ある時、そり犬【illust/72963997】の一頭は考えた。
“そり犬となったからにはそりを引くものに褒美を与えなければならない。犬橇の犬はそうやって褒美をもらっていた...ならばヒト族に褒美として何を与えるべきか...”
悩んだそり犬は答えを探しに大陸を駆け巡り、ヒト族の飯を学んだ...
そしてなんやかんやあって現在、ヒト族の飯を極めたそり犬の血族はやた犬と名乗った。
そして、その最高位たるやた犬には、“救世飯(めしや)”という称号を得た。
何言っているかわからない?とりあえず、これを食ってから考えるといい...
あのそり犬【illust/72963997】の亜種。
そりが屋台に変貌したため、屋台犬、略して、やた犬である。
無論元がそり犬である為、屋台は引かない。只々、ヒト族の褒美飯を作るだけである。
作る飯については拘りに拘り抜いた絶品であるが、基本的にとがった性能の為、提供する品種が少ない。ラーメンはラーメン系のみ、おでんはおでんのみといった感じ。
褒美飯は屋台を引く者にはタダで提供してくれるが、それ以外の者たちには金をとる。
その代わり、来る者は拒まず、どこの所属だろうとあったかい飯を提供する。
とはいえ、ノーザリアのトップに「流石にやりすぎ」と言われているから、ノーザリア外の所属者には高い関税を足して提供する。
まぁそれでもファイア連合やエルダーグランのリピーターは絶えないのはらしいが...
まぁ取りあえずは「----食えよ」
そういえば、やた犬の中には伝説のやた犬“マスター”がいるらしい...
なんでも注文したものすべて提供できるんだとか...
「お、やったーめしやのやた犬じゃん。大将、生ひとつと、皮の塩!」
「...はいよ。これ通し、シキモノリクビラメ【illust/72948024】の煮付ね」
「うわーうめぇ、戦争中だけど、この飯でノーザリアに亡命しちゃいそうー」
「そうかい」
「お、やた犬だ。おやっさん、ローストオニオンある?あれ食べたくなっちゃって」
「おいおい、飲む前から酔ってんじゃねぇよ。玉ねぎ犬食えないんだからあるわけ-----」
「----あるよ」
「「あんの!?」」
「はい、ローストオニオンね」
「まじかー、じゃ、じゃあガナ【illust/72938201】の魔力でできた氷で出来たかき氷は?」
「----あるよ。何味にする?」
「まじか!じゃ、みぞれで!」
参考しましたそり犬【illust/72963997】
問題あれば教えてください。
関係ないけど、ファイアランド民やエルダーグラン民には結構ぼるので、戦場タグは【青】の方つけてね
2019-02-03 06:13:37 +0000