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あみか＊ハロー、宿敵【illust/65697558】に参加いたします！
「だってこれは、芸術なのだから！
どんな困難も乗り越えて、さあ盗み出しましょう！」
「ふふふ、あなたはいつも、いつだってわたしを追いかけてくださるわね。
あなたがいなければ、わたしの芸術は始まらないのです」
「華麗に盗みだしてみせまふぇっ！？（ずるべしゃ）
……そんな格好してるからだといいたげな目はお辞めになってください！」
＊アンリエット 夜の姿
自称・怪盗淑女の女性。
必ず予告状を出し、必ず華麗に盗みだし、必ず華麗に逃げ切るのがモットー。
……完璧にこなせているかは、少し怪しいけれど……。
幼い頃から華やかな怪盗に憧れていた。
だって彼らは、どんなに厳重な警戒の中でも、するりと盗み出してしまうのだから！
そうして怪盗という芸術を極めるべく、彼女は今日も予告状を出す。
お目当は「お気に入り」の品々。お家に飾って眺めたいものから、着たいドレスまで様々。
そんな動きにくい格好では、捕まってしまうのも時間の問題……かもしれない。
そんなことはわかっている、でも華やかな格好をしたいのだから仕方ない。衣装はお手製で、チクチク縫い上げた物。
追跡者については、愛しさを覚えるほど。だってあなたがいければわたしという芸術は完成しないのだから。
一人称:わたし
二人称:貴方・貴女
「あの、もし。何か、白い花を使ってブーケを作ってくださいませんか。小ぶりな花で、可憐なものを一つ」
「今日の夕食は何にいたしましょう……」
「お褒めの言葉、ありがたくいただきます。旦那様」
＊アンリエット 昼の姿
まさに理想のメイド……かもしれない。
昼のアンリエットはなんでもこなすハウスメイドである。（お客様のもてなしをするには、いかんせん地味ではあるが）
怪盗と同じくらい芸術のメイドの仕事は、すべて絵に描いたように美しくこなすのがモットー。
メガネをかけているのは単にアンリエットは形から入るタイプだというだけである。
メガネ＝真面目＝質素でかっこいいメイド、の図式ゆえに、メガネもかけこなして（？）いるようだ。
紅茶を淹れるのがとくべつ上手である。
一人称:わたくし
二人称:貴方様、貴女様、旦那様(主人や男性の客人など)、奥様(女性の客人など)、お嬢様、おぼっちゃま、(名前)様
☆素敵な宿敵様と出会いました！
似た者同士？愛しいわたしの巡査さま
アレクシア・アダムスさん【illust/66982290】
怖いお顔、大きな声、"あの日"からわたくしを追いかけ続けてくれる巡査さまこそ、わたくしの芸術には欠かせないのです。
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お屋敷に来たばかりのわたくしはどんなお仕事も芸術的に仕上げていましたが、そうはいっても緊張しっぱなしでした。
いままでのお屋敷とは異なって、あんまりにも大きなこのお屋敷は、旦那様や奥様のお客様だって上流階級中の上流階級という感じで、メイドにだって中流階級のお嬢様が混じっているのですから、わたくしは場違いな気がしてしまっていたのです。
それにあの日はお仕事の後大切な予定もありましたしね。
だから、煙突掃除屋のお二人に紅茶を振る舞おうとおもったのでしょうか。
無口なお二人はどことなく父を彷彿とさせました。
奥様がニコニコとして「あの掃除屋さんはとても腕が良いの。だからいつも煙突掃除屋はあそこに頼むのよ」と微笑んでいらっしゃいました。
＊＊＊
今日この日のために、わたしはたくさん準備をしたのです。
奪ったのは、一対のエメラルド。
月明かりに晒せば、あんまり鮮やかな緑に、お昼に紅茶を振舞った方の鋭い視線が一瞬過ぎりました。
準備した道順で追っ手を撒けば、月の下。追いかけてくる 警察官にご挨拶を。わたくしの芸術にかかせない最後の一筆があなたなのですから。
「御機嫌よう。またお会いしましょう」
振り返って歩き出そうとして、思い切り転んだのは内緒です。
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穏やかな午後。
他のメイドたちはこの方のことを怖がっているようですが、わたくしは実のところ、この人に紅茶を振る舞うのが好きなのです。それはもう、芸術的に。他のお客様ほどかしこまることもなく淹れた紅茶は、どことなくいつもよりも香り高い気がいたします。
煤のついた頬もそのままに、ティーカップからお茶を飲んでいる煙突掃除屋さん。額に傷のある、エメラルドの瞳の方。
……そう、この方こそがわたくしの「愛しい巡査さま」。
日が沈めばまたお会いすることになるのですが、きっとそんなことには気づいてらっしゃらないのでしょう。
今日はドレスを華麗に盗み出す予定。貴方は"怪盗淑女"を追いに来てくださるでしょうか。
いいえ、きっと来てくださる。そのことをわたくしは知っています。
"怖いお顔の煙突掃除屋さん"はぶっきらぼうに、でもしっかりとお礼を言ってお屋敷を出ていかれました。
＊＊＊
メイド服を脱いで、畳んで。いつもの服に着替える。耳には"あの"エメラルドを。
あの方は今日も来てくれるでしょう。そうでなくては、わたくしという芸術は始まらない。
だから屋根の上、貴方を見下ろして「怪盗淑女」は笑いかける。
－－－「巡査さま、今日こそわたしを捕まえてご覧になって」と。
振り返ったら真後ろに壁があったのも、やっぱり内緒です。
＊その他の関係について
その他、怪盗友達（？）や昼の姿でのお友達なども募集しております。お気軽にどうぞ！
また、お仕えしているお屋敷に名乗り出てくださる方も募集しております。もしもうちで！という方がいらしたら嬉しいです……！
＊不備等ございましたら、メッセージやツイッターからおしらせください。
「ぜったいにつかまりませんわよ。だってわたし、怪盗ですもの！」
2018-01-28 18:30:19 +0000