朽ちゆく世界にハナムケを【illust/67637283】
二家系目も四期にお邪魔いたします。よろしくお願いいたします!
「俺は綺麗な生き物ではないけど、悪い怪物でもないつもりだよ。まあ、騙されたと思って一曲聴いていきなよ。海の底の恋から空の庭園の恋まで、お好みの詩を歌うから」
「…勿論、どの物語もただ美しいだけのものではないさ。でも、波風のない恋なんてつまらないだろ? 悲恋もまた、愛の形のひとつさ」
■アイカ・グラネテ
■17歳/中性/165cm+α(不定形) 一人称:俺 二人称:君
容姿は母を真似ているが、口調は父に寄せている。ので、容姿と口調が噛み合わず、ついでにあまり口がよくない。
■ポイント:160pt(110pt+30pt+20pt=160pt)
■所属国:エステロント
◇家族
父:ノア【illust/71140657】(青:シータ=レイア)(110pt)
母:カレンさん【illust/71177388】(黄:エステロント)
「二人とも在り方としては怪物そのものなんだけど、いつまでも幸せそうでいっそ怖いくらいだよな。…いや、別に悪くはない。時々騒がしいなって思うだけ。…なんてね、冗談だよ。お伽話としてはこれ以上ない結末じゃないか、羨ましい限りだ」
「あの人の見ていた景色は、まあ楽しいものばかりじゃないみたいだけど。それでも、褪せることのない美しい物語も陽だまりのように暖かい景色も見えた。…母さんがそのままで居られるのは、そういう物語の果てに生まれた泡沫だからなのかな。だとしたら素敵な話じゃないか。…物語の結末は優しい方が好きなんだよ、俺だって」
姉:クロエさん【illust/71803332】
「…姉上は今日もご機嫌斜め? だめだよ、そんな怖い目しちゃ。可愛い顔が台無し――はいはい、口が過ぎたかな。いいねえ、そういう感情を向けて貰えると俺達は家族なんだなって実感できる」
「俺はどうしてもこんな言い方しかできないけどね、嘘は言ってないよ。クロエちゃんはどんな顔してても可愛いけど、君のその矜持だけは曲げずに貫いてて欲しいなって思う。…まあ、変わってしまうとしてもそれはそれで美しい詩になりそうだから、俺は君が選ぶ道ならどんなものでも楽しみにしてるけどね」
□素敵なご縁を頂きました!12/25*
白の国 レフコニア:エトランジュさん【illust/71447493】
「怪物に願いを請うなんて、おかしなお嬢さんだね。……なに、君も同じなの? 綺麗な顔して、妙な事言うね。…いいよ、話くらいは聞こうじゃないか」
「君の舞は美しいけど、どこか寂しいね。…俺の主観だけど。理由も分かるけど。…綺麗だからこそ、勿体ないね」
「ねえお嬢さん。そろそろ君の本当の名前、教えてくれない? …言いたくない理由も分かるけどさ、知りたいんだよ。君のための詩を唄うのに、名前も知らないんじゃ興ざめじゃない。…いや、それは言い訳。俺が知りたいだけだよ、君のことをもっと深く」
*
「………運命なんて、恋なんて――俺には、必要無かったのにね。枯らしたくないんだよ、君への想いだけは。……最悪だ、所詮俺も運命には逆らえないってことかよ」
(…俺は確かに怪物だけど、運命なんてものに縛られたりはしない。君のことは嫌いじゃないけど、君と恋に落ちてしまったら――)
「ごめんね、エトランジュ。残念だけど、俺達の物語はこれでお終い。これ以上、俺の心に近付かないで。……君に触ると、俺が俺でなくなっちゃうから」
■スキル
【泡沫の蕾】
アイカの周囲に浮かぶ泡と宿した花が持つ黒い毒。
今の時点でも触れたものを腐食させ生気を奪う威力があるが、宿した蕾が花を咲かせるごとに毒は強くなる。華籠の力で咲かせた花にだけは毒が宿らないので、毒を撒きすぎたときは花で中和している。
うたかたの怪物の血が濃いのか性別を持たずに生まれたが、運命の人を探す気が全く無いので敢えて境界を分かりにくくしている節がある。
【黒毒の大厄】
生まれた時から怪物であり、宿す花にも纏う泡にも漆黒の毒を持つ大厄。
毒花は未だ蕾のままだが、その血も泡も毒を擁し触れるだけで厄を招く。
生まれながらに大厄として完成しているため、世間からそう呼ばれることは受け入れているが、忌むべき大厄であっても誰かの恋を語り継ぐことに罪は無いでしょ、と開き直ってもいる。
【華籠の恋歌】
子供の頃からずっと、かつての怪物や海に還った花たちが綴った恋物語を夢に見続けており、理由も分からないまま不思議な衝動に駆られてその物語を唄にして語り継ごうとしている。
泡沫の恋ではなく現で愛を成した物語に焦がれる気持ちはあるけれど、自分がそこに至れるかは未知の領域。
それは水底に沈む誰かが見た景色であり、泡沫が焦がれた夢物語でもある。
【枯花の恋患い】
"恋を知り、愛に至れた怪物だけが人の身を得られる"と謳われる怪物の血を引いているが、人に成ることは望んでいない。
人の身を得ることよりも、大厄の力を以て世界を守ることの方が怪物にとって叶えたい願い。それが種族としての本能に反することでも、自分の矜持の方が大切なので、芽生えた恋は枯らしてしまいたい。
恋という感情は毒そのもの。けれど怪物たちにとっては、痛みを伴おうとも夢見ることをやめられないもの。
花開けば枯れる力。理想を成すためには叶えてはいけない願い。それでも求めてしまう、呪いのような感情。【うたかたの見た夢】
■ありがとうございました!
ここまでご縁を頂きました
紅染蔓さん(千白さん)/なつりさん
バハルさん/氷璃さん
カレンさん/ふーこさん
事前関係を結んで頂いたイトくん/ろくさん
毎期素敵な物語をご一緒させていただいて、とても楽しく参加できました!ありがとうございました!
2018-11-21 15:50:37 +0000