「さあ、世界の果てまで旅をしよう」
▽ルフラン・クラウ・エンドラーク
所属国:レフコニア / 所有ポイント:160pt (110+30+20=160pt)
───海底に光を見た。
貴方に出会った時から、私の世界は光で満ちただろう。たとえ私が滅ぶとも、もう一度貴方に会いたいと願っただろう。
───地上に星を見た。
たとえ貴方が滅ぶとも、私が生きて証となるだろう。私が歩き続ける限り、貴方の歩いた道が世界に残るだろう。
───天空に花を見た。
たとえ死が二人を分かつとも、愛が止むことはないだろう。死して滅びることなき愛が、確かに此処にあっただろう。
───100年の旅の結末。
命に終わりがあるとしても、愛に終わりはないだろう。死して滅びることなき愛を、確かに貴方は見ただろう。
それは私と貴方が愛した朽ちゆく世界の物語。
ならば明日に何が待つとも。果てのない苦しみが続くとも。
貴方の手を取って、私は旅を続けよう。
朽ちゆく世界にハナムケを【illust/67637283】
父:ノクス 【illust/70623197】110pt
「そういえば貴女の隣で見える…何でしたっけ、父さんでもあんな口説き文句言えるんですね、あいたたたた、痛い」
母:ミルデソルテさん【illust/70482976】
「立ち止まる時に考える。こんな時、母さんならどうするか。俺もいつか、母さんのような人になりたいと思って。…生意気ですか?」
姉:シーズンズさん 【illust/71446895】
「こんな世界で離れていても、姉ちゃんのことは心配してないんだ。俺の姉だからね」「出来ることをやる、それだけだと。そう笑って、きっといつものように実験しているだろう」
< 素敵な御縁を頂きました!(12/27) >ーーーーーーーーーー
釼さん【illust/72129555】
それは旅先で耳にした話であり、
あるいは幼い頃に父が口にした名だった。
「戦いの跡に現れる者がいる。
弦を爪弾き詩を謡い、その調べは彷徨う魂を慰める、と」
*
「いつか巡り会う事もあるだろう」
ただ、興味があった。
*
───〈戦場の精霊〉アプサルヴァ。
心を凪いだ、あの日の遠い調べが聞こえる。
それは死者の魂を帰す100年の旅の果て。
朽ちゆく世界で最後に出会った、死者の魂を喰らうひと。
*
荒れ果てた土地だった。戦火の跡が目に見えて新しい。
血に濡れた地面に膝をつき、打ち捨てられた剣の柄にふれた時、ふと顔を上げた。
(…いま、遠くで弦の音が)
「もうお行き」
そう言って手を払う仕草をすると、周囲を漂っていた白い魚達は何処かへと泳いでいく。
帰るべき場所へと帰るだろう。そばに残ったのは大きな白い鯨が一匹。
その表面をひとなでして、音の聞こえた方角へ静かに歩き出す。
*
(編集中...)
「お尋ねしたい。御身は如何なる者か」
「怪我をしているでしょう。隠しても分かります、見せてください」
「摘み取られた魂は、貴方の命の一部となって生きるのだろう」
「奪うことが苦しくとも、生きることが苦しくとも、貴方は貴方の旅を続けた。その命の形を美しいと思う」
「貴方はまるで釼の名そのものだ。強く美しい、どちらも貴方なのだろう」
「いつか教えてほしい、何の為に強く在るのかを」
「明日に何が待っていようとも。果てのない苦しみが続くとしても。旅を続けよう。俺も、貴方も」
「共に生きよう」
2018-12-03 15:51:31 +0000