【はじまり】オリガ【王女】

なと
Preview Images1/22/2

「婿殿、貴方に私の花を預かる覚悟はあるか?」

❁太陽と月 はじまりのカタチ【illust/64996896

❁オリガ・クラースナヤ 王女/24歳/170㎝

クラースナヤ王国の第一王女。
王家の第一子として生まれたことに加え、父である現国王の教えにより弱小国家の王女に似つかわしくない振る舞いと言動を身につけた。
公の場では凛とした姿勢を崩さないが、元来情に熱く涙脆い。笑い声は国中に響き、今まで流した涙で海ができるとどこかの花が囁いたとか。
彼女にとっての「花」は、文字通りこの国の象徴たる花であり、根づき育まれる大地であり、それを糧として生きる民である。
この度の政略結婚については「国のためになるのなら喜んで受けよう」と同時に「私利私欲のために玉座に縋り、あまつさえそのために自分を嫁がせ排除しようとしている現国王にこの国を任せるのは看過できない」と考えている。

❁クラ―スナヤ王国
太陽の大陸の北方に位置する小国。
一年を通して雪に包まれた白銀の国。
争いを好まず、そもそも武力を持たず、他の大国に埋もれるようにひっそりと慎ましく生きている。
国のシンボルたる「赤い花」は食料、繊維、染料、薬など国民の生活を支える重要な資源でもある。
特産品は紅茶とジャム。
この国では「花」と言えばこの花を指すため建国以来未だに固有の名を与えられていない。
極寒の地にも関わらず国中至る所に咲いているが、王家の者以外が刈り取ることは禁止されている。

❁クラ―スナヤ王家
「赤い花」の種を生み出す一族。
王家の血を引く者がその手で摘み、逝き行く花を想い涙を流すとその雫が種となる。
他の植物のように自然に種を残すことがない花のため、民にとって王家はなくてはならない存在。
周辺諸国からは「花と生きる儚い民」と揶揄されることも少なくない弱小王家。

現国王は王家の子らに「王家の者として恥じない姿を」「王族らしい振る舞いを」と言い聞かせ、
弱小国家という立場を脱却しようと(そして自らの権威を上げようと)虚勢を張り続けている。

❁弟:ミロン・クラースナヤ【illust/65885591
「どうした、ミロン。何か言いたそうだな?
お前を抑圧するものは多々あれど、私の前では何も隠す必要はないぞ?隠したいと言うのなら暴きはしないがな。
……私が羨ましい?…なるほどな。確かに、私は私を抑圧するものよりも、この国を、花々を最優先に生きてきたからな。
それ故に私の足取りは軽く、しかしお前たちに恥じない姿でいようとするあまり、私が手放した分の重荷を乗せて、苦しい、寂しい思いをさせたかもしれないな。すまない。」
「だがな、ミロン。お前がそうやって私を羨み苦しむのは、お前が誰よりも『それ』の重さを承知したうえで、なお手放しはしないからだ。重い、辛い、苦しいと嘆きながら、決して投げ出しはしないその強さが、お前の涙だ。私はいささか奔放に振る舞いすぎたし、そういう意味では無責任な生き方をしてきたからな。
だからな、ミロン。自慢の弟よ。私は君の涙を、何よりも誇りに思うよ。」


❁素敵なご縁を結ばせていただきました❁

月光樹の国 レヴァータ ジュスト・ルド・レヴァータさん【illust/66115102


編集中…

最終更新 12/9

#【はじまり】#【はじまり】CS#【はじまり】王女#【はじまり】太陽#【はじまり】婚約済#CV:伊瀬茉莉也

2017-11-07 15:34:39 +0000