――ふと、鈴の音が聴こえた。
そうして意識を向けた先に、そのひとはいた。
「あなたも、あの職人さんに会ったのですね」
奇縁、とはこのことだろうか。
* * *
少しだけ話をした。
それぞれが好きなものやこれまで見てきたものの話を。
私は石についてのことばかり、熱を入れて語ってしまったように思う。
ひどく取り留めのない話を辛抱強く聞いてくれた彼女は、夜空の石を買っていった。
あの女性の旅路に、どうか幸運がありますように。
* * *
こちらの絵(illust/73423264)にて石を買って頂いたので、その後少しお話しました…という場面。
お互いにヒトリの民(illust/72941061)なので、鈴の音からご縁が繋がったなら面白いなぁと思います。
ちなみに買って下さったのは多分こんな石→天星石(illust/73427853)
鈴を描き忘れてますが……マントの襟に隠れてるということに…しておいてください……(吐血)
素敵なご縁をくださり、ありがとうございました!
■お借りしました
星知の遺族・エステル:【illust/73004730】
いのち:【illust/72940905】
ヒトリの民:【illust/72941061】
■自キャラ設定
石売りの少女・セレスティ:【illust/73241188】
■企画目録
pixivファンタジアLS:【illust/72934234】
2019-03-01 16:13:18 +0000