【はじまり】シルフィッタ【その後】

アヤカワ
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国の為に見知らぬダレかと結ばれた 王子と王女の物語
太陽と月 はじまりのカタチ illust/64996896
         └その後 illust/67505308
 
  
 「お初にお目にかかります。 王子様」
 
 
◆ シルフィッタ・クロフライス

 陽音の森の国《アドレング》の王子と
 白き秘石の都《フライスパッチェ》の王女の間に産まれた王女。

 真面目ながらも優しい両親やその兄弟に囲まれて賑やかに育ち、
 彼女自身も温厚で真面目な性格。普段から笑顔が多い。

 民を率いる立場の者として正しく振る舞おうと努力する一方、
 持ち前の好奇心で家族を驚かすこともしばしば。
 小さな体躯に溢れる程の行動力を秘めている。

 機転が利き、将来有望な戦略家。何でもそつなくこなすように見えるが、
 手先だけは不器用で、細工物の得意な父や妹に憧れている。割と大雑把。

  「まぁ、脱走なんて人聞きの悪い。
    市井の暮らしを知るための社会勉強ですわ」
    
  「あら、そんなところでどうしたの?
    さ、こちらにきて。今日はどんなお話を聞かせてくれるのかしら」


◆家族
 父 :シルド さん illust/65814948
 母 :ミーミャンテ illust/65883458
 兄妹:ニヒトさん / リーミュンさん illust/70162828

  「相変わらず父様は母様に甘いですね。
    自分のこととなると途端に鈍い母様には、丁度いいのかもしれないけれど、
     あまり度が過ぎると子どもの教育的にいかがなものかしら?
      ――って、もう!今日のお茶はお砂糖抜きでお願いするわ!」

  「あら、兄様。お戻りでしたの。
    おみやげ話、リーミュンと一緒に、とっても楽しみにしておりましたわ。
     さあ、今後ろに隠したものを見せて、こちらにいらして、ね(にっこり)」
  
  「貴女が憧れてくれるから、私は姉らしく王女らしく在れるの。
    だから、二人でいるときくらい、たーっくさん甘えて頂戴。お願いよ」


 
 

       "親愛なる"見知らぬ誰か、だった王子様と王女
    聞き分けのよい二人の子どもが いつしか寄り添い 花を咲かせ
           色とりどりに 実をつけたのは
            少しだけ遠い 未来のはなし


‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥

アフターまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
結婚式、その後と、たくさん我儘をきいてくださった02さんに最大級の感謝を。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

何か問題や不備がございましたら、教えていただけると幸いです。

#【はじまり】#【はじまり】その後

2018-08-12 13:00:05 +0000