*朽ちゆく世界にハナムケを【illust/67637283】
2家系目、青の国にお邪魔いたします。
*蓑宥(スゥオ・ヨウ)(21歳/168cm/中性)
所属国:青の国シータ=レイア
所有ポイント:30pt
一人称:オレ 二人称:君、あんた
シータ=レイア出身の花蓑族の青年。
まれに中性が生まれる一族であり、宥も男性として振る舞っているが実際は無性体である。
各国を渡り歩き、薬の材料を集めるのが仕事だが、薬師として治療も行う。
荒っぽい言葉遣いと冷淡な態度をとりがちだが、傷つきやすく繊細な面もある。
特に性別について言われるのを嫌う。
*素敵なご縁をいただきました!((5/15)
フェール・イール/淡紅さん(illust/68666155)
各地を転々とする間行き会った、不思議な少女…少女だと思ったのだ、最初は。
「…お前怪我してんな。一人か?まあいい。そこ座れ、薬塗ってやる。…俺か?薬師だ」
「天邪鬼ねえ。いろんな種族がいるもんだな。お前の里に病人がいんのか?…うんまあいいか。
いいぜ行ってやるよ。その代わり、里の植物やなんか少し持ち帰らせてくれ」
自分にとっては極当たり前の、やれることをやっただけだった。
それなのに、淡紅は恩返しについてくると言う。
「はあ?着いてくる?恩返しなんて…俺は仕事をしただけだ。
礼はいらねえって……ああもうわかったよ、好きにしろ」
「そうか?強い弱いはよくわかんねえな。俺には単にこれしかないってだけで。
まあでも、そう言われるのは悪い気はしねえな」
恥じらいというものがあまり見られない淡紅に、時々苦言を呈すが、どこ吹く風で呑気なものだ。
「あんたも性別ないクチか…ああでも一族みんなそうなんだったか?
それならいいな、みんな一緒だ。…俺は半端者扱いだからな」
「俺に遠慮する必要なんかないと思うけどな。まあありがとうよ。
そのうち慣れると思うから、適当でいいぞ」
冗談、と言われたその言葉は、それでも「ああその手があったか」と思わせるには十分だった。
いや、だが、自分自身のコンプレックスを埋めるために相棒を使うほど堕ちてはいない。
(俺はどうなりたいんだろうな)
兄弟が多く、特に権力があるわけでもない我が家でこの男でも女でもない体では、
子も期待されず、種族の中で確たる立ち位置の確保も難しかった。
それ故、親兄弟・同世代の連中から向けられる関心は薄かった。
だから、里の外を回る役目を負ったのだ。
(単に、認められたいのか、俺は)
………汝は、十分強者だろう。妾は敬意を表したい。
(ああ、そうだな)
淡紅の言葉は嬉しかった。
俺の得た技術、知識、出来ることの殆どは里の誰もができることで、
里の外でも薬師と名乗ればそれ相応の敬意と感謝は帰ってくるが、それ以上はなかった。
…淡紅を除いては。
それでも、いつか…淡紅も気が済んで里に帰るというのだろう。
それまでの仮初の相棒…改めてそう思えば胸の奥が苦しい。
「淡紅。この前のお前をもらうって話さ…ああ、わかってるよ冗談だってんだろ。
でも、お前いつまで俺についてくる気でいる?
…いや、聞き方が悪かったな。いつまで一緒にいてくれる?」
「別にこの際、性別はいいんだどうだって。
でも一緒にいてくれるなら…こっちの一族の手前そういう話になると思うんだ。
だからまあ…ずっと一緒にいてくれる気があるなら、夫婦になってくれないか?」
*スキル
蓑針…髪の毛を毒針に変化させて使う。毒の強弱は針を作り出した時の殺気の強さで変わる。
薬物知識…先祖伝来の薬物に関する知識。
*花蓑族(はなみのぞく)
シータ=レイアを発祥とする毒使いの一族。
耳の後ろからうなじのあたりに左右一対のヒレを持つ。
ヒレとその付け根の花模様の部分には毒が蓄えられており、その周囲の髪の毛を抜き、毒針に変化させて使う事ができる。
元々毒の扱いに慣れた一族であるため、戦時は暗躍しているものも見られたが、近年は知識を応用して薬師を多く排出している。
稀に男女どちらの特徴も持たない子が生まれるが、性別を決めることができる秘薬がある。
水陸どちらでも生息でき、水分を蓄える事ができるソラクラゲを飼育している。
ソラクラゲ
クラゲによく似た生き物だが、液体ならなんでも飲み込み体内に蓄えるため、液体の運搬に使われる。
ぷよぷよとした触感で、指で強めになぞると跡が残る。
*申請について
性別、所属国など問わずに、素敵な関係を築けるお相手様と巡り合えたら嬉しいです。
現状、無性体ですのでお相手様に特殊な手段で子を為す術がない場合、男女どちらかに変化する形になりますので、そちらだけご了承ください。
お返事はできるだけ早めを心がけますが、お時間を頂く場合もあるかと思います。
48時間経っても反応がない場合はお手数ですが、メッセージの再送をお願いします。
既知設定などもお気軽にどうぞ!
2018-05-13 13:48:30 +0000