飴色とは、琥珀色の和訳。
想いを、時を、記憶を閉じ込める宝玉の色。
透明感のある濃い橙色。優しい夕焼け色。
時間の積み重ねを表わす色。
何一つ捨てられず、全て受け止めては涙零す脆い心根。
しかし、何ものにも押し潰されることなく柔軟に受け流して立ち上がれる性分。
オレは薄情者さと嗤いながらも、敵にさえ心寄せる性格。
死にたくないと叫びながらも、前線で身を張り続ける矛盾。
弱くて強く、非道くて甘く、軽薄で誠実。
積み重ねてきた過去こそが彼の闘う理由。
現在の想いの集大成こそが生きたいという願望。
未来への希望があればこそ、折れた心身でも立ち上がれる。
死を恐れよ。過去も現実も未来も等しく終わらせるもの。
生を謳歌せよ。過去も現実も未来も生きているからこそ続くもの。
臆病者の小心者。その輝きは飴色。
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デスゲイザー救援【illust/64652132】を呼んだ後に、こちら【illust/64707376】で飴色と呼ばれ、こちら【illust/64733137】で救援同士の戦闘が始まりグスタフ白目。
さらに残酷不敗連合軍の雄叫び【illust/64758246】を聞き、負傷した黒毛さんを背負って撤退【illust/64761486】するのを援助しています。見えないけどアルカンシエル団員もいっぱいいるんじゃないかな…多分…。
戦闘中のやり取りは聞こえてませんが、デスゲイザーに対する信頼度の高さと直感(TRPGで言うアイデア)でエルザ団長復活者の可能性に勘付きました。
しかし、この場では見なかった事にして安全に撤退することを選択しました。
実力差がありすぎる為、復活者であることを糾弾してもどうにもならないという計算もある。
「オレ、まだ死にたくねーし自分が1番可愛いんだよ!要するに保身ってヤツだぜ!うーん、我ながらクズい!!」グスタフ1人では黒毛さんを運べないので、黒毛さんを確実に助ける為に見て見ぬ振りをした面もある。黒毛さんがきちんと保護されるかどうか見届けるつもりでいる。絶対口にして言わないけど。
黒鉄騎士団へは「デスゲイザーと近衛騎士団アルカンシエル団長が”誤って”戦闘に入ってしまった”よう”だ」と報告する模様。
嘘は言ってない。真実も言ってない。
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「死を笑い飛ばせ」との言葉を前に、怒りや反発心より「お前らはソレでいいのか?」と心配が先行しています。
生死は切り離せないものという死生観を持つグスタフにとって「自分たちがそれぞれの王に仕えた誇りある生前の記憶さえも、下らない・意味のない塵芥以下と笑い飛ばした」ように聞こえた為。
きっと誰にも届かない、それこそ無用の心配。
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黒毛さん【illust/64012158】
エルザ団長【illust/63981476】
コルテさん【illust/63995013】
デスゲイザー(黒毛さん)の背中(大きさと高さ的な問題で脇腹辺り)はオレが守るぜ!なグスタフ【illust/64109450】
2017-09-03 12:26:39 +0000