【はじまり】シヴ【王女】

あま
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「―気安く触れるな
 婚姻の契りは許しても心まで許した憶えはないぞ」


素敵企画様【illust/64996896

シヴ・ヴィンテルヴィズ(Sif=vintervidr)
年齢:112歳(外見年齢18歳) 身長:163cm 性別:F 銀霜の森(ヴィンテルヴィズ)公国 第二公女
一人称:私 二人称:貴殿・貴方 旦那様は最初は貴殿ですが次第に(名前)様呼び

 体が弱い姉に代わり国外へ嫁ぐことを現大公に求められ其れに応じる。
 心から国を愛し、民を愛し、家族を愛しており、その微笑みは短い春にさく花のようだと国民に謳われるが、他国の者に対してはその態度は一変。まさに氷の如き冷ややかな眼差しで他人を拒絶する。
 教養は高く共通語の他に数か国の言語を習得しており、たまに自国語で毒づいたりする。
 しかし其れは家族同然に暮らしてきた民意外と触れ合いを持った事がない故の警戒心であり、初めての外界に対して自身を護る唯一の鎧でもある。
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❄---11/19追記 とっても素敵な旦那様と婚姻を結ばせて頂きました---❄
太陽の奇跡に護られる国 ジャウハラ王国
アズハル・グリエットさんillust/65836708

「貴殿、殿下(最初の頃は名前を呼ぼうとしない)」、「アズハル様、アズ」

「お初にお目に掛かります、太陽の大陸の王子よ―
月の大陸の果て、銀霜ノ森(ヴィンテルヴィズ)公国より参りましたシヴに御座います
(褐色の肌、漆黒の髪―何と異国の者の面妖な事か)―まぁ失礼を。古い言葉故馴染み深くつい…」

「軽々しく私の名を呼ぶな―貴殿との此度の婚姻は我がヴィンテルヴィズに有益であると聡明なる大公閣下のご判断故だ。貴殿が私を国益の為に如何様に使おうが構わぬが、気安く触れていい等と許した憶えはないぞ」

「貴方の【奇跡】はいつ見ても誠に美しい。我が国に伝わるどんな魔術とも違う。
我が国の魔術が星々煌きであるならば、貴方の【奇跡】は此の悠久の大地を照らす光輝のようだ。
我らが【母】が愛する子等に加護を与える様に、貴方の魔法もきっと太陽からの祝福である事だろう。
 ―…し、然しながら貴殿のその軽薄な物言いに対しては髪の一筋程も敬愛せぬがな」


**********

―私にはずっと貴方の考えが理解らなかった。

貴方が公に紡ぐ言葉は全て飾りだと知った。
貴方が願望を叶える為婚姻を結んだ事も知った。

けれども其れで構わない。私も貴方と同じだから―
其処に違いがあるとすれば「意思」の有無だけだろう。
所詮此れは虚飾の婚礼―欺瞞の杯を飲み交わし互いを欺く誓い。

だから貴方の考えが理解らずとも、私の成すべき事を成せば其れでいい。

―其れでいい筈だったのに…

嗚呼、何故だろう。
時折其の緑柱石(エメラルド)の瞳の奥深くに、私は私の知らない貴方を"観る"―…

私に掛ける言葉は偽りでは無いのですか。
私の言葉が自身を護る為に貴方に向ける短刀(ナイフ)であるように、
貴方の言葉と笑顔は私を欺く為のものでは無いのですか。

理解らない 理解らない

何故貴方は"私の知らない貴方"で言葉を紡ぐのですか―?


**********

(嗚呼―私は、私はなんて愚かしい思い違いを―…
知っているつもりになっていて本当は何一つ"貴方"を知らなかった)

国を離れ初めて知った「孤独」という恐怖。
身が裂かれそうなほどの悲しみに貴方はずっと耐えていらした。
その気高さを一体誰が否定できましょう。

頬伝う雫はとめどなく熱を帯びで零れる。

嗚呼愛しい人よ、どうか貴方の事を教えて下さい
私の知らない貴方の話を 貴方の知らない私の話を

「"初めまして"アズハル様―…
 私の事はどうぞ「シヴ」とお呼び下さい…」


貴方の手をとりながら そう願った―…


お相手様との関係・申請について
 国交の証として嫁がせて頂きたく思いますが、関係性によってはお婿様をお迎える事も可能です(その際はご相談させて頂けると幸いです)
 申請を頂いた場合3日以内にはお返事させて頂きたく存じます。
 ※一週間以上経ってもお返事がない際はお手数では御座いますが再度ご連絡下さい。
 成立後はゆったりまったり壁打ちでお話させて頂いたり、イラストや漫画を描かせて頂きたいと思っております。
 お時間がある時にお付き合い頂ける方だと嬉しいですが、強制するものでは御座いません。


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※同企画参加者様と判断しかねる場合はFBがない事が御座いますのでご注意下さい。

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2017-11-12 11:40:24 +0000