【ラララ】ルヴェ【ララ】

ジロー
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開催おめでとうございます、素敵な企画に参加させて頂きます。
ララ・ドールの子守歌illust/71777311

「ご主人が安心して眠れるようなら、腕枕でも膝枕でもなんでもするからな!遠慮なく言ってくれ!」

lever-du-soleil=AileNoir ルヴェ・デュ・ソレイユ=エルノアール
ララ / 181㎝ / M / 見た目年齢およそ21歳
とある人形師によって翼を持つ双子の人形として作成された。
白い翼を持つ片割れは早々に買い手が決まり離れ離れとなった。その後ルヴェは人形店で売れ残り続け、やがて小さな教会に買い取られた。教会で、ララを持たない悪夢で悩む人々に無償で子守唄を歌っていたが、ほどなくしてその教会が閉鎖され、元の人形店に戻ってくることになった。

元来の性格、またこれまでの出来事により、劣等感や承認欲求が強い。褒められることが大好き。
たとえどんな人であろうと自分を選んでくれた主人のことは盲目的なまでに全て肯定し、全力でコールから守る。
声が大きく、身振り手振りも派手だが、自分の弱い内面を悟られないようにそう振る舞っているだけである。突き放されたり叱られたりするとすぐへこむ。

歌声は普段の姿からは想像できないほど静かで落ち着いている。自分の歌にだけは自信を持っており、歌うこと自体も好き。よく鼻歌を歌っている。

空を飛べるので空へ散歩に行くこともしばしば。翼は使う時だけ出現させ、不使用時は収納していることが多い。
日常生活に必要な魔法は一通り使える。翼の付け根の間に、3cm程の真紅の核がある。

like:主人、褒められること、空を飛ぶこと
dislike:叱られること、双子の片割れ

一人称:俺
二人称:(お相手様のみ)ご主人、君、貴方、~さん


………………

6/8 身に余るほどの素敵なご縁を頂きました。

空が唯一の俺の居場所だった、貴方と出会うまでは。
ギィド・ロウさんillust/74890895
 (ご主人)
形の無いものが苦手だ。
手で触れられない、確証が持てない、目には見えないし、いつまでも信じることなんて出来ない。
それでも二つ返事で頷いて、聞き分けの良いフリを演じてるのは、他でもない自分の為。
それ以外に何もない。
誰かの為だなんて、そんなわけないだろう。
いや、これは嘘でもなんでもない。本当のことだ。

「なあ、君、顔色が悪いが大丈夫か?どこか痛むのか?医者のところまで案内くらいはしてやれるが…?」

よく晴れていたのを覚えている。
日常からいきなり引き摺りだされた日、なんて言い方が悪いだろうか。
ああ、貴方が俺を選んでくれた日にしよう。

「ん?…あ、歌?ああ、そういえばさっきまで歌っていたな!なんだ、もっと聴きたいか?本来であれば店主殿の許可なしに歌を聴かせることはうちの店ではご法度だが、君には特別だ!具合が悪そうだから一曲聴いて…ってそうじゃないな!君の体調の話をしていたんだ!」

「………え?俺か?…俺より、もっと良いドールがここには沢山いるぞ?えっと、お客人が……その、…俺なんか、で、いいのか…とは、思うが…いや、俺も一応商品ではあるけど…」
「あ、いや、不良も欠陥もない筈だ、メンテナンスはちゃんとして頂いてるから…特別値段がどうこういうわけでもないし、お客人のような方に手を取って頂けるのは光栄だ!決して嫌ではない、のだが…その…」
「…わかった、貴方がそう言うのなら」
「お客人…じゃなかった、ええと、ご主人様、は畏まりすぎか?じゃあ、ご主人?ご主人でいいだろうか。俺の名はルヴェ…ってもう知っているんだったな!こちらこそよろしく、……そして、俺は今日から貴方だけに忠誠を誓う」

名前と、貴方が俺を買った理由…しか知らなかったな、そういえば。
まあそれだけ知っていれば十分だったのかもしれない。
あ、馬車の中で話してくれたことはしっかり記憶してるぞ?
椅子の手触りも、窓から見た景色も、それから翼をたたまなければ馬車には乗れないということも。

「ご主人!何かすることがあったら何でも言ってくれ!炊事、洗濯、掃除、雑用、もちろん歌も!」
「ご主人ご主人!紅茶の淹れ方を変えてみたんだがどうだ?本で読んだ淹れ方だけど貴方が美味しいと思わなければ意味がないからな!」
「ご主人ご主人ご主人!散歩!散歩に行こう!ここのところずっと雨で行けてなかったし!空気も澄んでそうだし!今日はきっと星が綺麗だ!」

前までは空が一番居心地が良かったんだ。
ご主人と出会ってからは、貴方の隣が一番心地よくて好きだ。
世界で誰よりも、何よりも、貴方を大切に思っている。
空は好きだ、本も好きだ、猫も好き、あと甘い食べ物も好きだな。
でもそれら全てでかかっても貴方を越えられない。
もし貴方が、ある日突然ただの人間になっても、俺はご主人のことを変わらず好きでいる。
……本当だからな?
元々俺は貴方の鍵穴の価値なんて知らなかったんだから。

「おはよう、ご主人。よく眠れたか?…それにしても今朝は冷えるな、羽織るものを持ってこようか」
「昼ごはんはホットケーキだぞ!ああ、安心してくれ!作りすぎてないから!でもまだまだあるからいっぱい食べてくれ!」
「ご主人?どうかしたか?…ん?あ、そうだな、そろそろお客人が来る時間か!お茶の準備をしなければ!」

形の無いものは苦手だ。
触れたくても届かない、それを証明する手立てがない、いくら目が良くても実際に見ることはできない、いつまでも信じていられる程、俺は強くない。

だから、身動きが取れないように雁字搦めにして。
決して外れない首輪をつけて。
そして、縛り付けてほしい、もう何処にも行けないように。
………いや?貴方の元から居なくなる気なんて更々ない。
ふふ、物の例えだ。
幸せの形は人それぞれ、とよく言うだろう?
…ああ、そうだな、これは、

「さあ、ご主人。今日はどんな子守唄がいいだろうか」

とある幸せなララ・ドールの話だ。


………………

※双子の片割れはモブです※

モブ、既知設定などご自由にお使いください。
質問などありましたらメッセージまで。
素敵な素材お借りしました。ありがとうございます!

随時編集。

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2019-05-24 15:02:24 +0000