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「私の名前はアンジェ。よその国の言葉で“天使”という意味だそうです」
「……なんですその顔。似合わねーとでも言いたげですね、いいから可愛いって言いやがれです」
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「おとーさん、おにーちゃん。アンジェは星守になります。余計な心配なんかしてついて来やがったらはっ倒します」
「…探しに行きたいんです。自分のちからで、アンジェが心から大切に思えるひとを」
「だから、心配しないで ぜったい帰ってくるから」
*⑅︎୨୧┈︎アンジェ*F*19*148cm*Magic:Gravity
とても強い武闘派少女。母親を早くに亡くし、男ばかりの家庭で育ったためこうなってしまった。
過保護な家族があらゆる武術を教えたせいで大変にたくましい。一通りかじったが、中でも剣術が一番得意。レイピアが相棒。
淡々とした話し方で一見無表情だが慣れると案外わかりやすい。
口が非常に悪く、そのせいで親しい人が誰一人としていないことを気にしている。
緩和させるために敬語を使っているが、後付けになることも多い上、そもそもの言葉選びが悪いためあまり意味を成していない。悪気はないんです、話すのが下手なだけで。
〈魔法:重力操作〉
自分を中心とした一定範囲内であれば、任意の個所の重力を操作できる(範囲内の自分の前方の重力を操るなど)。
範囲内であれば複数個所の操作も可能だが疲れる。
*⑅︎୨୧┈︎大変素敵なご縁をいただきました…!
必ず守ります、私の天使さま…スーリールくん【illust/67449271】
初めてその人を見たとき、あまりの美しさに息をのんだ。
――こんなにきれいな人が、世界に存在するなんて。
ベッドに腰かけたまま私を呼んだその人は、近くでよく見てみれば痛々しい傷跡がたくさんあって。
それでも私に向かって微笑んだ。
「スーリール、さん。初めまして、私はアンジェ。あなたの星守です」
「き、きれいって…!お世辞ならいらねーです、けど。……うぅ、ありがとうございます…」
ああ、もう、なんて眩しいひと。
「…本当、綺麗な空ですね」
私はきっと、その日の空を永遠に忘れない。
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「私の話が聞きたいなんて、変わってますねえ。喧しい家族ですよ。お小言も多いし過保護だし…て、なに笑ってやがるんですか」
「…へ、あっあなた、お、男の子だったんですか!?」
「このやろー、私が勘違いしてるのわかってて言わないなんてずりーです!次からあなたのこと、よ、呼び捨てにしてやりますからね!異論は認めねーです!」
「す、…スーリール!……さん………ちょっと、笑ってんじゃねーです」
「スーリール、あなた年齢のわりに育ちすぎじゃねーです?別に羨ましいとかじゃねーですけど」
「当然です、だって私はあなたの星守。あなたの手をとり、共に歩く者ですからね。誇りに思いやがれ、です」
「くっついてんじゃねーです。…って言いたいところですけど、今日はちょっと寒いんで。許してあげますよ、スーリール」
「リリー、リリー。…あなた以外に誰がいやがるんです?」
「ふふ、親しい相手は愛称で呼ぶと本で読んだことがあります。だから“スーリール”を少しなぞらえて考えたんです」
「リリーは、百合の花。ね、あなたにぴったりでしょう?存分に喜びやがれ、です」
「私のお願い事、リリーにだけ教えてあげます。“お友達をつくること”ですよ。…もう、叶っちゃいました」
「お友達より大切な人。絶対にこの手、離してやりませんから。覚悟しやがれ……です」
*⑅︎୨୧┈︎企画元:祈りの星と願いの旅【illust/66740270】
*⑅︎୨୧┈︎なにか不備がありましたらお手数ですが教えていただけますと助かります。
2018-02-24 15:00:34 +0000