縁は異なもの味なもの【illust/67011335】
名前*スターヘレナ
年齢*55~75
性別*女性
種族*妖精*スプライト
身長*144cm
「さわんな、きやすいぞ異種族」
「おまえとわたしは似て非なるモノとわかっているだろう。それとも劣等種を見るのはたのしいか」
「おまえ、客だろう。本を持ってきたのだろう。早くよこせ、写すしごとができんだろう」
性格
尊大で卑屈な写本師のスプライト。
どこか他人と一線を引いたところで接してくるため親しみがあまりにもない。
月が見えない星が綺麗に見える夜に好んで現れる。妙に光ったりするために夜は目立つ。
日中と月の明るい夜はあまり好きではないため、山中の樹海に住処を作りそこに引きこもっている。
住処は日中の隠れ場所か稀覯本などの写本の保管場所として扱っている。
本ばかり積み上がっていて整理はされていない。
仲間のスプライトは風の精霊や水の精霊と呼ばれているが、自身は亡霊と呼ばれいい扱いは受けなかったため自己評価は低い。
ただ他人も好きではないために他社に対する評価も辛辣にする。
嫌いな他人は姿を見ただけで眉間にシワを寄せてどこかへ消える。
海を越えてここまで来たのは嫌いな他人が増えたことと住みづらくなったため。
・縁があるなら喜んで結んでいきます。
自分からはあまり動かないと思いますがあしからず。
・メッセージは気づいてからになりますので3日、最悪送り直しも考えてください。
よろしくお願いします。
ご縁いただきました。
易崎様宅のうさん【illust/67652573】
心地よいものだった。
冬の空気が残る花の香りを含んだ風のような。
夏へ向かうための草木を照らす陽の光のような。
心地よすぎて眠くなるほどに、暖かい存在だった。
しかしその心地よさが時にくすぐったく思わず振り払ってしまう。
「別に安心するとかじゃないぞ、お前の近くは隠れやすいだけなんだからな」
「惨めだな……何一つ様になることなんてない……何もできない塵芥じゃないか……」
「このォきやすいぞ!うのくせに!この!うぅ!」
振り払っても振り払っても、またその心地よさに沈んでしまう。
涙と劣等感で最悪な表情すら沈めてしまうのだから、何度だって白い羽毛のもとに舞い降りてしまう。
依存という言葉が浮かび、劣等感が湧き上がる。
『誰かに依存しないと生きられないだなんて』
そんなふとした瞬間に、優しい言葉が胸の内に降りてくるものだから。
自己嫌悪すら溶かすほど心は熱くなるのだから、振り払おうとしてしまう。
そんな自分がまた嫌になる。
もっと何か、素直な言葉を伝えたいのに、言葉にならずまぶたが落ちる。
「 」
言葉は伝えないと忘れてしまうのに
何度だって言えずに日が過ぎてしまう。
言葉にしなくても、なんてそんなことはしたくないのに
「おまえのそばは幸せだ」
なにか大切なことを伝えた気がするけれど、意識も記憶も風とともに流されてしまう。
2018-03-12 16:21:35 +0000