【SDF】エルダー【第三期】

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*Sag Dem Fruhling:illust/65746960
 ※身内企画※

▼3/13 キャプション編集(台詞追加)

✿エルダー (Elder)

【所属国】セレーノ
【性別】男性
【年齢】29歳
【身長】177cm(ヒールを含めると186cm)

【スキル】

天使の瞳:全てを見定める瞳。嘘は通用しない。
不老の魔女:ある年齢から姿を変えず老いることがない。
チャーム:指先を目で追う者の心を奪う魅了の魔術。

【人物像】
背中に大きな痣を持ち、天使と魔女の血を継ぐ。
医者というだけあって包容力は十分。しかし時折恐ろしい表情や空気を放つ。
人によっては見透かされそうな瞳、そしてつい追ってしまう指先に恐怖を覚えるそうな…。
「昔はヤンチャしてた♡」と本人は言うが、実際のところはどうなのか、謎である。
腕っぷしが強いのは確か。
家族や親しい人の前では「俺」、他人の前では「僕」で会話を通す。

辺りが暗くなると髪の色が深海色に変化する。
その色がやけに寂しく、そして冷たく感じてしまい、夜は独りでいることを避けている。
そのため夜は父方が世話になったクラブに入り浸ることが多い。

趣味は料理で、母と一緒にキッチンに立つのが好き。
紅茶やポプリを作ったり、家庭菜園もする、意外と家庭的な(見た目)優男。
お酒も好きで、どんなに飲んでも酔わない酒豪。

指先に宿るチャームは泣いて診療になかなか応じてくれない子供には便利。
しかし天使の瞳同様に、あまり使いたがらない。
自身に潜む暴力性に不安を抱いているため恋には奥手。
両親のような関係に憧れている。
天使の血を継いでいることは誰にも話したことがない。
 

俺だって本当は愛したい、愛されたい



♡ 2/22 素敵なご縁を頂きました ♡
 心を温かく灯してくれる人 ルーナ=トーチさん(illust/67294848)


夜がどうしても好きになれないのに、診療所に忘れ物をしてしまったがためにこうして夜道を歩いていた
しかし上(街灯)ばかり見ていたせいで一本道を間違えたようだった
あたりを見渡してからくるりと身を翻した瞬間、女性が舞い降りた

驚いて言葉も出なかったが、次の瞬間には彼女の胸元…の、揺らめく炎に心を奪われた

「…綺麗だ」
「ん、迷子?いやぁ僕は迷子なんかじゃないよ。お気遣いどうもねぇ」

どうやら迷子と思って声をかけてくれたらしい
彼女の炎に後ろ髪を引かれる思いだったけど、早く夜道から抜け出したい一心で彼女と早々に別れてしまった
そして家に帰ってから、彼女が噂の「悪魔」であると気付く

「“悪魔”があんなに綺麗なわけないよねぇ……だって俺の方がよっぽど…」
「迷子になった人を助けて…?ふぅん」

またの夜、好きではない夜に踏み込む
「来てくれるって、信じてるよ…」

いつもよりちょっと緊張しながら暫く歩いて、止まる
そしてあたりを見渡してからゆっくりと踏み出す
これを繰り返していると、また――

「やぁ、また会ったね。僕はエルダー。君に会いたかったよ」
「僕のこと覚えてる?まぁそれはいいや、早速で悪いんだけど君のその炎…近くで見てもいい?」
「この前も思ったけどとっても綺麗だね。あったかい気持ちになる。今の僕にはどんな薬よりも効く…」

「ん?僕の髪気になる?光に当たると桃色で、暗い場所では深海の色になるんだ。深海の色は父さんの色だから嫌いではないんだけど…すこし気持ちが沈むんだよねぇ」
「でもほら、こうして君に照らされたところは桃色でしょ?だから落ち着くんだよ」

「よく見たら君も綺麗だね。黒い服だけど、そのおかげか爪の紅がよく映えてるよ」
「トーチ…?ルーナっていうの?君は胸元の炎だけじゃなくて髪も明るくて優しい色で、本当羨ましいよ」

ほぼ一方的に話していたけれど、その間も彼女は静かに照らし続けてくれた
「ありがとう」とお礼を言って体を離したあと、彼女に小さな紙袋を手渡した

「その中には紅茶とポプリが。お手製だから高級品には程遠いけど良かったらどうぞ」
「あと君の炎はとてもいい香りがするんだねぇ。ポプリはいらなかったかも」

「それじゃあまた」のあとの「また迷子になる予定が?」には流石に笑ってしまったけど、合う手段がそれしかないのならいくらだって迷子になってやるって、そんな気持ちになれた

 
次に会ったときは彼女の家族の分も紅茶をたっぷりと渡そう
夜はきっと迷子案内の仕事だろう
だったら昼間に、この前のお礼に食事に招待しよう
彼女は何が好きかな

彼女のことを沢山考えて、考えて
また会えた時に今度は彼女を満たしてあげたいと思った
淡々としていた彼女の笑顔を見るときが来ればいいなと思った

「こんにちは。眠かったかな?来てくれてありがとう」

そしていつか、「おはよう」が言えたらいいな

 
「ね、“好き”がわからないなら俺が教えてあげる。だから一緒にいてよ」
「俺を照らしてくれるルーナは悪魔なんかじゃないよ。愛してる」



【家族】

父:ノーチさん(illust/66861443)
 「父様はもうちょっと母様との距離をどうにかしたほうがいいと思うんだ。近い」
母:ミント(illust/66822060)
 「俺も天使だなんて言って良いのかなぁ。見た目も中身もなかなかに悪魔だと思うんだけど」
妹:ポールチカちゃん(illust/67191061)
 「おはようポー。今から診療所に行くけど、夜にはちゃんとクラブに行くからね」
 「今日は何が食べたい?休みの日くらいしか可愛いポーにご飯作れないんだから、張り切らせてほしいなぁ」
 「あぁ、ポーの可愛いところをわかってくれる、全てを認めてくれる人ができたんだね!素直に嬉しいよ!でも何かあったらすぐ言いなね。王子だろうがそこは関係なく制裁を下すからね。兄だから許されるよ」
 

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2018-02-19 17:29:45 +0000