九十九路の羅針盤(illust/60865485)、アフターへの投稿です。
◆ 失せ物預かり所 ウィンテルスコーグ ◆
「ごきげんよう、ミスター」
「せっかくのお越しなのにこんなありさまでごめんなさいね」
羅針盤:明星 675pt:強靭10/知能450/器用100/機敏10/幸運105
冬の森を訪れたイルミナード店主の求めに応え、路持たぬ魔女が差し出したのは業欲王の秘宝。
「魂」という禁忌に触れた魔女が呼び込んだ西風は何百年と変わらぬ冬に閉ざされていた店内に荒々しく春を運ぶ。
店で眠っていたものたちの多くは散り散りとなり、あるいは瓦礫に閉ざされた扉の向こうでさらに深い眠りについた。
――それから数十年、廃墟となった店跡で、朽ちかけた赤い表紙の帳簿を拾い上げた娘が、ひとり。
◆ 墓守のシーラ ◆ (シーラ・イェン・ガランサス・ノーレッジ)
「ここはウィンテルスコーグ、ものと想いが眠る墓所」
一人称:私 二人称:ミスター、ミセス、貴方 等
墓守を名乗る赤毛の娘。
店主不在の冬の森に佇み、時折迷い込む客人にはその明かりでもって帰り道を指し示す。
好きなものは琥珀糖、嫌いなものはニシンのサラダ。
◆ 前期:クレーヴァ・ガータ・ウィンテルスコーグ(illust/63680381)
◆ 前期絆:イルミナード エノン・ユルハイネ・ガランサス・ノーレッジ様(illust/64049050)
九十九路、期間中最後の投稿となります。
主催者様、各期でご縁をいただきました皆様、そしてご覧いただきました皆様、ありがとうございました!
「星も季節も巡るのだから」
「いつかの冬に、また会いましょう」
2018-01-27 17:43:25 +0000