「朽ちゆく世界にハナムケを」、3期もよろしくお願いいたします。
◆ あめ売りリェン ◆
「……魔女?アタシが?……まあいいサ、そういうことにしておこう……あめはいかがだね?」
「ただの飴じゃあない、憂き世を忘れる、あまい、あまぁい、夢さ……」
◇リェン・ネフェンセス=ネリネ(Lian Nephenthece Nerine)
(リェン・ニンファイエア・ゼクロティス=アプリシア)
女/22歳/170cm(二本足時)/ 一人称:アタシ /二人称:アンタ、お前
所有ポイント:120pt <前期70pt+継続30pt+イベント20pt>
父:テティス・ネフェンセス=ネリネ【illust/69765037】
「親父は心配性だねぇ。そんな護符握りしめてついて回らなくたって母さんの前じゃ悪夢の方が裸足で逃げ出すだろうに。……あーハイハイお熱いこって。」
母:プラン・ゼクロティス=アプリシア【illust/69478705】(70pt)
「やれ呪われてようが自分の食い扶持は自分で稼げだのやれ余所様の記憶に残りづらいんなら残らざるを得ないキャラづくりをしろだの無茶ばかり言ってくれちゃってさぁ。誰のせいでこんな愉快なことになってるとおも……
あ、ハイ今月の食費。起きたらすぐに。すぐに払いますハイ。」
弟:ネフェルテム・ネフェンセス=ネリネ【illust/71102544】
「ネファ、お前、件の悪魔に何を食わせたって?……まあいい、後で酒の肴にゆっくり聞かせな。
アァ、酒?親父んとこにたかりに行くに決まってんだろ。」
◇お供
武陵(ブリョウ)…伸縮自在の獏っぽい何か。だいたいワカメ食ってる。
蟠桃(バントウ)…果物っぽいお世話好きの鳥。だいたい目が死んでる。
9/26 素敵なご縁を頂きました!三日月さん(illust/70824178)
お話はこちら→novel/9598656
◇スキル
【あはれ憂き世の夢手繰り】
他人の悪夢を水飴状の吉夢に縒りなおす。食べた者は望む夢を見る事ができるが、
呪術師の性質が強く出たリェンの飴は少々効果が強すぎ、現実すら忘れる者が後を絶たない。
【浮魄の呪い】
頭上の光環を中心に可視化した魂魄が鬼火のように揺れ漂う。
光環は思考と挙動を縛り、魂魄はいつ吹き消えるとも分からない。
母の浮雲の呪い同様、伴侶を見つけることが解呪の糸口になると思われるが…?
【ネフェンセス】
客を甘い夢に引き寄せ溺れさせる。深く深く、二度と目覚められないほどに。
現でも夢の中でもごり押しが激しく人の話は聞かない。
【パラグランス=ユリシーズ】
魔力を込めた傘型の槍で死者の夢を貫き消し去る。問答無用の強制除霊。
夢に入り浸りの客を叩き起こすのにも使用。
【夢境桃花の加護】
夢を司る仙女の手足として夢の中での強靭さを得る。
報酬は海に縛られる呪いの軽減。代償は「陸での声」と「夢の中での髪」。
仙女曰く「海の呪いへの作法」。神仙の間にもなんか色々あるらしい。
◇安夢売り(あめうり)
夢を自在に行き来し、他人の悪夢を集め漉し取り吉夢に縒りなおす能力を有する一族。
神仙の住まう山に生えた桃の木の精が山に迷い込んだ飴売りの行商と契ったのが一族の始まり
と伝えられ、桃色の髪と繊細優美な外見を持つとされる。(あくまで「される」である。)
その実態は先祖の駆け落ちが原因で夢を司る仙女の逆鱗に触れ、
自身の夢を取り上げられた挙句に夜な夜な悪夢を回収し続けるブラック稼業を宿命づけられた
絶賛呪われ一族である。
赤の国の消滅以降、夢の世界に蔓延する「滅びの夢」。
ひとが命の終わりに見る最後の悪夢、消えることなく淀み凝ったその夢は
あめ売りには回収すること能わず、時に喰われて命を落とす者もいる。
呪いをかけたあめ売り達に悪夢を漉し取らせてまで夢の世界を自分の好む夢で満たそうとする
仙女には苦々しい事態だと――そう、リェンは踏んだのだ。
父譲りの呪術の才と母譲りの行動力でもって仙女の居場所を夢の中で突き止めたリェンは、
彼女に持ち掛ける。
曰く、その手足となり夢の世界の安寧を図る代わりに自分が宿す数多の呪いの軽減を、と。
そうして海と心中する運命から逃れたリェンは、あめ売りとして悪夢を集める傍ら、
死者らが遺した夢を消し去る役目を負うこととなる。
なお、この仕事は本人に言わせれば「巫女さんみたいなものでショ?」とのことで、
夢の中では好んでゼクロティス=アプリシアを名乗るが、
アプリシアの巫女は天候魔法の専門家であるからして全然関係ない。
性根が適当なので格好がつけばなんでも良いのである。
「ウチは女が強い家系でねぇ。ただの商人とナメて貰っちゃ困る」
「全く、どれほどの憾みを残して死んだやら。気の毒だがこっちも命懸けなもんでね。
ってな訳で、往生しろやぁああああーーーーー!!!!!!!」
・
「それではどうぞ、良い夢を。」
2018-09-23 17:54:54 +0000