一緒に食べよ。いいでしょー？」
なんてことのない。いつものお願い。
誰にだって言うし、どんな時も変わらない。
断られるかもって時も気にしない。多分、この日もそうだった。
「デューク！遊びにきたよ！！あそんで いやーーーちがう！
君たちはちがうの！！僕にゆずってよ ちくしょうっ」
「なにさ ちょっと羽が同じだからって自慢げに揺らしてさ。えーん。」
いつもなんだかんだで構ってくれるから「僕たちにとって良い」なって
よくよく外に遊びに行くようになった。
一人でも楽しいって思えるの、成長したでしょって思ってた。
「なんでそんなにいつも がんばってるの？」
夜にしっかり眠ったり、休憩して好きなもの食べてぼーっとしたり、
そういうことを置いてけぼりにしていることに気づいたんだ。
「さあさあ！デューク！ウィカが来たよ！
今日はもう休憩して僕を構う時間〜
知ってるよ もう今日の仕事は本当は十分なんでしょ。聞いたもん。」
なんて言うんだろうね、大きく賢くなっても何て表現をしていいかわからないよ。
その時から、今も、こうとしか伝えられないんだ。
「ねえねえ聞いて 大好きだよ！」
「うん。そうだね。勉強室にいって出てこないことは たまーにあるよ。
幸せな今のままでずっと眠ってたいって僕たち(こ)はちょっと前に見たかな。
んーええとね 聞いて。
僕たちは一つの体が止まっても消えても 変わらないの。
雫や小石が消えても 僕たちは僕たち（いきるほうせき）として続くから。
寂しくないの こわくないの。
それに 僕たち（うぃか）はそうするしかないんだ。そうしたいんだ」
《生きた宝石は死への恐怖が希薄である。
生まれ直すまでは寿命の概念がないこともあるが、
本質として、個よりも種の存続を強く意識することが要因であると見る。
本能に忠実で文化や理性に疎い性質を持つのも、
番に近しくなろうとして生まれ直す生態も全てはそこに帰結すのではないか。
彼らは生まれ直すまでは、
まだ個としても生き物としても十分ではないと思っているようだ。
異世界出身の生物学者の手帳より引用》
「でも僕（うぃか）は出てくるよ。だって 大きくなってやりたいことがあるもん」
「だからね かわいいワンピースと美味しいご飯を用意して待ってて」
「約束」
海からすこし川を登って、たゆたゆした場所にある睡蓮と握手をした。
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ただいま
上手くバランスのとれない両足も、まだ不慣れな大きさの羽にも構わずに
前と同じように、僕の潮騒の手元に飛び込んだ。
びしょ濡れだし、潮騒の髪の毛のおかげもあってきっと涙なんて見えないよ。
≪「実はね勉強室に入ってから変わるんじゃないんだ。
変わっていく中での最後の仕上げなんだよ。
溶けたあとに体を大きく作り直して、その体に合う知識をみんなが教えてくれるってだけ。」
「こんなに一人を気にしたことある？ないよね。
自分のことだけでいいやって思ってたのに、大丈夫？って聞いてしまう。
手を繋げればいいのに、髪の毛にキスしたらすぐに気づいてくれればいいのに、そう願ってやまない。
だからね、君もそう思うようになったら迷わずに行くんだよ。」
そうやって生きる宝石だった桃色の髪は、小さな同族に自慢げに笑った。≫
❖交流について
多忙となりますため自ら積極的に…とはいきませんが
いただいた交流があれば大切にしていきたいと思ってます。
❖その他
随時追記
2020-04-30 15:03:54 +0000