時雨平原の戦い跡地で黄衣の賢者アレクに拾われた青年。外見年齢二十代半ば。恐らく風竜族。アレクに同行する弓張り月の旅団( illust/73535895 )の一員。
髪を金色に染めてフードをかぶり、片目を隠し、アレクの影武者として市街で数名の旅団員と共に立ち回る。(illust/73938392)(novel/10943364)
発見時は呪術的な炎に身を焼かれ絶命寸前だったが、アレクの解呪と弓張り月の旅団の治療によって一命を取り留める。目覚めた時には己自身に関する記憶をすべて失っていた。
髪の色からソウ(蒼)という仮の名前をつけられる。より印象的なのは赤い瞳の方だが、そちらに因んだ名は嫌だったらしい。
胴と太ももを中心に長年にわたる虐待の痕跡と、重度の神経性の胃腸炎を患っており、治療にあたった善良(?)な旅団員が頭を抱えている。幸い、胃腸炎は徐々に回復、僅かだった食事量も少しずつ増え、ガリガリだった身体も筋肉が付き始めた。それに伴って呪いの火傷も治りつつある。完治はしていないためその辺の木で作った杖を使用している。
記憶を取り戻したいと欠片も思わないのはきっとろくな生き方をしていなかったからだろう、と思っている。
「ソウと名乗っています。風の魔法が得意みたいです」
「命には命で返す。愚かだって笑われてもいいよ」
「生まれ変わったらいのちになってなにもわからないまま食べられてしまいたいなあ」
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pixivファンタジアLastSaga ( illust/72934234 )
黄衣の賢者アレク ( illust/72287062 )
(キャプション適宜編集)
2019-03-27 16:08:59 +0000