―――酷く多くの物を背負いすぎた背中をみつめる。
過去、仲間、そして忠誠を誓った国。
それだけ多くの物を背負いすぎた背中は、酷く寂しく、脆く見えた。
それでも貴方は剣を捧げ、護ろうとするのか。
ならば俺はその背中を護ろう。
―――貴方が迷わず、まっすぐに、護る者のために剣を振えるために。
「だからお前は危ないというんだ。背中は俺が護ってやる。
―――存分に戦え。団長」
「がら空きだぞ。一瞬の隙は戦場では命取りになる。よく覚えておけ」
「胃が痛い…なんでお前らはそんな怪我ばかりを増やして帰ってくるんだよ…」
「各自!戦闘配置につけ!いいか、必ず生きて帰ってこい」
「この双鍵に誓おう。貴方を最後の時まで護り抜くと。」
■ヘイス(heisu) 補足【】
男性/185cm/年齢:28歳
一人称:「俺」二人称:「呼び捨て、お前」
代々ノーザリア帝国にある騎士団のうちの1つであり、「扉」と「鍵」を媒介とし鍵を使って戦う兵団、
ポルタクレイス聖鍵団【illust/72939060】の副団長。
俊敏力に長けており、スピードを生かした戦闘を行う。「蒼炎を纏う戦場の獣」として名前が知られている。戦闘の場所によって目の色がかわり、通常時はオレンジだが、能力が増すごとに色が変わる。
魔道はそれなりに、剣術は団長の次に強く、副団長として団員の剣術の指導なども行っている。総合的な戦力は団長より下だが、瞬発的な戦闘を行う際には団長より長けている。
基本的には冷静な表情を崩さず、戦闘に私情は持ち込まない。ある1点の存在を除いては。冷静に戦況の把握し、団員に的確な指示を出せるため、指揮官としても優秀。
ただ団員がよく無茶をし怪我して帰ってくるため、胃が痛いと胃薬を常備している。胃薬の人。
鍵は双剣へと変化する。
能力は燃えているような感覚に陥らせるほどの蒼炎を放つ。(氷の炎的なもの)
環境により、その地の力を剣に吸収させ、自分の力にへと変えることが出来る。
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誰か助けて、と声が漏れそうになった。
あたり一帯は隣国との戦争で戦火につつまれ、誰もが死に絶え、
自分は何も成せずここで死ぬのか ああ、いやだな。死ぬのなら誰かを護って死にたかった。
そう思った瞬間だった。
声が聞こえた。
それはまばゆい光にも見えた。鍵を持った兵士、
時計のような針の剣を携えた彼は俺に手を差し伸べた。
その手を握った瞬間、涙があふれそうになった。
名前もなく、身寄りもない俺をその人は自分のギルドに置いてくれた。
「そうかぁ、君に名前をつけてあげないとね‥
よし、君の名前は”ヘイス”だ。今日から君もこの兵団の仲間になる。 」
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◆・団長 ルーヴィス 【illust/73134870】
決戦!!!副団長ですよろしくお願いいたします!
◆エンカや既知関係、ライバルなどお気軽にどうぞ!
※死亡描写などはNGです。ご了承ください。
◆エイデン様死なないで!!!!
pixivファンタジアLast Saga【illust/72934234】
・最終章はレッドヴァルの戦いにも王無き国の戦いにも出現します(扉の力で)
2019-03-03 13:56:34 +0000