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bull.falcon『大王竜が煌めくからくりやぐらのもとへ到着(illust/76130804)、スノシャがバクテリアン帝国の知り合いと合流する(illust/75877420)少し前のこと…。
その時おそらく祭り最大の混沌にして危機的状況と化していた(illust/75621844)。
大王竜がかき氷のごとく｢冷たい鬼女｣を取り逃し、追いかけた先で｢異界の女神｣たちを巻き込み(illust/75620207)、さらにその騒ぎを聞きつけ｢若きヒーロー｣までも現れた。…恐竜に鬼、女神と付き添い、そしてヒーロー…一歩間違えばもはや祭りが｢戦場｣と化しかねない状況だった。そんな混沌とするなか、半ば凍りついた大王竜は自らが生んだその状況を見た。---目の前で訳のわからん言動をするヤツ、表情のない目で冷たい女や自分を見つめるヤツ、そしてそれにビビる冷たい女---そうした様子は彼女らのことなんか全く知らない大王竜にとっては…。
｢喜劇｣でしかなかった。
グァハハハハwww!!ｸﾞｧﾊﾊグアーッハッハッハハwww!!!グァハハwww!!!
大王竜はまるで｢その様を悲惨そのものだ｣と言わんばかりに笑いだした。他が見てもわかるくらいの笑いぶりに彼女たちは片やドン引き、片や畏れ、片やより一層無表情で見つめてきた。しこたま笑いころげたあげく、空腹になった大王竜は美味しい屋台を探しにその場を後にし、この祭りで｢無駄に輝く場所｣へと向かっていった。
…かくして祭りに起きた混沌はその元凶によってあっさり終わった。なんてはた迷惑な恐竜だこと…。だが、去る前に大王竜は女神の傍らにいた｢赤髪の女｣に目が止まった。最初は彼女が食べてるアイスに目が止まったが、すぐに彼女の｢本質｣に気づいてしまった。
---コイツの髪の色…そうだ、｢宝石｣だ。人間どもからかっぱらった｢赤い宝石｣の色と輝きにそっくりだ。…コイツもいい｢オタカラ｣になりそうだな…。---
その後ヤグラジャ周辺を縄張り宣言したあとも、｢彼女ら｣に会うため時々探しに行ってるらしい…。』
この騒動、自分がまいたタネ(illust/75569419)なので自分が一応の終息(?)をつかせました。大王竜は好き放題やってるトラブルメーカーで関わると大体シリアスがぶっ壊され(ギャグ的に)ひどい目に遭いかねませんが許してください…!こんなわがままで世間知らずな彼でも｢ホントに恐いもの｣だってありますから…。
2019-08-11 12:26:46 +0000