「願いを叶えるってそう簡単なことかな。魔法使いじゃない、あなたのことだよ」
「いはけなき子や あま満てり あ満てり」
■ ヤナ 女性/25歳/165cm
人称 私、あなた等。多くは呼び捨て。
おおぐま座の祈星。
穏やか、大らかを少し過ぎてわりと大雑把な性格だが未知の旅程には慎重な構え。
山深い故郷に夫と子を残してきた。
▼ 共に旅をする星守:ギュライさん(illust/67799756)
私の腕を強く引く、白い棹姫鷹。
「……話に聞いてはいたけど、本当に若いんだね。ああ、でも『力量に不足なし』とも。
そうね、不満はないよ。頼りにさせてもらうし、私が力になれることもあると思う。
私はヤナ。あなたより9年ばかり長く生きているかな」
「まるで投げ棄てるように話すんだね。
ことばを持ち寄り交わしたいと思う相手に、あなたが出会えるといいのだけれど」
「おおぐま座の謂れを知っている?そう、“何者か”になった母親の話」
もうこれきりだと故郷を発った。
前をゆく少年の背はずいぶんと伸びて、そのせいばかりでもないだろうけれど、何とも頼もしいものだから思わず欲が出る。
もしかして、もしかすると。
星を還した。
祈りは砕けた。
薔薇のような月の光が、私の愚かさな来し方を、そして尚ゆく道を、明々と照らしている。
「回りまわってあなたの言った通りになったね。
覚えていない?『1年もしないうちにお前の背は追い越す。9年経てば――』
ふふ、いいじゃない。
あなたのことは優秀な星守と聞いていたし、実際のところ……ううん、こういう言い方はよそうか。
心からあなたを誇らしいと思ってるんだ。ギュライ。
旅の終わりまで、私と来て」
二人の旅模様をのんびり楽しめたらと思います。どうぞよろしくお願いします~!(3/30)
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あまり細かく決めすぎず、企画世界観や旅模様をお互いゆるゆる楽しめましたら幸いです。
積極的な交流はできませんが期間終了後もぽつぽつ漫画など描けたらいいなと思います。
(いずれもレスポンスを求めるものではありません)
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企画元:祈りの星と願いの旅(illust/66740270)
2018-03-25 04:44:06 +0000